誕生日ディナーは初の「鮨桂太」さんで食事!!相方に何軒か行ってみたい鮨屋を伝えたら予約してくれました。
最近は新規開拓を控え目にしており、自分の好みがハッキリと分かってきた。シャリやネタ、大将やお店の雰囲気、価格などなど。好奇心で色々なお店に行きたいと攻めていた昨年とは違い、失敗したくないと言う気持ちの方が強くなってしまった(笑)
(なぜかは私のブログを見ていただいている方なら分かるはずです)
さて、「鮨桂太」ですが、2017年に築地の地でオープンし一年程でミシュランを獲得し話題になった。大将は銀座の「鮨太一」出身との事もあり一気に話題になった。ミシュランに関しては色々思う事もあるけれど、これに関してはしっかりと調べてから意見を書いていきたいと思う。
銀座の「鮨太一」へ行ったこと無いけど食通の友人達の間では噂が良い。ランチのコスパも良く美味しいとの事。
某グルメユーチューバーの方も紹介していて更に気になっていたが、タイミング合わずに行けていなかったが、相方が予約してくれた機会に夜のお任せコースを堪能してきたので紹介していこうと思う!
ミシュラン一つ星!「鮨桂太」へ、初訪問
青梅からの100キロ近く運転して帰宅。運転嫌いなので電車で行きたい所だが、幸いにも渋滞に出くわさなかっただけマシだった。
自然に触れられてリフレッシュ出来たけど、結局運転で疲れるというパターン。旅行あるあるですね。
築地駅から徒歩5分くらい。築地本願寺を眺めながらお店に到着すると、外で待っている人が数名。1回転目(18時から)のお客がまだ残っているそうで、しばし外で待機。
20時半を回っても一向に空く気配が無いので覗いてみると、常連らしき人が飲みながら話している。お店側としてはお客を強制的に帰すわけにはいかないので難しい問題かもしれない。普通はお客が気を利かせて帰るべきなんだけどね!
結局20時45分くらい2回転目のお客を入れ、常連は察したのかやっと帰った(笑)
おまかせコース
物腰柔らかい大将とお弟子さんが二人。
大将に挨拶し、いざコース料理がスタート!
(遅くなってすみません、と大将が皆さんに謝っていました)
乾杯は赤星!
鮨屋で変に気取らず赤星が置いてあるのがセンスが良い。生ビールより瓶ビール派!クラフトビールより赤星派!!
朝〆マコカレイ刺身。
噛めば噛む程甘みが強く香りも素晴らしい。
蒸し鮑はムッチリと歯切れが良く、適度に柔らかさも残っている。
素材が持つ香りの楽しみが多少弱く感じる。
鰯の磯辺巻き!
脂の乗った青魚が適した一品である。鯖、鯵、鰯、小肌、時には鰊(ニシン)を使って磯辺巻きにしているお店もある。そこへガリ、大葉を入れて香りも立たせている。
是非日本酒と一緒に合わせて欲しい一品。
飲み物メニューは無いが、日本酒リストがあるので是非!
じゅん菜と余市のバフン雲丹。
チュルチュルした滑らかなじゅん菜が季節感を演出してくれる。
メヒカリは皮目を高温でパリッと!肉厚で旨味を強く、アゲインしたい旨さ!!
適度に食感を楽しめる蛸は噛めば噛む程甘みが強くなっていく。
柔らか過ぎると旨味が逃げてしまうので、私はこのくらいが蛸の旨味を引き出すテッペンだと思う。
(ただ、握りだともう少し柔らかい方がシャリとのバランスは良いだろう)
スルメイカ、雲丹、つぶ貝のリゾット風?
遊びココロ満載の一品は見た目だけでは味の想像が全く出来ない。食べてみると、スルメイカと雲丹でシャリをリゾットに仕上げつぶ貝のコリコリした食感が強く口に残る。酢飯の酸はいい感じで残り、大葉の香り付けも絶妙だった。
(以前、「かくきゅう(新高円寺)」で頂いたとり貝のキモ飯と同じジャンルかな)
水分がキュッと浸み出す水茄子で口内サッパリ!
一品料理が終わり、握りに入っていく。
噴火湾の赤身の漬。
柔らかさが特徴的な鮪。漬にしているのでグルタミン酸の旨味が強く、シャリの塩味とバランスが良い。
やや大ぶりのシャリも食べ応えがあって旨い!
小肌はシャリとの間にオボロを挟んでいるそうだが、小肌とシャリの酸が強くてオボロの甘さの主張は無い。
(オボロが無いともっと酸が強いのかもしれない)
煮蛤(ニハマグリ)。
柔らかくて甘い。蛤を蛤の煮詰めに漬けているそうだ。
凄く面白い発想だな。
熟成された鮪は旨味が強い!鮪に酸が回っている熟成独特なフレーバーも最高だ。
細切りにした白イカはねっとり。
塩とスダチで頂く。
鯵はどんちっち、もしくは大阪湾の物かな?
大とろ並みに脂が強い。
茹でたての車海老甘さ抜群。
かなり大きいので食べ応えもあって贅沢感が凄く強い!
トキシラズ。
サーモンの一種だが脂が綺麗でハムみたいに柔らかい。てか、本当握りのバランスが良く旨過ぎる!
本ミル貝。
隠し包丁が入っているので本ミル貝の固さが口に残らない。
黒ムツ。
終盤に脂が強い魚は苦手だが、不思議と苦は無い。握りの旨さもあるけれど、間にエシャレットが入っていて脂を中和してくれている。
青森県ダイセンの紫雲丹。
雲丹界では超有名ブランドで価格も超一流。
(日本酒の後は芋ソーダ割りを頂いています)
高温の穴子はトロトロ。
シャリも大きければネタもボリュームあるので一貫ずつ食べた時の満足度が高い。
穴子の後、玉子で終了らしいので追加の有無を聞かれる。
(シャコと春子鯛(カスゴダイ)、そしてトロタク巻を追加しました)
甲殻類の中で蟹と同じ旨味成分のシャコは美味しく無いわけがありません。中国産の冷凍物が多く出回っているから苦手な方(見た目もあるかもしれないけど)が多い。
本物食べたら絶対好きになると思う。
白板昆布をのせた春子鯛。
皮目は柔らかく、適度に脂があり、丁寧な仕事が垣間見える。
大好きなトロタク巻も大とろのすき身を使っている。
最後は玉子焼が出てきて、ご馳走様。
食べ終えて
お店に着いて前のお客が帰らない所からスタートした。
一品料理は美味しいけれど大将は物静かで淡々と仕事をこなし、店内が静まりつまらないお店だなっと正直思った。だが握りが始まると一転、握りで黙らせるでは無いけど、唸る程旨かった!鮨を食べて高揚感に満ち溢れた事はほぼ無く、バランスがとても良い。
ネタを緩急を付けるような新鮮な物と熟成させる食材を使い分けている。塩味強めのシャリは赤酢ときび糖を合わせた物。とにかく「鮨桂太」の鮨は旨かったので再訪問は間違いない!
ランチも10,000円16貫と高コスパでやっているそうなので行こうと思っている。とにかく鮨を食べたければここ!!そんなお店を発見出来、同年代の大将も応援したいと思う。
鮨好きは一度は行くべきお店でしょう!!
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