人形町の老舗鮨屋!「喜寿司 (㐂寿司きずし)」にてランチを楽しむ

人形町の老舗鮨屋!「喜寿司 (㐂寿司きずし)」にてランチを楽しむ

人形町近くに引っ越して一年以上経った。気になるお店はほぼ行ったつもりでいたけど、こちらの老舗鮨屋は未だ訪問していなかった。

「喜寿司 (㐂寿司きずし)」。

創業大正12年。創業当時から江戸前鮨にこだわり、現三代目店主になっても当時のスタイルを守り続けている名店。最近は鮨バブルで各店個性を発揮してお客さんを掴んでいる印象が強いのと高級食材の頼って足し算で鮨を提供しているお店も多い。

決して足し算が悪い訳ではなく戦略なのとSNS映えもあるので文句は無い。

今は鮨バブルなので良いかもしれないが、弾ける時が来る。そこからどのような鮨屋が生き残って行くのかは分からないけれど流行りに乗らずに同じ仕事を徹底して貫き通す鮨屋が残ると思う。便乗値上げして富裕層を確保するのもありだが、日本人の平均年収と人口減少統計を見ると厳しい。

外国人観光客を相手にしているお店は違うと思うが、何れにしても努力が必要だ。

話は逸れてしまったが、「喜寿司 」でランチを楽しんできたので紹介しよう。

人形町の老舗鮨屋「喜寿司 」でランチを楽しむ

1日休みだったので昼に鮨食べて夜はどこかへ飲みに行こうと決めていた。

当日予約で行けるお店を探したく、行きたい店リストの中から選ぶ。

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5軒は電話したかな?

情報不足でランチ営業してない曜日だったり定休日で振られ続ける。流石に慌てて来た私は近所で未訪問だった「喜寿司」は予約無しで入れるとの事なので行く事にした。

人形町の老舗鮨屋!「喜寿司 (㐂寿司きずし)」にてランチを楽しむ

何度も店前を通っている見慣れた外観。一見町鮨の佇まいだが高級江戸前鮨の名店。

鮨好きなら一度は聞いた事がある名店だと思う。

人形町の老舗鮨屋!「喜寿司 (㐂寿司きずし)」にてランチを楽しむ

夜は諭吉が2〜3枚は飛んでいくような鮨屋でもランチはリーズナブルにやっているお店が多い。

「喜寿司」も、その一つ。

寿司 3500円・5000円
ちらし寿司 3,500円
バラちらし 3,500円
おまかせ寿司 10,000円

せっかくなので一番高いおまかせ寿司を注文して楽しむ事にする。

人形町の老舗鮨屋!「喜寿司 (㐂寿司きずし)」にてランチを楽しむ

昔からあると言われているネタケース!

ネタケース見ながらアレ来れコレ来れと楽しんでいた時代があったんだろうな。今ではネタケースも取っ払って上品で綺麗なお店が増えて来ているので珍しい。

おまかせ寿司

人形町の老舗鮨屋!「喜寿司 (㐂寿司きずし)」にてランチを楽しむ

昼から飲みたいが今日は予定があるのでお茶!

人形町の老舗鮨屋!「喜寿司 (㐂寿司きずし)」にてランチを楽しむ

ガリ。

生姜の辛さが強いが、あまみもしっかりある。

人形町の老舗鮨屋!「喜寿司 (㐂寿司きずし)」にてランチを楽しむ

本鮪赤身。

酸味が程よく肉厚。シャリが大きめなのはランチだからなのか、昔ながらの江戸前スタイルなのかは分からないが食べ応え十分。

人形町の老舗鮨屋!「喜寿司 (㐂寿司きずし)」にてランチを楽しむ

平目。

淡白な白身なので山葵の刺激がツゥーンっとくる!

噛めば噛むほどに旨味は出てくるが、もう一日寝かせた方がしっとりして香りも立つと思う。

人形町の老舗鮨屋!「喜寿司 (㐂寿司きずし)」にてランチを楽しむ

鰹。

これまた肉厚で食べ応えあり、脂はないが鰹らしい赤身の旨味が強い

人形町の老舗鮨屋!「喜寿司 (㐂寿司きずし)」にてランチを楽しむ

スミイカ。

(わさび強いなー)

素材が持つシンプルな美味しさが楽しめる。

人形町の老舗鮨屋!「喜寿司 (㐂寿司きずし)」にてランチを楽しむ

本鮪中トロ。

爽やかな香りと脂の味。

人形町の老舗鮨屋!「喜寿司 (㐂寿司きずし)」にてランチを楽しむ

赤貝 (わさびつえー!嫌いじゃ無いけど)。

人形町の老舗鮨屋!「喜寿司 (㐂寿司きずし)」にてランチを楽しむ

馬糞ウニ

どこの鮨屋行ってもウニが高いと言っていた。個人的な意見としては雲丹無しでも良いのでは?仕込みというよりは仕入れ力。そこ意地になる必要あるかな〜

鮨屋で雲丹が無いからと、怒る人いる?居るのであれば素人だろうな。

リーズナブルな食材で手間暇かけた鮨が食べられれば私は満足!

人形町の老舗鮨屋!「喜寿司 (㐂寿司きずし)」にてランチを楽しむ

車海老。

頭の味噌もしっかり付き昔ながらの仕事。茹で置きでもしっかり甘味が楽しめるのは素晴らしい!

人形町の老舗鮨屋!「喜寿司 (㐂寿司きずし)」にてランチを楽しむ

沢庵つまみ。

鮨屋に来てお酒飲める人がお茶なんてナンセンス!飲みたいけど後の予定があるので我慢・・・

辛い(笑)

人形町の老舗鮨屋!「喜寿司 (㐂寿司きずし)」にてランチを楽しむ

煮上がりの穴子は肉厚で小骨を一切感じない。

「喜寿司」が雑誌で特集されている記事を見たのかな?穴子には定評があり昔から仕事を変えていないとか。上物を扱っているのは勿論だが、これぞ伝統の味!と言わんばかりのインパクトがあった!

人形町の老舗鮨屋!「喜寿司 (㐂寿司きずし)」にてランチを楽しむ

玉子。

鞍掛スタイルで握る玉子焼きは珍しい。握りの技術は勿論、崩れないように焼くのも一苦労する職人技。

人形町の老舗鮨屋!「喜寿司 (㐂寿司きずし)」にてランチを楽しむ

最後は巻物。

江戸前の代名詞干瓢巻きで〆ると思っていたが、ここは鉄火巻き。

 

ここでコースが終了。

追加御座いますか?と、四代目大将から声が掛かりネタケースをじっくり覗く。覗かなくて食べたいネタは決まっていたので二貫だけ注文する。

人形町の老舗鮨屋!「喜寿司 (㐂寿司きずし)」にてランチを楽しむ

江戸前の代名詞、小肌。

小肌は鮨屋か和食屋でしか食べる事が出来ない貴重な一品。天ぷらにしても美味しく無い魚は唯一小肌だけでは無いでしょうか?

程良い脂に酢が浸透し、シャリの甘みと煮切り醤油の香りバランスが良い。

人形町の老舗鮨屋!「喜寿司 (㐂寿司きずし)」にてランチを楽しむ

〆鯖は刺身の切り方(笑)

肉厚で嬉しいけど、個人的には薄切り(二〜三枚)で握ってくれる方が好き。「照寿司(北九州)」で食べたウグイスに似ている。

シャリもネタも大きくお腹一杯楽しみご馳走様。

食べ終えて

 

 

 

人形町の老舗鮨屋!「喜寿司 (㐂寿司きずし)」にてランチを楽しむ

おまかせコース10,000円に追加二貫して会計12,980円。

高い安いはそれぞれあると思うが、食べ始めてから20分で会計まで済ませた。銀座の「鮨 とかみ」や御成門の「冨所」でランチを食べた時は2時間弱の時間を要したのに金額はほぼ同じ。

ランチはサクッとテンポ良く楽しませてくれる方が私は好きだな。特にお茶の時はね!

3,500円や5,000円の握りもあるしバラちらしも気になるのでまた行こうと思う。

昔ながらの江戸前スタイルを貫くお店が今後重宝される時代が来るのかな?

 

喜寿司

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