けむりグループの新業態!「三茶 貝介」(三軒茶屋)

けむりグループの新業態!「三茶 貝介」(三軒茶屋)

けむりグループが新業態に挑戦。その名も「三茶 貝介(かいすけ)」である。焼鳥でもなく、鮨でもなく、キンメでもなく、貝類を中心に楽しめるミドルアッパー店にしたそうだ。

(けむりグループは主に焼鳥、鮨、金目鯛を中心に扱うお店がある)

場所が、また面白い。同グループが展開している「鮨かんてら」、「和食ごしき」、その隣にオープンした。そこは元々蕎麦屋が入っていたそうで、店主がご高齢という理由で閉店。空き情報は入ったものの、借りる予定は無かったそうだ。ただ、賃料を聞いてビックリ。 ”こんな安いの?”  と、契約のハンコを握り締めぎゅっと押して契約。

様々な業態を考えた末に、貝類をメインに楽しめて、決して安くないけど、素材重視のお店に仕上げたそうです。

筆者が同店へ行くことになった経緯、メニューや料理の感想を紹介するので、最後まで読んでいただける嬉しい。

祝オープン!「三茶 貝介」

妻も息子も娘も、妻の実家に帰省が急遽決まった2月下旬の寒い日。仕事も早い時間に落ち着いて、1人だし夕飯どうしようかな。せっかくだから、友達に連絡してみようと「鮨かんてら」オーナー小松氏に連絡。

『今日飲み行かないですか?』

『ええけど、今三茶の店舗いるから、三茶でもええ?』

もちろん。とりあえず着替えて準備して、半蔵門線に乗って向かった。出勤、帰宅ラッシュの半蔵門線は悲惨。渋谷から二子玉川方面、17時以降の乗車率100%余裕で超えている。ギューギューどころじゃなく、セクハラし放題とかそんなレベルでもなく、一度体感したら一生乗りたくない。毎日乗るしかない人もいるかもしれないけど、自分は絶対嫌だなぁ。避けて仕事や家を見つけるのが良いでしょう。

 

けむりグループの新業態!「三茶 貝介」(三軒茶屋)

新しくオープンした貝介、是非感想聞かせて欲しい。ご馳走するから行こうよ。

けむりグループの新業態!「三茶 貝介」(三軒茶屋)

世田谷区三軒茶屋2-15-14 ABCビル、けむりグループが3店舗入り、事実上のジャック。三軒茶屋といえば三角地帯が有名だが、けむりグループをご存知の方なら、ABCビルに足を運ぶ事だろう。

鮨も和食も貝専門店もあるし、単価5,000円以上するお店ばかりだから客層もそこそこ良いだろし、素材も間違いない。

(味は別として)

けむりグループの新業態!「三茶 貝介」(三軒茶屋)

木目調の扉と簾が涼しさを演出。ただ、今は真冬なので余計なお世話。

小松氏はまだ到着してなく、とりあえず中に入って待つことにしよう。

けむりグループの新業態!「三茶 貝介」(三軒茶屋)

おすすめは貝介ミックス盛り(2,000円)。少量多種の貝の刺身が楽しめ、それぞれ食べ比べすると、非常に面白い。貝の肝も出てくるし、貝をこれだけ取り揃えているお店も珍しい。

その他、痛風鍋という、まぁだいたい想像出来て素人向けの鍋なんかもある。ミーハーで痛風になりたい諸君、是非味わってみよう。

けむりグループの新業態!「三茶 貝介」(三軒茶屋)

季節で変わる料理もちらほら。毛蟹は結構なお値段。食べる身が少ない割に、仕込みに手間が掛かる。味噌は美味いんだけど、数年前まで今の半額くらいで食べられていたのにね。

世の中、何でもかんでも値上げで、自分の給料は上がらず、出ていく一方。はぁー、収入あげる努力をしないとね。

貝をとことん楽しむ

けむりグループの新業態!「三茶 貝介」(三軒茶屋)

小松氏が待ち合わせ時間から5分過ぎに到着、赤星でカンパーイ。

『お久しぶりです』と、なんて事ない会話をしてから、お任せで貝類を注文。

けむりグループの新業態!「三茶 貝介」(三軒茶屋)

平貝を焼いて、店名記載の海苔と合わせた一品目。

名刺代わりにと、ロット数が凄まじい店名の入りの海苔を買ったそうです。ラーメン屋とかもたまにあるけど、相当ストックしておかないとならないから、色々大変らしい。

けむりグループの新業態!「三茶 貝介」(三軒茶屋)

赤貝、つぶ貝の肝。つぶ貝の肝を食べたことある人、どのくらい居るかな?かなり珍しくて、提供しているお店は非常に少ない。ただね、北海道(札幌)では普通に食べられるし、もっと立派なつぶ貝の身も肝もある。

東京では珍しいから良いかもしれないけど、つぶ貝好きで鮨が好きな人は、是非「祭寿司」に足を運んでみて下さい。週2日しか営業していないけどね…

けむりグループの新業態!「三茶 貝介」(三軒茶屋)

つぶ貝の身。塩、醤油、わさび、自分好みのカスタマイズを楽しみながらゴリゴリしたイキの良い食感を楽しむ。

けむりグループの新業態!「三茶 貝介」(三軒茶屋)

青柳と貝柱。貝柱は貝柱だけで売っていることもあり、ほとんどが青柳の貝柱。殻付きの青柳は仕込みに手間暇がかかるから、多分別々で仕入れているはず。ただでさえ、青柳の仕込みは塩を揉んで火入れを絶妙にこなさないとならないから大変。

ピンっ、と聳え立つようにする技術は素人には出来ない。

けむりグループの新業態!「三茶 貝介」(三軒茶屋)

ミル貝の身と肝。この肝をはじめて食べた。大して味はないし、塩や醤油の味なんだけど、珍しさに感動。

本ミルなのか白ミルなのか聞くの忘れたけど、食べられる人は経験として食べてみて。

けむりグループの新業態!「三茶 貝介」(三軒茶屋)

水蛸。クニュクニュしたテクスチャーと食感、特に吸盤を咀嚼すると自然と笑みが溢れる。不思議。

けむりグループの新業態!「三茶 貝介」(三軒茶屋)

麦焼酎炭酸割を注文すると、このようなセットで提供される。

こだわりがあり、お洒落でいいんだけど、焼酎が入った鉄製の器をコップに注ぐ時の入れにくさと言ったら大変。むしろこぼれるから勿体無い。

けむりグループの新業態!「三茶 貝介」(三軒茶屋)

これは変えた方が良いですよ!、とオーナー小松氏にその場で伝えました。

けむりグループの新業態!「三茶 貝介」(三軒茶屋)

蛤焼き。蛤本当好きなんだけど、家で調理するまでには至らない。やれば出来るんだろうけど、お店で煮たり地焼きにして食べた方が、そのポテンシャルをさらに発揮できる。

飽きるまで食べ尽くしたいね。

けむりグループの新業態!「三茶 貝介」(三軒茶屋)

菜の花からし和え。

歳を重ねると、さっぱりした旬の野菜を欲します。2年前までは奴やトマトや野菜をお店で注文したことなかったのに、人が変わったように注文するようになりました。

40代になったら、どうなるんだろう…

けむりグループの新業態!「三茶 貝介」(三軒茶屋)

万願寺とうがらし。

辛くない、独特な苦味も胃も腑も落ち着く。

けむりグループの新業態!「三茶 貝介」(三軒茶屋)

厚めにスライスした新玉ねぎ。

ポン酢でさっぱり、今時期しか楽しめないみずみずしさだよね。

けむりグループの新業態!「三茶 貝介」(三軒茶屋)

この後、席の予約がるからと、オーナーのお店だけど問答無用。店長さんから、お会計の伝票が出てきて退散しました。

デザートを撮ったつもりが、店長さんにピントが合ってしまい、申し訳ない。

ご馳走様でした。

食べ終えて

けむりグループの新業態!「三茶 貝介」(三軒茶屋)

お会計、15,000円くらいだったそうです。結構飲む方だから、そこそこ掛かるけど、2、3杯で終わる(終われる)人は5,000円から6,000円でおさまるでしょう。貝を日本酒を楽しみ、締めのご飯、もしくは痛風鍋、ご賞味あれ。

個人的には、まぁめちゃくちゃおすすめ出来るかって言われたら、微妙。ただ、三茶で貝に特化した店舗を知らないから、貝を食べた日にはもってこい。心地良い空間で店長さんも優しくアテンドしてくれます。貝だけでは物足りなかったら、隣の「和食ごしき」で飲み直しもあり。筆者たちは、「和食ごしき」で飲み直し、そのさらに隣の「鮨かんてら」で飲んだくれ、最後は六本木に行きました。とても充実して楽しい夜を久しぶりに過ごし感謝。

大地さん(小松氏)ありがとう。

またご馳走して下さい。

寿司・海鮮料理カテゴリの最新記事