生醤油のタレで頂く焼鳥!「うめ家」(新橋)

生醤油のタレで頂く焼鳥!「うめ家」(新橋)

新橋に「うめ家」という焼鳥屋がある。新富町に「さくら家」の派生的なお店であり、老舗の焼鳥屋だ。

なぜ、同店へ足を運んだかと言うと、鳥さわ大将中澤氏が「さくら家」で働いていたからなのだ。話は少し逸れるが、鳥さわといえば焼鳥会の大御所的な立ち位置まで上り詰め、イタリアン、鍋屋、ヌードル屋など多岐にわたって店舗展開をしている。海外はバンコクにも店舗はあるし、今後東南アジアを中心に広めていきたい願望を本人からも聞いている。

そんな鳥さわ大将中澤氏は、コタツ記事やミーハーな連中に「鳥しき」出身と書かれている。どこからそんな話が出たのかは不明だが、確かに「鳥しき」で働いていたことは間違いない。ただ、半年程度の話。串うちは愚か、雑用しかやっていないというから、ほぼ技術取得はされていないのだ。焼き方や接客の仕方は多少目に入っていたけど、技術を教えてもらったことは一切無い。本人から聞いているので、事実なお話です。「鳥しき」より、「さくら家(うめ家)」の方がお世話になったとの事。久しぶりに顔出したいから付き合って、と言われ3軒目で訪れた。

昨今の予約困難店とは異なり、当日気が向いた時に行ける同店。新橋界隈のサラリーマンを中心とした客層をターゲットにリーズナブルな価格設定も嬉しい。

早速紹介しよう。

ご夫婦で営む「うめ家」

 

生醤油のタレで頂く焼鳥!「うめ家」(新橋)

夜の銀座・新橋界隈はタクシーやハイヤーで大渋滞。タクシー捕まえても渋滞を抜け出すのに時間が掛かってストレスが増える一方なので、歩いて向かった。

港区新橋3-2-10 小野ビル1階、古い雑居ビルを入った奥に同店はある。

(前を歩いているのが中澤氏)

入店早々、

『お久しぶりです。中澤です。』

『あらー、お久しぶりー!どうしたのよー今日は』

と、うちうちの話に入ってあいている座敷へ座る。お店出し過ぎじゃない?儲かってしょうがないでしょ??的な会話を片耳で拾いつつ、メニューをチェック。(確かに中澤氏は儲かっている)

生醤油のタレで頂く焼鳥!「うめ家」(新橋)

焼鳥230円から330円。王道の部位から希少部位まで幅広く取り揃え、みつばまきという創作串もある。

生醤油のタレで頂く焼鳥!「うめ家」(新橋)

一品料理のご飯ものにサラダ。焼鳥屋らしい、ギュッと凝縮した品数の少なさが嬉しい。

生醤油のタレで頂く焼鳥!「うめ家」(新橋)

飲み物メニュー。

生醤油のタレで頂く焼鳥!「うめ家」(新橋)

流石に焼酎ボトルは飲み切れないから、単品注文で頂く。

とりあえず、色々注文して楽しみましょう。

焼鳥を堪能

生醤油のタレで頂く焼鳥!「うめ家」(新橋)

久々の再会の会話もひと段落して乾杯。

珍しくハイボールを頂く。ブラックニッカかな?

生醤油のタレで頂く焼鳥!「うめ家」(新橋)

お通し、レバーやハツを煮たもの。

良く、レバーを買って煮て食べる筆者だけど、ここまで上品に素材の味も微かに楽しめる処理は出来ない。

スーパーで売っているものだから、素材自体で勝てないのは重々理解している。

生醤油のタレで頂く焼鳥!「うめ家」(新橋)

つくねとねぎま。

ブランド鶏は扱っていなく、多分ブロイラー。丁寧な串打ちと炭火の焼き加減、そして生醤油(きじょうゆ)の味付けが斬新で良い。

タレみたいに甘くなく、塩っぱい。お酒が進むし、醤油に慣れ親しんだ生活をしているから味付けに違和感は無い。他にお店も生醤油(きじょうゆ)扱えばいいのにね。

生醤油のタレで頂く焼鳥!「うめ家」(新橋)

すきみ。

しっとり柔らかい食感。

生醤油のタレで頂く焼鳥!「うめ家」(新橋)

みつばまき。

不恰好でも手間暇かけた味が楽しめる。ささみ(胸肉)ので巻いているから一層さっぱりしています。

生醤油のタレで頂く焼鳥!「うめ家」(新橋)

はつもと。

クニュクニュ、ぶにゅぶにゅ、大好きな部位なので2本とも頂いた。感謝。

生醤油のタレで頂く焼鳥!「うめ家」(新橋)

合鴨。

中澤氏の好き嫌いは激しいのと、少食なのは有名な話。こちらも、2本食べさせて頂きました。

生醤油のタレで頂く焼鳥!「うめ家」(新橋)

唐揚1人前3個(720円)。

粗い衣では無く、イタリア料理のフリットですね。カリッ、ジュワッ、下味もそこそこ食感にコントラストが味わえます。

ハイボールから麦焼酎炭酸割からレモンサワーを堪能して、ご馳走様です。

食べ終えて

感動はなく、至って普通の焼鳥屋です。わざわざ数日前から予約を取っていくようなお店ではありませんし、気合入れて行かないで下さい。

『今日焼鳥食べたいな』
『落ち着いたお店で呑み食いしたいな』

気軽に足を運ぶ事をおすすめします。

まっ、筆者は働いている時の話等を聞けたので、親しみが沸いて楽しめました。再訪問するかは分からないけど、記憶に留めておきたいお店の一つになりました。

ありがとう。そして、ご馳走様でした。

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