焼鳥屋もバブル期に入ったのかもしれない。
六本木・西麻布界隈は鮨屋の出店も多ければ、同じくらい焼鳥屋も増えて来ている。一昔前までは食べたい時に行けるリーズナブルなイメージの強かったジャンルだったが、高級路線が止まらない。
その中でも昨年養鶏場を営むオーナーが西麻布にオープンした「焼鶏 ひらこ」が巷で話題になっている。何千羽と扱って来て、自分で捌き研究した結果、オリジナリティ溢れるスタイルで提供したい！そんな思いで田舎から高級住宅街に殴り込みに来た。
グルメの方々から言わせると賛否両論あるそうだが、果たしでどんな焼鳥（鶏）が楽しめるのか？
早速紹介しよう。
「焼鶏 ひらこ」へ、初訪問
一度飲み会に行った方から二週間前に連絡が来て、
「仲間内数人で焼鶏ひらこへ行くんですがどうですか？」と、メッセージが届いた。
最近は知らない人達が居る飲み会は行かないし、初めましてが億劫なので避けている。誘ってくれた知人も一度しかお会いしていないので、断ろうと思ってんだけど・・・
行ってみたいお店だし、「鳥さわ22」の中澤氏に聞くと「行って感想聞かせてよ！」と言われたので、行く事にした。
・・・
20時半スタートの会。
仕事も早く終わって時間があったので六本木に最近オープンしたシーシャ屋でゆっくりしてから行こう。鮨と焼鳥バブルも凄いけど、シーシャ店も多くなって来た。
（小一時間程楽しみ、お店に向かった。六本木のシーシャ屋は値段が高く、我々庶民では気軽に来れないね）
六本木駅から西麻布方面に歩く事10分位、黒を基調とした渋い佇まいが目的地「焼鶏 ひらこ」。
一日二部制。カウンター10席のみ。
今回は6席で仲間内でワイワイ系らしいが、知っている人（そんなに仲良くない）一人だけで面倒臭いけど料理をしっかりと楽しみたいと思う。
ちなみに、料理と飲み物のペアリングを推奨しているお店らしい。焼鳥も串に刺さないスタイルでお店の方が部位別で絶妙な焼き加減で出してくれるらしい。
では、楽しみましょう。
「焼鶏 ひらこ」を堪能する
前菜的な一品、モモ肉のスモークと大豆。
乾杯はへべすのサワー！
卵管の刺身。
卵管を刺身で食べさせるお店初めてだ。新鮮だから食べられるのか、下処理が上手だからこその一品なのか、どちらにしても珍しい一品。
シンプルなキャベツ炒め。
鶏皮の炭火焼き！
タレをたっぷり付けて食べて下さいとの指示。
（ちなみに食べ方の指示やペアリングのタイミングが凄く細かいです）
キンカンが弾けた瞬間で赤ワインを流し込んで下さいと（笑）
自分で飲みたいタイミングで飲むからうっさいわ〜！！と、途中から思い始めました。
大好きな銀杏は日本酒とペアリング。
モモ肉とネギの炭火焼き。
ネギは合間、好きな時に食べてよし！鶏肉は弾力が強くハリのある食感が特徴的かな。
天使の誘惑のソーダ割りが美味しく、途中からこればかり飲んでいた。
アルコール度数高い焼酎は炭酸割りにすると香りが強くなって好き！
ただ、お洒落なグラスに入れないで、もっと容量入るグラスに入れて欲しい（笑）
すぐに無くなって一々お代わりお願いするのが面倒。
同じモモ肉でも場所が違う部位の食べ比べ。
（あまり違いが分からない）
トリュフ入りのオムレツ。
混ぜて一口食べ、胃袋に流し込まずに待つを繰り返してお酒とペアリング。
鶏の特上トロとキャビア。
マグロで例えると、大トロの部位らしく一番脂が乗っていて美味しいと。キャビアの塩気が少なく、個人的にはバランスがいいと思えた。
フォアグラは一口食べ日本酒と一緒に流し込む。
ストレス無いフォアグラは臭みが全く無いので香りも強く上品な甘み。
セロリと鶏ホルモンスープ！
セロリ苦手な人も食べやすい仕上がりになっている。
プルミエと呼ばれる、モモ肉の中でも希少部位（らしい）。
初めて聞いたけど、そんな部位あるん？（笑）。どれだけ大きな鶏肉を扱っているか知らないけど、あまり違いが分からない私です・・・
椎茸。
鶏めし！
毎朝食べたくなる感じ。
ササミチーズと胸肉。
手羽先！
焼鳥を食べている感覚が途中から無く、違いが全く分からなくなって来た。視覚が大事なんだなぁ（笑）
レバ刺し。
鳥さわ22のレバ刺しの方が美味しい。
きんちゃく（お尻の部位）。
別名ぼんじりともいうのかな？
せせり。
春菊の酢の物。
酢に甘みも加わり、春菊独特な苦味が無くて旨い。
親子丼。
多分大鍋で作った親子丼を取り分けて、鶏肉を後から乗せた感じかな。
鶏スープ。
胸肉。
卵かけご飯が一番美味しいと感じた。
混ぜ過ぎずオリジナル醤油を垂らしてシンプルなんだけど奥が深い。お代わり自由なので、〆にたらふく食べるのがいいと思う。
デザートが出て来てご馳走様。
食べ終えて
お会計20,000円。
ペアリング付いて特別コースだったのかな？ほぼ飲み放題とは聞いていたけど、何だか忙しなく注文しずらかった。
料理一品に対して飲み物を変えるから一口サイズで色々出てくる。上でも話したけど自分のペースで飲ませて欲しい。二口噛んでから流し込んで、みたいな事面倒臭くてダメだったなぁ。
好みがハッキリ分かれるお店だし、どちらかと言うと食べ慣れていない素人には受けるお店かな。一度行けばもういいと思ったお店の一つでした・・・（笑）
