日本の国民食になりつつある『餃子』。中華料理屋へ行くと、とりあえずビールと餃子下さい!昼時であればラーメンと餃子!餃子定食お願いします!
人気を越して餃子専門店も街で見かける事が多くなる。カラフルな餃子、餡に一手間も二手間も加えた創作餃子、店によって色があって面白い。たまに食べるなら創作でも良いけど、やっぱシンプルに王道の餃子の方が私は好き。
肉汁たっぷりのボリューム型、野菜たっぷりサクサクおやつ感覚で楽しめるヘルシー型、ニンニクたっぷりスタミナ型、餃子一つ取っても好みがハッキリ分かれる。調理法も焼き、茹でる『水』、油で揚げる『揚』。
自分の浅い餃子歴、京成立石にある「餃子の蘭州」の水餃子が歴史を塗り替える旨さだった。初めて食べた数年前、友人と綾瀬のもつ焼で飲み二軒目立石へ行こう!と、距離も離れていたけどノリでタクシーで向かった。昼間楽しめる店、夜メインの飲食店、気になっていた「餃子の蘭州」へ入り、無愛想なお兄さん店員に注文を済ませ紹興酒をちびちび舐め回していると、そこへ焼餃子と水餃子が運ばれ一口、むむ!?スゲ〜旨い、と一同。只者では無いと、また皆で食べに行きたいと話して帰宅した日を鮮明に覚えている。
過日、行こうと思い調べると閉店したのか掲載保留中になっていた。(某グルメサイト)電話しても繋がらないので、辞めたのかな〜。色々みていると店主の体調不良?で一時閉店らしい。いつか復帰する事を願い数年、移転オープンした情報をゲットし、二軒目で利用。
久しぶりに楽しんできたので紹介しようと思う。
祝移転オープン!「餃子の蘭州」
ホロ酔い気分で二軒目。四方八方、お店の位置を確認している私を不審そうに交番に立っている警察官凝視。怪しい人物でも無ければ違法な物は持っていないので堂々逆に凝視。
こいつは大丈夫か、っと判断したのか目線を外し私もスルー。交番隣にあるのが移転した「餃子の蘭州」さん。
移転オープンと聞くと勝手なもので綺麗な店構えを想像してしまう。居抜きで入ったのかな?
手書きに営業時間と年季の入ったポスターが目を引く。混んでいる様子もないので引戸をスライドさせ、店内へ。
お一人様客が多く、先客は三人。店主と女将さん、そして息子さん。親子経営で、カウンター内でせっせと調理に励んでいる。
麺類、餃子、飲み物、品数が少ないというのも気持ちい。間口が狭い分、一つの品に神経が行き渡っているのが伝わってくる。
紹興酒グラスと水餃子、焼餃子お願いします。
ちょうど良い距離感の対応。可もなく不可も無く、必要最低限のやりとりがお一人様には好都合である。ベラベラ話したい人には向かないお店なので、好きな料理を注文して滞在時間短く楽しむのが良いと思う。
二種類の餃子を頂く
紹興酒ロックとお冷。口を迎えに行ってチビチビ舐め回す。前回は友人三人で紹興酒ボトルを頼んだっけ?独特な香りが鼻腔を刺激し、餃子が待ち遠しい。
目の前で女将さんと息子さん、いそいそ手早く餃子を包む姿は職人そのもの!記事を等分の切り分け伸ばして餡を包み込む。お客さんの入り具合を逆算しながら、手を早めたり遅めたりと、あくまでも包みたてを提供している贅沢感。
何年、何十年やってこないと成し得る技ではないのは一目瞭然。
そんなこんなであっという間に水餃子完成。十代の若さを思い出させてくれ艶々した純白。モチモチしてそうな皮に見とれながら、早速頂きます。
小ぶりで女性にも食べやすい一口サイズ。皮と餡の割合は同等、三口くらいは皮の小麦感が楽しめ、徐々にニラや肉の味が伝わってくる。そのままでは多少味気なさがあったので、
醤油と辣油で旨味を増強!グルタミン酸豊富な醤油を加えれば美味しくないわけないんだけど、日本人は醤油が大好き!
わざわざ食べにくる価値ありますね。
片面しっかり焼き、メイラード反応起こした餃子も香ばしい。肉肉しいとはかけ離れ、家庭的で優しい肉汁が口内いっぱいに広がる。お腹空いていれば麺類も楽しみたいところだったけど、考えた末御免なさい。
そのかわし、最後にもう一杯紹興酒ロックで店の雰囲気を楽しみつつ、ご馳走様。
食べ終えて
食べる側は勝手なもので、前回以上の期待を持ち訪れてしまう、何ヶ月も何年も行ってないのにね。年季入った技術と確かな味で今も昔も変わらない餃子を提供し続け、実直に商売を続けるお店は応援したくなるし、今後も貫いて欲しいと刹那に思う。
立石という町は一度や二度食べ歩いただけでは語れず、何年も通い続けるレジェント達に失礼かな?クセ強い飲食店が多いけど、時間を作って色々開拓したいと思う。
さて、帰るかな?
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