築地場外にある老舗大衆食堂、「多け乃(たけの)」へ、初訪問。
「多け乃」は海鮮料理をメインに楽しめ、食事としては勿論、お酒を飲みながらでも堪能することが出来る。
しかも、昼11時から夜21時まで通し営業。昼間からダラダラ飲みたい筆者にとっては、とても都合が良い営業スタイルなのである。
また、観光客向けのお店では無いのも魅力的であろう。呼び込みをしていないし、むしろお店の方々は愛想も良くはない。昔ながらのスタイルを貫き通す実力店。
魚好きは一度足を運んでみて欲しい。
この記事では、「多け乃」のメニューは食した料理の感想、総評の良かった点と微妙だった点も素直に書いていく。
なお、あくまでも主観で書いているのでご了承下さい。
築地場外で魚料理を楽しむなら「多け乃」
1軒目の蕎麦屋で軽く飲み食いし、そのまま「多け乃」へ向かった。
晴海通りを勝どき方面に歩いてすぐ、週末に行列が出来る「すし大」の脇を入った場所に隠れるように佇んでいた。
大通り沿いは車で良く通るのだが、細い路地には入ったことが無く、
”こんな場所にお店があるのか”、
と唸る。
いい意味で昔ながらの建物や雰囲気が残されている。
4人だったので事前予約済。
小さな箱だが二階建てになっていて、カウンター8席にテーブル38席もあるそうだ。
カウンターでは常連さんがお店の方と話しながらお酒を楽しみ、テーブルでは定食を頬張っているサラリーマン風に若い男女が食事を楽しんでいる。
メニューは、海鮮料理が中心。刺身、焼物、揚げ物、煮物。
海鮮料理だけかと思いきや、かつ丼、チャーハン、とんかつ、オムレツなんて文字を発見。気分は完全海鮮料理だったので食べなかったけど、ちょっと気になるね。
ここで一つ、また別のことが気になる。メニュー表見てお分かりの通り、
”料金の記載がない”
果たして一品がいくらなのか不明なんです。大衆食堂的な感じなのに、”時価”。べらぼうに高かったらどうしよう、と怖くなるよね。
でも主観であるが、そこまで高くない。細かく気になる人は注文の度、お店の方に値段を聞きましょう。
「多け乃」を堪能
焼酎ボトルを注文。
皆で乾杯してから、注文した料理が次々運ばれてくる。
手作りポテトサラダ。
きゅうり、にんじん、ハム、玉ねぎが入った、家庭的で普通なポテトサラダ。
この、”普通”、が良いんだよ。
〆鯖。
しっかり〆てあるから酸味が強め。脂が乗っているから、少し炙った方が美味しいかも?と、思った。
カキフライ。
有名らしい一品。一つのカキフライに小さな牡蠣がたっぷり入っているスタイル。
人形町の某店に似ている。
あじフライ。
揚げ物はもう少し、フワフワな食感の方が好み。
全体的にギュッと押し潰したようなファーストタッチ。
賛否分かれると思われる。
きすの天ぷら&舞茸の天ぷら。
天ぷらは衣が厚め。高温でカラリとは違い、低温でじっくり揚げたような食感。
漁港の海鮮食堂に出てきそうな天ぷらという印象かな。
鮭のカマ焼き。
魚のカマ焼きはなんでも好き。脂が乗り、酒より飯の方が合う。
鯖塩焼き。
旨味を強く感じるから、天日干ししているのかな。
シャケカマ同様、飯が欲しくなる。
めばる煮付け。
顔は怖いけど、身はホロホロで柔らかい。上手に煮るよな〜と感心。比較的、家で煮魚を作ることも多いけど、ここまで上手に作れない。
素材の違いもあるけど、プロの職人さんが作るからこその完成形。
お酒もたらふく飲み、食事も楽しんでご馳走様。
食べ終えて
お会計は、1人5,000円もしなかったと思う。
なんせ、息子の迎えがあり先に帰ったので、後日お金を払った。正確な金額は不明だけど、そこまで高くはないという認識である。
気になったのは2点。
席の場所にもよるけど、トイレの目の前のテーブル席だったから、臭いが嫌だった。トイレ特有のあの臭いが鼻についてしまい、途中途中お酒を嗅いで誤魔化していた。
もう1点は、愛想は決して良くない。まっ、これはそこまで気にならなかったけど、気にする人も多いのではないかな。常連さんとはたくさん話しているけど、一見さんには冷たいような感じ。賛否あるとは思うけど、愛想の良いお店が好きな人は行かない方がいいでしょう。
以上、「多け乃」のご紹介でした。
今日も最後まで読んでいただき、有難う御座います。
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