新潟メインイベントの一つ、夜の鮨屋。日本海側に面している新潟ならではの海の幸を存分に楽しめる鮨屋が多いらしい。東京には無い、唯一無二。「兄弟寿し」が代表格で、東京から来るお客が大半と聞いて伺う事にした。
(新潟版のミシュランも掲載されるようになり、今後益々新潟グルメに火がつく事間違いない。)
鮨屋さんと鮨屋に行く、いろいろ勉強になって贅沢なひと時である事は間違いない。季節を味わい、店の空間を楽しみ、こだわりを体感する。値は張るけれど、自己投資として捉えつつ日々精進。予約必須の「兄弟寿し」を堪能してきたので紹介しよう。
新潟一の繁華街
二軒食べ歩き終えホテルで一休み。ラーメン、カレーのヘビーローテーションは流石に苦しく、夜飯まで三時間しか無いので胃薬飲んでパソコン作業。
(カチカチ、カチカチ)
満腹感と旅の疲れからで睡魔が襲ってきたので、仮眠も取り夜に備えるzzz
新潟駅近くのホテルを予約したので「兄弟寿し」まで2キロ以上。タクシーで行くのが無難だけど、運動ついでと、新潟の街並みを満喫したいので歩いて向かう。
新潟一の繁華街『古町』は日本三代芸妓の街として有名だったそうだ。新潟県の経済の中心地、期待高まり到着するも、閑散としている。。。
首を左右振り向きながら右往左往歩いて「兄弟寿し」まで向かっているけど、マジで人が少ない!芸妓さんは無論、飲み屋街なのにスーツ姿の人も居なければ、近所のおじさんが散歩している程度。
地方へ来たんだな、と再認識。過疎化が進むエリアが多くなる一方、都心は過密でそろそろ人口1,500万人にもなりそうな状況。一極集中なのは間違いないが、東京からお客を呼び込む地方ならではの魅力はたくさんあるはず。
食材、環境、価格、地道に努力し研究を重ねればお客は次々に訪れる。「兄弟寿し」もその一店、楽しみだ。
予約必須!「兄弟寿し」お任せコース
「鮨 かの」ご夫婦、「柏寿司」親子、友人、私の計6名。
皆で行くメインイベント一店舗目なので高揚感が高まる。では、お邪魔します。
間口の小さな扉から入る。L字カウンター9席のこじんまりした空間は清潔感あり照明も定期度に明るい。
とりあえず、瓶ビールを注文し料理がスタート。
艶やかな緑色の銀杏。
塩味がちょうど良き。
新潟県産、アラ握り。
基本、新潟県の食材を中心に提供してくれるので、東京では味わえない魚が多いらしい。アラといえば、脂強めの白身魚という印象だけど、淡白であっさりしている。
佐渡島の黒ムツ。
これ何か分かります?
サイズ的に鰻か鱧だと思っていたら、1キロサイズの穴子だった。肉厚で脂も乗った極上の穴子、素晴らしい。
友人と一緒に白ワインを一本入れる。値段不明・・・
甘鯛握り。
これまた新潟県産。甘鯛、通称シラカワと呼ばれているけど、値が張る極上品。脂もあって焼き魚にも適していて大好きな魚の一つ。
新潟県産の甘鯛、アラ同様淡白でインパクト小。
新潟県の鯵。
江戸前や大阪湾、出水のモノに比べると、んー。。。
青さと梅が入った茶碗蒸し。梅の塩気と酸味に長けている。
繊維を感じさせない赤烏賊握り。上に乗っているのは、河豚の卵巣。烏賊単体では旨味が弱いので、塩気のある卵巣を組み合わせたのかな?
アイディア商品!
新潟県の食材オンリーとはいかず、北海道の紫雲丹。
焼き茄子。
紅白輝く天然車海老握り。勿論、新潟県産何だけど、やっぱ味が弱い印象。都内に出回らない珍しい感はあるけど、養殖の方が旨味強くて好みである事は間違いない。
漬けにした、目一鯛(めいちだい)。
目が『一』になっているから、命名された魚。
村上でとれた、天然鮎。
十全なすは新潟で栽培されている茄子の品種。漬物に最適で、口内リフレッシュされる。
養殖の鰻握り。穴子に比べると型が小さい印象だけど、養殖らしい独特の味があり好み。
つまみのツブ貝。
ワイン空いたので、日本酒をいっぱい頂くことにする。こだわりはないので、お任せで。
佐渡の南蛮海老。知人が佐渡島周辺は海老が多くて甘いと話していたのを思い出し、南蛮海老は甘海老よりコクがあり握りに最適。
10日間寝かせた、のど黒はトロトロ。
お椀が出て、コースもほぼ終了。
穴子はタレか塩を選べ、タレをチョイス。アッツアッツなので、流石に箸で美味しく頂いた。
村上の紅茶と、
最後に玉子焼きが出て、コースが終了。
ご馳走様でした。
食べ終えて
お会計、20,000円位。
新潟の食材にこだわり、都内では味わえないネタをふんだんに楽しめる唯一無二ではあった。南蛮海老や1キロサイズの穴子など印象に残ったものもあれば、インパクトに欠けるというか、味の無い魚も多かった。
シンプルな感じも良いと、思えるか否か。値段も手頃なので、新潟遠征へ行く際、一度は行くのが良いのかな。都内から再訪問はしないけど、地元にあったか通うであろう。
新潟食材の勉強になった。
さっ、もう一軒飲みにいきますか〜
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