博多食べ歩きメインイベントは再訪問となる「鮨 さかい」である。前回訪問(記事)した際、あまりにも美味し過ぎて感動し必ず再訪問しようと決めていた。
今回博多へ行くにあたり、最初に「鮨 さかい」を予約してから予定を組む事にした。予約を取ったのは年明け最初の営業日だった。ポケットコンシェルジュからも予約出来るそうだが、使ったこと無いので電話して取った。
一ヶ月後に行く予定だったので取れるか不安だったが、昼であれば空いているとの事で予約確定!予約した際にクレジット決済を済ませ、いざ当日。
「鮨 さかい」の素晴らしい鮨と空間に酔いに行って来よう。
「鮨 さかい」を堪能する
前日食べ飲みし過ぎて胃もたれ&二日酔いなのは言うまでもなく、起きてから胃薬と熱々のシャワーで身体を洗い流し時間まで復活させる。
さらにホテルから歩いてお店まで向かった。冬なので汗はかかないが、少しでも万全の体制で鮨を楽しみたい!だったら前日から控えろよ!と、いう意見が多発しそうだが一日悔いないように生きているので仕方ないんです。
昼も夜もコース内容や価格は変わらない。一人30,600円にプラス飲み物代が掛かってくる。一日三回転も営業しているので比較的予約は取りやすく、昨今の予約困難店とは違う。
一見さんNGみたいな括りも無いので気になる方はポケットコンシェルジュから予約を取るか、電話して予約取ってみましょう。
早く到着してしまうとお店のまで待つ事になるのでギリギリで大丈夫でしょう。皆携帯をカチカチいじりながら、私みたいに写真をパシャパシャ取っている方など様々。
食べログベストレストラン2013。
今は2020年なので、その後は獲得していないのか?ミシュラン星を獲得している優良店なのでそんな事は無いと思うけど・・・
そもそも食べログの価値に付いても議論してみたいな。ブロンズ獲得した某店の店主は表彰式を楽しみ行ったらしいけど、全く面白くなく一生行かないと話していた(笑)ゴールド店(一番格式高い賞)を、おもてなしするだけでつまらないと。
私は一度も行った事無いので語れないけど、他店の店主さんも全く興味ないって話していたなぁ。
そんな事を考えているとお店が開き、いざ「鮨 さかい」劇場の幕開けだ!
二日酔いにも関わらず、乾杯はビールをチョイス。相方はノンアルビール。
高知県産のれそれの穴子のジュレ掛けと、親子共演のお通し。
柚子の香りも相まって爽やかで優しい一品。
福岡県志賀島の蛸酒蒸し。
程良く食感を残しつつも柔らかく甘みもある。こちたも柚子をふって風味を豊かにしている。
北海道噴火湾の毛蟹。
毛蟹の身と味噌を和えてあり贅沢な一皿である。美味しくないわけが無い!
朝〆たばかりの平目。
朝とは、今朝だよな?昼の回に使うという事は本当に卸したての平目を提供しているとは珍しい。死後硬直が始まってから旨味成分が強くなってくるのだが、血抜きをしっかりし塩〆して水分を抜いているのでしょう。
弾力が強く噛む力は必要だが、噛む度に香りが出てきて平目が持つ旨味が出て来た。大将も、『こちらの平目は香りを楽しんで下さい!』と言っていたが、まさにその通り。
鹿児島の紫雲丹と唐津の鮑。
杉板の香りが付いたビターな雲丹と柔らかく蒸した鮑、どちらも九州産を扱うこだわりだ。
お任せで日本酒でを頂く事にする。
昨日同様、昼間から飲んで大丈夫だろうか私(笑)
増毛町の牡丹海老にサンタバーバラの赤雲丹をソース仕立てのした一品。前回も堪能させて頂いたが、異なる甘みがバランスが素晴らしい!
残ったソースはシャリと合わせてくれ贅沢リゾットで食べ尽くす!
虎河豚と鮟肝ソース掛け。
これまた前回も頂き、「鮨 さかい」のスペシャリテ!マヨネーズみたく乳化した鮟肝ソースに、淡白だが存在感がしっかりある虎河豚、永遠に食べていたい・・・
残ったソースはわかめで掃除する様に舐め回す。
余市の鮟肝と奈良漬。
鮟肝はきめ細かい旨味が特徴的。鮟肝食べ奈良漬一口、日本酒で流し込む、不要な事は言いません。
唐墨(カラスミ)。
珍味が続き、高級食材がどんどん出てくるな。高級食材=珍しいというだけで美味しいか美味しく無いかは別。ただ、ここでは一手間も二手間も料理しているので食べた時の状態が完璧過ぎる。
河豚白子も高温なんだけど中がクリーミーで、酢飯の酸とのバランスを保っている。(下にシャリが隠れています)
ガリが出て来て、ここから握り。
アオリイカは、下に纏わり付く、ねっとりとした甘さ。
閂(かんぬき)は噛んだ瞬間の香りを楽しむ。
対馬のノドグロは濃厚な旨味。見た目では分からないが漬けにする事によって脂が爽やかになり酢飯に寄り添ってくる。
天草の小肌は塩〆強めで酢は弱い。
脂が多いので酢が入りにくいので塩強めで小肌が持つ旨味を活かしている。
今日の本鮪はこちら!
京都舞鶴の定置網で獲れた物。定置網、延縄、一本釣、色々な漁方が出て来て漁師さんも良い意味で楽になっただろうな。
赤身は飲み込んだ後に色々な余韻が残っている。赤身だからこそ楽しめる香り。
血合いぎしの中とろは本来固くて握りにくいけど、この母体は柔らかく綺麗に握れると大将が話していた。
蛇腹の部位の大とろは食べると一度バラバラになってしまうが、次第にまとまり感が出てくる。
同じ母体の本鮪の赤身、中とろ、大とろをここまで区別して楽しめたのは初めてだ。凄いとしか言いようが無い・・・
車海老。
前回同様、裏方が大変な作業なので大将は茹で上がるまでドッシリ板場で待っている。
本鮪からの車海老で茹で立てなので温度の変化も楽しめる。前回も感じたけど、個人的にはもう少し茹で時間を短くして柔らかい方が好みかな。
煮蛤(にはまぐり)は前回より柔らかい。
この柔らかさを毎回維持するのは難しいのだろう。
北海道厚岸のムラサキウニ。
お椀。
皮付きべったら漬けも酒飲みには良いアテになります。
穴子が出て来て。
名物のトロ巻き!
前回は白髪葱が入っていたが今回は無し。トロタクが良かったな(笑)
玉子焼き。
最後に干瓢巻きが出て来てご馳走様。
男性と女性で干瓢巻きの切り分けているのも乙なサービス(笑)。女性は食べやすいように、さらに半分しています。鮨屋の店主さん、真似して下さいね!
食べ終えて
今宵も最高なひと時だった。
ここは定期的に通わなければならないので、次回の予約も確保。7人で予約したのでその場でクレジット決済しなければならず、翌月のカード払いが悲惨な事になっていた(笑)
6月の予約なのだが、今現在新型コロナウイルスの状況次第で行けるか行けないか定かである。私達が行きたくてもお店が営業自粛したら行っても意味無いからな〜
終息する事は無いけど、せめて緊急事態宣言解除してもらわないと経済が回らなくなってしまうね。
さっ、二軒目はどこへ行こうかな〜
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