広島市内に達人が注ぐ最高のビールがあるということでやってきた。
その名も「ビールスタンド重富」。
ご存知の方もいるでしょう。東京にも同じようなお店があり、以前訪れようと考えていた「ブルヴァール・トーキョー」。「ビールスタンド重富」のオーナーさんが「ブルヴァール・トーキョー」を師匠と呼んでいるそうだ。
で、あれば最初に「ブルヴァール・トーキョー」へ足を運べば良かったのだが…
広島食べ歩き(飲み歩き)で1人で行けそうなお店は片っ端から攻める。夜ご飯一発目に「ビールスタンド重富」を堪能して来たので紹介しよう。
こだわり、メニュー内容、個人的に感じた内容をまとめているので最後まで読んでいただけると嬉しい。
広島市内で一杯目のビールはここしかない
広島空港ついて高速バスで広島市内へ入り、その後尾道ラーメンを食してからホテルへチェックイン。
昼からガッツリ食べ過ぎて苦しい。炭水化物と脂質の組み合わせで、しかもハイカロリー。サウナとお風呂に入り、少し横になってから夜に街へ繰り出す。
バスやタクシーは極力控えて歩いて向かう。
せっかくなら五感で街の空気を体感したい。
広島市内は路面電車(チンチン電車ともいう?)が多く走っている。東京では見られない光景。街を四方八方見渡すと一直線に山・山・山・山。坂道が多い横浜の地で育った筆者にとっては、平坦道の生活利便性がとても理解出来る。
17時半ごろ、「ビールスタンド重富」に到着。
銀山町という場所にあり、ピンク系の雰囲気がある街並みの中、同店だけ人が集まっている。
元々は酒屋だったのか、コンクリート打ちっぱなしの床にテーブル代わりの樽が5つ。
個性強そうだけど、笑顔が素敵な店主が1人で切り盛りしている。
待ちは3組。
その間、お店の歴史やメニューでも見て過ごそう。
こだわりは上記の通り。
色々なことがあり、今のスタイルになったんだね。
メニューは全5種類。各650円。
席にもメニューが書いてあります。
一度つぎ
のどを駆け抜ける爽快感!今日の一杯目におすすめ
二度つぎ
『一度つぎ」の爽快感にビールのうまみをプラス。飲み飽きないベストバランス。
三度つぎ
炭酸を程よく抜くことで、麦芽の甘味を感じるやわらかな味わい。グラスから盛り上がる泡。
シャープつぎ
炭酸と苦味が程よく効いたキリッとシャープな味 昭和初期と現代、二つのサーバーを注ぐ奇跡の一杯。
マイルドつぎ
炭酸と苦味をしっかり抜いたやさしい味 ビールが苦手な方にもおすすめ
さて、何にしようかな。
達人のビールを堪能
15分程待ち、席へ案内される。
昼に瓶ビール1本だけ飲んだけど、せっかくなので一杯目は一度つぎ。
一度つぎ
腰に手を当てて、お風呂上がりの一杯のように豪快の呑んで下さい!と、店主から一言。
ビールについての良し悪しが分からないけど、爽快でスッキリ。きめ細かい炭酸が喉を通り抜けて胃袋におさまる。
真夏で汗ダラダラ流した後だったら、さらに美味しく感じるだろうな。
ちなみに、時間制限が設けられています。
1組20分。感染対策らしいので、長居は出来ません。
三度つぎ
2杯目は何にしようか悩んだ結果、約2分程完成まで時間が掛かる三度つぎにした。
グラスから盛り上がる泡に口がまとわれ、微炭酸で麦芽の甘味を感じる。同時に、苦味も結構強い。
多分、玄人向けのビールなのかな。
同じメーカーのビールを注ぎ方だけで変化を楽しめる、不思議な感覚。誰でも出来そうな感じがするけど、簡単ではないんだろうね。
ビールを愛して、ビールに情熱を注いだ人のみが辿り着ける究極の一杯。
ご馳走様でした。
呑み終えて
お店を出ると、行列はさらに伸びていた。
何せ、営業時間は17時から19時の2時間だけ。ここで旨いビール呑み活気ついてから夜の街へ繰り出すのでしょう。
ビール好きの方は、是非足を運んでみて下さい。
筆者はこの後、レモンサワーが馬鹿高いお店に行きます。そこもスタンド式なので気軽に入れるらしいけど…
10,000円もするレモンサワーを呑むのか否か。
では、またね!!
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