森下ハシゴ酒!「魚三酒場」からの「小路小路」の鮨で〆る

森下ハシゴ酒!「魚三酒場」からの「小路小路」の鮨で〆る

森下周辺に越して来て数日後、暇だったので周辺を食べ歩きに行こうと向かったある日の一日。この辺りに住んでいる酒飲みや食べるのが好きな方々は知っていると思うが、安くて旨い店が多い。都内でも人気酒場や気軽いける煮込みの店が乱立しているエリア、都心だと唯一無二では無いのか?

酒場の中でも「魚三酒場」は最も安い。とにかく安いの一言に限るのだが、つい行きたくなってしまう名店である。16時オープン前から近所のおじさんからスーツ姿の会社員、若いカップルなど幅広い年齢層が並んでいる光景も不思議でならない。

初めて「魚三酒場」訪れたのは数年前友達と忘年会がてら門前仲町店の方だった。真冬の冷たい風が肌に突き刺さるのに、待っても待っても回転せず、イライラして待った日の事が懐かしい。

森下の方は「魚三酒場 常盤店」なのか。とりあえず一人で軽く行くにはいい店だと思っているので紹介しようと思う。

ただ、この日は色々あって二軒目に鮨も食べて来たので最後までお付き合いよろしく!

「魚三酒場 常盤店」へ行く

森下駅から歩いて5分程、清澄白河通り沿いに大きな看板があるから気になっている人も多いであろう「魚三酒場」。マンション一棟を所有しているから宣伝出来ていると思われる昔ながらの宣伝方法。

創業何年かも知らないが、相当古いはず。メニューはとにかく安くて、1,000円で酔えるお店の一つだと思っている。日本酒なんて一杯200円くらいなんだから、少し不安になるけど、酔っ払い達は御構い無し。歯抜け爺さんや、会社でストレス溜めているであろう愚痴ばかりこぼすおっさん、タイミング次第では居心地悪い時もあるので要注意。

森下ハシゴ酒!「魚三酒場」からの「小路小路」の鮨で〆る

17時過ぎに到着する。出入り口でアルコール消毒を済ませ、入って左側のおばちゃんに方へ案内され座る。

右と左、別々のおばちゃんが仕切っていて相性があるとか無いとか。。。私はどちらも普通だし、こんだけ安い値段で提供しているのだから店側に文句を言う奴はくる資格はなく、家で酒飲んでいた方がいいと感じる事が多々ある。

日本はここ10年、物価も上がっていなければ庶民の考え方も成長していない。高級店へ行くような給料もまともに貰えず安い店で普段のストレスを発散している奴を見ると吐き気がする。

(給料上がっても、社会保険料の負担の方が増しているので年々日本は貧しくなっているのが現状です。)

森下ハシゴ酒!「魚三酒場」からの「小路小路」の鮨で〆る

とりあえず瓶ビールを頂き一息。

壁一面に貼ってあるメニューを左から順に見て、今日は何にしよう。おすすめというものは特になく、いつも同じメニューで仕入れ状況では無い商品も多数ある。

前、鰯が脂のりが良く値段の割に上等だったのでおねがいすると、仕入れが無かったとの事。

森下ハシゴ酒!「魚三酒場」からの「小路小路」の鮨で〆る

〆鯖ならあるよ、と女将さんからの一言で、それではとお願いする。

味は、見た目通りです。

んでもって、「魚三酒場 常盤店」は混雑しだすと注文がしにくい!この日、注文したくても全然伝えられず困った。とりあえずビールが無くなり、隣の方が注文した安い日本酒を便乗していただく事にした。

森下ハシゴ酒!「魚三酒場」からの「小路小路」の鮨で〆る

昔は190円だったけど、少し値上げしても十分安い。一級酒や二級酒と呼ばれている類の日本酒だよね?

森下ハシゴ酒!「魚三酒場」からの「小路小路」の鮨で〆る

相当時間が経ってメロカマ焼が出て来たのは幸いだったけど、もう一品かき揚げをお願いしたが一向に運ばれて来ない(涙)

多分他の席へいってしまったか注文漏れのどちらか。天つゆだけ置いてあるのに、肝心の付ける物が無い状態。黙って待つしかありません。

森下ハシゴ酒!「魚三酒場」からの「小路小路」の鮨で〆る

そしてもう一杯。。。

こんな酒ばかり飲んでいたら私も歯抜けになったりアル中になりそうで怖いけど、かき揚げが来るまでと思い間をつなぐ。だが、待っても待っても来ないのでお会計お願いします。

女将さんが天つゆに気が付き、「あれ、何か来てなかったんじゃ無いの?」と。大丈夫ですよ!またお願いします、と支払を済ませ退店。

空いている時間に行った方がいいお店なので覚えておきましょう!

しかし酒も飯も足りないぜ。もう一軒行ってみるかぁ。

すしBar小路小路

二軒目は同じ森下駅にある「すしBar小路小路」へ。以前訪問した際、ボトルを入れて期限切れまですぐだった事を思い出し、電話し向かった。

気軽に鮨が楽しめ、昨今流行りの高級店とは違う。当日予約でも行ける日があれば、週末は地元客を中心に混み合い満席の時も多い。店主も女将さんも実直かつシンプルに料理とお酒を楽しませてくれる。

森下ハシゴ酒!「魚三酒場」からの「小路小路」の鮨で〆る

前回は8,000円のおまかせコースだったけど、量少なめでいいので刺身盛り合わせとキープボトルで一人カウンターで落ち着く。

森下ハシゴ酒!「魚三酒場」からの「小路小路」の鮨で〆る

お通しの枝豆。

森下ハシゴ酒!「魚三酒場」からの「小路小路」の鮨で〆る

刺し盛り。本鮪、帆立、蝦蛄、縞鰺、〆鯖、石垣貝、蛸。

前回のコースの刺身の内容よりグレード高く、フレッシュでイキがいいのと寝かせているネタを楽しませてくれる。ビンビン、コリコリ、ネットリ、ムチムチ、最高の刺し盛りだぜ。

刺し盛りでしばし焼酎を飲み、そろそろ無くなりそうだったのでおまかせ握りをお願いする。

森下ハシゴ酒!「魚三酒場」からの「小路小路」の鮨で〆る

玉からスタート。

一般的の最後に出す玉を最初に出しているから個性があって面白い。型に囚われたく無い大将の生き様が感じられる。

森下ハシゴ酒!「魚三酒場」からの「小路小路」の鮨で〆る

真鯛昆布〆。

昆布の甘味とシャリの旨味が奏でる味。

森下ハシゴ酒!「魚三酒場」からの「小路小路」の鮨で〆る

平目は新鮮でゴリゴリ。噛むたび奥に潜む味をしっかりと味わう大人の旨味。

森下ハシゴ酒!「魚三酒場」からの「小路小路」の鮨で〆る

青森県の帆立らしいが、肉厚すぎて困ったものだ。ネタにボリュームがあって嬉しいと捉えるか、シャリと相まらせるなら薄く切った方が良いような気もする。

天ぷらにして食べたいサイズだったなぁ。

森下ハシゴ酒!「魚三酒場」からの「小路小路」の鮨で〆る

程良い酸味の中とろ。

森下ハシゴ酒!「魚三酒場」からの「小路小路」の鮨で〆る

車海老も立派な型で甘味も十分感じられる。

森下ハシゴ酒!「魚三酒場」からの「小路小路」の鮨で〆る

年中旨くなってしまった鯵は元は夏魚。今時期が一番良いと言われてけど、天災の影響で魚の状況も変わり季節感なくなってきたな。

鰹も年中脂が乗っていて、迷い鰹なんて言われはじめている。本当に迷っているのか?と常々疑問に感じる。

森下ハシゴ酒!「魚三酒場」からの「小路小路」の鮨で〆る

ビンビンなミル貝!

仰け反りすぎて食い難い!!(笑)

森下ハシゴ酒!「魚三酒場」からの「小路小路」の鮨で〆る

牡蠣握り。

森下ハシゴ酒!「魚三酒場」からの「小路小路」の鮨で〆る

雲丹で握り一通りし、最後は大好きなアレ!

森下ハシゴ酒!「魚三酒場」からの「小路小路」の鮨で〆る

前回売り切れていたトロタク巻!

トロタク巻の上に更にトロタク乗せる、超トロタク巻。値段不明だけど、絶対食べた方がいい一品です。人気メニューなので注文は早めにね!!

キープボトルも飲み切り、ご馳走さま。

食べ終えて

森下ハシゴ酒をするなら、何なら五軒くらいは楽しみたいところだけど一人だったのもあるし、軽く済ませようと思っていたから二軒で終了。

「魚三酒場 常盤店」は、この日タイミング悪く主観だけど居心地悪かった。逆に「小路小路」は前回のコース料理より刺し盛りとおまかせ握りの方がクオリティ高く満足だった。

食べる側というのは実に身勝手で、前回良かったから今回も同じ気持ちで楽しめると思い込んでしまう。何度も経験があり、3回目くらいになるともう行かなくなってしまうお店もあった。年齢を重ねる毎に考え方や味覚も変化していくので仕方ないけれど、実直にやっているお店は応援していきたいと思う。

そんな感じで、この辺で終わりにします。また三日後ね〜

寿司・海鮮料理カテゴリの最新記事