神田駅から徒歩数分の場所にある「浜貞(はまさだ)」をご存知だろうか?
外観も内観も料理も雰囲気も昭和そのものをイメージさせてくれる、古き良き大衆居酒屋だ。界隈で働くサラリーマンで人気を施し、予約不可!というハードルの高さ。
ただ、それでも食べに行きたいと思わせる珍しい鮮魚の数々に値段の安さ。関東では珍しい関サバや関アジ、伊勢海老のお造りや穴子の白焼など、どれもリーズナブルに楽しむことが出来る。
地方へ足を運んだら、「浜貞(はまさだ)」のようなお店は当たり前にあるかもしれないが、東京の神田にあると何だか素晴らしく思えてしまう。
筆者も友達に初めて連れて行ってもらうまで知らなかったお店なので、この記事をきっかけに足を運んでみて欲しい。
あくまでも主観で書いているので、参考程度にお願いします。早速紹介していきましょう。
神田の名店「浜貞(はまさだ)」へ初潜入
1軒目の「山城屋酒場」で軽く食べ飲みをして、もう一人合流するからと神田方面へバスで向かった。
神田あたりでどこ行きましょうかね〜。最近のお店は知らないし、昔ながらの居酒屋的なお店が良いっす、と伝えると、
『オケ、浜貞(はまさだ)行ってみよう!』となった。
初めてなので、場所も分からず、とりあえず付いていくと、震源地が関東圏で震度6強でも来た日には倒壊の恐れがある建物に到着。
外には大量の発泡スチロールが積まれ、いい意味で雑多な感じが筆者好み。最近のお店は清潔感とか見栄えとかに気を使うし、消費者もうるさくなっているから、なかなか見られなくなった傾向ではないかな。営業前ならあり得るかもしれないけど、営業中の出入り口に山積みの発報スチロールは珍しい。
とりあえず予約は受け付けていない?らしいので、入ってみる。賑わった店内を覗き込み、女将さんらしき方に3人です、と伝えると、案の定満席。ただ、1組会計をするから、すぐに空くから外で待ってて、と言われホッとする。
カウンター席とテーブル席と奥に小上がりの座敷。壁や床は色褪せて歴史の長さを感じる。手書きのメニュー、今どき珍しい大きな生簀に入った鮮魚、カウンター越しで大将が魚を捌く姿、タイムスリップした空間だけでもワクワクする。
待ち時間は10分くらいで案内され、店内へ。
都心一等地(?)にしてはかなり安い値段設定。ウニ、伊勢海老、アワビ、クジラなどなど。少しずつ色々つまみたくなるラインナップが魅惑的。
通常メニューもあるけど、ここは日替わりのおすすめメニューをせめるのが良いのかもしれない。
とりあえず、3人でワイワイ楽しみましょう。
「浜貞(はまさだ)」を堪能
乾杯は麦焼酎炭酸割。
関サバ。
関東では珍しいですね。
ぶりぶりの食感が特徴的であり、鯖特有うの香と味がある。大分県出身の友達と大分県に行った時食べて、関サバと関アジの魅力を知ったのが15年くらい前。
獲れる場所でこんなにも食感が違うのか!と、驚いたことを今でも覚えている。
豆腐の味噌漬け。
箸休め的な一品。
とろとろ、温かいあん肝。
形作られたものではなく、そのまま蒸しているのかな?
漁師飯的なスタイルですね。
遅れてお通しが到着。
お通しもお客さんが来てから、ある物を盛り付けて提供してくれているのかな。
柔らかいカラスミ。
塩味も程よく、明太子のような柔らかさ。炊き立て白米に乗せたらヤバそう・・・
大好きなつぶ貝刺身。
食感が大好きなんです。
焼き空豆。
穴子白焼。
注文が入ると生簀から取り出して、捌いて白焼きにしてくれます。
穴子そのものの旨みが別として、これほどシンプルかつ大胆に楽しませてくれる海鮮居酒屋が都心にあるとは思わなかった。
ご馳走様です。
食べ終えて
めちゃくちゃうまいか、と聞かれたぶっちゃけそうでもないんだけど、なんか良いよね。雰囲気やスタイルや設備やらが、シンプルで好き。この手のお店は昭和は当たり前だったのかもしれないけど、令和では珍しい。空いていて、近所にあれば通いたいなっと感じました。
漁師町なら、当たり前の感じなのかな?浜料理的なお店があるお店、凄く気になります。
(おすすめあったら、教えて下さい)
建物の老朽化や再開発でなくなる可能性もあるので、早めに再訪問してみます。
東京の神田にある「浜貞(はまさだ)」のご紹介でした。
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