予約困難!液体窒素を扱う「天ぷら 元吉」(外苑前)

予約困難!液体窒素を扱う「天ぷら 元吉」(外苑前)

都内でおすすめの天ぷらありますか?と、数人の友人に尋ねると大体が「天ぷら 元吉」をすすめてくる。あいにく、未訪問のまま時が過ぎてしまった。。。
何度かお誘いは受けたものの、タイミング合わずっと行けていない。自分で予約取ってまでいきたいとは思っていなかったし、いつかいければ良いかな〜という感覚。

が、とうとう行ける日がやってきた。常連の友人が声をかけてくれたので、2021年7月下旬に訪問。鮨かのご夫婦、常連の友人、私の4人で堪能してきた。最初に感想を書いておくと、おすすめしたくなる理由が納得。後ほど詳しく書くけど、液体窒素を使った天ぷらはサクッ、フワッと仕上がり食べ疲れが全くしないどころか、どんどん食欲が増す。「天ぷら 元吉」が気軽に行けたら嬉しい。(実際は行けないけど)

そんなこんなで、夏のおまかせコースをいただいてきたので紹介します。なお、あくまでも私個人の主観で書いていますので、ご了承ください。

予約困難!「天ぷら 元吉」へ、初訪問

予約困難!液体窒素を扱う「天ぷら 元吉」(外苑前)

真夏の炎天下の元、表参道駅からてくてく歩いて「天ぷら 元吉」へ向かった。オフィシャルの最寄駅は外苑前となっているけど、私の家からは乗り換えが面倒なので表参道から歩く。

どこかで0次会でもしようかな?流石に暑すぎて喉渇いた、と感じるも、おいしく食べ飲みしたいので我慢。早く着いてしまい、お店周辺の街並みを見て回って時間を潰す。

予約困難!液体窒素を扱う「天ぷら 元吉」(外苑前)

予約は困難なことは間違いない。が、一見さんが取れないということもなく、先の予約にはなってしまうが、誰でも予約取れるので安心してください。人形町の某天ぷら屋さん、住所非公開の某店、予約困難だったり、予約一年待ちだったり、紹介制だったり、いろいろ回ったけど気軽に行けるお店がいちばん好き。

年初に書いたけど、今年は先の予約は行きつけのお店だけ。新規開拓は、いきたいなって思ったとき妻と昼間行ったりしているくらいかな。

おまかせコース

予約困難!液体窒素を扱う「天ぷら 元吉」(外苑前)

新型コロナの影響で、席数を減らして営業しているので私たち4人ともう1組女性2人だけ。

予約困難!液体窒素を扱う「天ぷら 元吉」(外苑前)

大将に挨拶を済ませて乾杯。

なんとなく、生ビールん気分だったので(ゴクゴク)。ヒィー旨し。

予約困難!液体窒素を扱う「天ぷら 元吉」(外苑前)

東京湾、平目(ヒラメ)。

縁側に脂が乗って、甘味が突出している。

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車海老の頭は極上のカッパえびせん。

予約困難!液体窒素を扱う「天ぷら 元吉」(外苑前)

車海老1本目。

プリップリの弾力と香ばしい衣。食感のコントラストが素晴らしい。

予約困難!液体窒素を扱う「天ぷら 元吉」(外苑前)

2本目は衣を厚めにして、天汁でどうぞ、と。

元吉の天ぷらの特徴は2点。鍋の中で二重の構造を作り出し、温度の異なる状態で揚げている(蒸している)。
もう1点は衣にマイナス190度近い液体窒素を使用していること。液体窒素を使うことにより、種の食感に粘り気がでたりして、仕上がりが全然違うとのこと。

(先日、別の天ぷら屋さんへ行ったときも同じことを話していたな。後日、また紹介します)

予約困難!液体窒素を扱う「天ぷら 元吉」(外苑前)

アスパラ。

野菜をいちばん美味しく食べる方法は、天ぷらですね。

予約困難!液体窒素を扱う「天ぷら 元吉」(外苑前)

口直しの、らっきょう。

予約困難!液体窒素を扱う「天ぷら 元吉」(外苑前)

鱚(キス)。

サクフワで軽い軽い。キスの旨味もギュッと濃縮されている。

予約困難!液体窒素を扱う「天ぷら 元吉」(外苑前)

粘り気のある、オクラ。

予約困難!液体窒素を扱う「天ぷら 元吉」(外苑前)

鮎と鮎の肝で作ったソースに吉野川の海苔。

鮎のほろ苦さが前面に出ておいしい。

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ペコロス。玉ねぎ醤油でいただく。

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太刀魚(たちうお)。

ムニエル風に仕上がっている。

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手打ちそば。

天ぷら屋さんでそばが出るって、人形町の某店と一緒だ。

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自家製そら豆。

(え?育てたんですか?)と聞くと、枝豆をほぐして、空豆の形にして天ぷらにしたとのこと。

大変な作業らしい。

しかも、めちゃくちゃ甘い。

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賀茂茄子(かもなす)。

ジュッと水水しい水分量。

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鷹峯唐辛子。(たかがみねとうがらし)。

通称、万願寺とうがらし。

予約困難!液体窒素を扱う「天ぷら 元吉」(外苑前)

とうもろこしとハモのスプラータ。

夏を楽しませてくれる一品。

予約困難!液体窒素を扱う「天ぷら 元吉」(外苑前)

ズッキーニ。

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鮑(あわび)。

鮑は火入れすると、むっちりと柔らかくなる。芳醇な香りもあり、素材の良さも垣間見えた。

予約困難!液体窒素を扱う「天ぷら 元吉」(外苑前)

鮑の肝ソースにご飯。

鮨屋でよく出してくれるやつ。

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雲丹。

温かい雲丹が苦手と伝えたけど、こちらは揚げた大葉の上に冷たい雲丹を乗せるタイプでした。岩塩が雲丹の甘みを一層引き立てる。

予約困難!液体窒素を扱う「天ぷら 元吉」(外苑前)

シャッキシャキのレンコン。

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穴子。

鮨屋の仕事をした穴子も好きだけど、天ぷらの穴子も負けていない。肉厚で身がほろほろだったなぁ。

予約困難!液体窒素を扱う「天ぷら 元吉」(外苑前)

四角いとうもろこし。

とうもろこしをほぐして、四角く整えたもの。ブロックのようなパズルのような、綺麗に組み合わせてくれる贅沢なとうもろこしの天ぷら。

予約困難!液体窒素を扱う「天ぷら 元吉」(外苑前)

お漬物で食事で終了。

天茶か天丼。ご飯もかき揚げも7段階から量とサイズが選べる。

うわっ、悩む。せっかくなのでたくさんかき揚げは食べたい、、、

予約困難!液体窒素を扱う「天ぷら 元吉」(外苑前)

かき揚げ7(一番大きい)、ご飯3(3番目に少ない)にした。

料金は変わらないので、食べられる人は最上級で〆ましょう。

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デザート。

牛乳プリンと桃のソース。かじの葉っぱもあり、最後まで季節感を演出してくれる素晴らしいコース内容だった。

お酒も楽しみ大満足。ごちそうさまです。

食べ終えて

予約困難!液体窒素を扱う「天ぷら 元吉」(外苑前)

(写真は鮨かの大将)

お会計、33,000円くらい。お酒はビールから焼酎ソーダ割りの流れで楽しんだ。若干、高いかな?と、感じてしまったのも正直なところ。幹事さんから聞いていたコース料金を加味すると、サービス料等が加算されたか、飲みすぎたか。まっ、コース料金より飲み代の方が勝るということは、何度かあるので仕方ない。

なかなか外食するのも大変になってきた時だし、元吉さんみたいな予約困難店はどんな状況なのかわかりませんが、天ぷら好きなら一度行ってみてください。また、誘われたら行きたいけど、自分で予約取ってまでは行かないでしょう。(先の予約をするのが面倒なので)

今日も食べコン(食べ歩きコンシェルジュ)にきてくれてありがとうございます。気軽に食べに行ける天ぷら屋さんがあれば教えて欲しいです。

Twitterもやっているので、フォローしていただけるうれしいです。

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