10年以上前、広島へ遊びにきた際、唯一印象深かったのが「ばくだん屋」のつけ麺。
唐辛子ベースの辛さを強調したつけ汁は、当初ご当地グルメ的な立ち位置で紹介されていた。
実際食べてみると、かなり好みで病みつきなる。2泊3日だった広島旅行中2度も訪問してしまい、東京へ帰って来てから新宿に新宿に支店がある事を知り食べに行ったくらいハマった。
(新宿店は無くなってしまったらしい)
あれから10年以上の時を経て、久しぶりに食べに行ってみる。店舗数も増え、通し営業の店舗が大半だから比較的行きやすい。
過去の記憶を頼りに、当時と比較した感想を実直に書いています。
あくまでも個人的な主観になるのでご了承下さい。
広島つけ麺の元祖「ばくだん屋」へ再訪問
広島食べ歩き旅行が決まってから、必ず食べに行こうと決めていて「ばくだん屋」。
当時は店舗数も少なく、もっと辺鄙な場所に本店があったような気がする…
そして、行列だった印象も強い。
広島市の中心街八丁堀に本店がある。
散々飲んだ後に〆で向かう。
外観がかなりド派手。この感じ、絶対ヤバい気がする。
味に自信が無いお店程、派手な看板を出したり目立つようにする傾向が強い。「ばくだん屋」の存在を知らなかったら、絶対に入らないであろう。
メニューも、種類が多い。
そして、選択肢が多いから看板メニューが分かりにくい。
まっ、普通に名物を選べば良いのかもしれないけど、この時点でボルテージは低くなっていく。さらに、お店を切り盛りしているのは若い女性2人。店内のテレビを観ながらのんびりした空気が流れる。
引き返すわけにもいかないで、とりあえず注文。
”広島つけ麺 醤油だれ 5辛お願いします”
過去の美味しさはどこへいった
あっという間に完成。
注文から3分くらいです。
胡麻たっぷりの醤油だれつけ汁。
茹でキャベツ、ネギ、チャーシューの下に麺。
つけ汁にくぐらせて頂きまーす。
(ズルルル)
ゴホッ、ゴホッ。
ゲー、めちゃくちゃ辛い。
5辛で中辛と書いてあるけど、こんなに辛かったのか。
辛さの選択は自分が悪いとして、肝心の旨味が全く感じない。醤油ベースのカエシの味はあるけど、パッとしない。刺激が優っているのもあるけど、全然美味しくない。
チャーシューも見ての通り。セントラルキッチンで仕込んでいるのか、肉の味が皆無。元々カットされたチャーシューをもっているだけ、野菜等も同じ。
誰でも作れるシステムを作り上げたお店は称賛するが、あの感動はどこへいってしまったのか…
残すのは嫌いなので完食。
切ないラブストーリーのような、過去を美化したままにしておけば良かった。
悲しい…
食べ終えて
経営者が変わったのかな。
昔は質素に1店舗だけでやっていた記憶がある。ここまで変わるのも不思議だけど、一応店舗展開しているから人は入っているのかな。外国人観光客向けなのかな。無駄なカロリーを摂取してしまった。しかも、辛さがキツイから明日腹痛に襲われる可能性大。やっちまったよ。
とりあえず、ホテルまで20分くらい歩いて帰ろう。明日に備えて早く寝よう。
以上、「ばくだん屋」のつけ麺の感想でした。
残念無念また明日。
創業者のお一人の方が規模拡大の意向と合わなくなって退社したらしいと人伝に聞きました。その方は竹原駅の近くで『誠家』という屋号でやってます。ラーメンと辛いつけ麺があります。美味しいです。
コメントありがとうございます。かれこれ10年以上前に食べた、あの感動を求めたんですが・・・。やはり責任者が変わると味も変わりますね。
私もおよそ20年近く前に同級生に連れられて地蔵通りのほうにあったばくだんやに行きました。衝撃でした。