かに大根鍋、今ではインスパイア的な感じで食べられるお店が多いけど、元祖は「ふぐ 牧野」です。
『ふぐ』と店名に付いているのに、『かに大根鍋』?普通は、ふぐちり鍋が名物になっても良いような気がするけど、いつからか皆『毛蟹大根鍋』を求めやってくるようになったそうです。
冬季シーズンは予約困難なのはもちろん、数カ月前から予約しておかないと堪能することが出来ない名店!
私含め、友人4人でとことん食べ飲みしてきたので紹介します。
予約必須!『かに大根鍋』が有名な「ふぐ 牧野」へ行ってきた
初めて行くお店はシステムがわからない事が多い。予約方法や料理の価格、アラカルトなのかコース料理なのか。
「ふぐ 牧野」もその一つ。
とりあえず友人が行ってみたいの一言で予約しようと決めました。
「いつになるかわからないけど、とりあえず電話して予約取ってみるわ!」。
早速電話してみる。
私:「お忙しいところすみません。4人で予約したいのですが、日曜日最短ですと何日が空いてますか?」
お店:「そうですね〜、、、。日曜日ですと3月10日が最短です」
私:「ではその日4人で予約お願いします」
電話した日が12月の2週目だったので、大体3ヶ月待ち。平日だったら2ヶ月前でも予約できるそうなので、思ったほど困難ではありません。
要予約メニューが、『かに大根鍋』。電話の段階で、注文しておきましょう!ふぐ刺も、予約時に受けていて2人で1人前くらいが丁度良いボリューム感。
「ふぐ刺、たらふく食べたーい!!」という方は、人数分でもいいと思います。
実際のメニューがこちら。
リーズナブルとは言えない価格設定だけど、本物はこんなもんらしい。蟹好きの友人は、「これだったら安いくらいだと思うよ」と言っていた。
白子と活毛がにに関しては、時価!
寿司屋みたいだよな〜、ちょっと怖い(笑)
飲み物メニュー。
ビール、焼酎、日本酒、ワイン、一通りあります。高級なシャンパンとワインもあるけど、やっぱ『ひれ酒』を飲みたいよね。
ふぐを扱っているお店だからこその『ひれ酒』。ふぐのひれを乾かし、熱々の日本酒にひれを入れ、蓋をし香りを閉じ込め、飲む前にマッチで火をつけて香りを投出させる。
クセが強いけど、香りがメチャクチャ良くて、ついつい飲みすぎてしまう。
(いつも飲み過ぎてるけど(笑))
それでは、堪能した料理たちを紹介していきます!
「ふぐ 牧野」をとことん堪能する
瓶ビール
乾杯は瓶ビール。
駅から10分以上歩いて、喉カラっからを潤す。
お通しは、松前漬。
塩気と食感が楽しめ、お通しで出てくるのは嬉しい一品です。
ふぐ刺
予約しておいたので、直ぐに出てきた。
これで2人前。皮刺も付いていて、嬉しい。
箸で、サァーっと取り5枚くらい一気に食べてみたい。
自家製ポン酢に薬味のアサツキと紅葉おろし、美味しくないわけがない。
淡白なんだけど食べ応えのある歯応え、噛めば噛むほど出てくるふぐの旨味、美味いぞ!
(ふぐ刺、こんなに美味しかったのか)
ふぐを食べ慣れてない私でも、刺身の美味しさは別格と思えた。1人1人前でも良かったかも?
煮こごり
煮こごりも、別格。
ふぐの皮がたくさん入った煮こごりは、神!
豊田屋(平井)で食べた煮こごりも美味しかったけど、正直レベルが違います。
ひれ酒
ひれ酒を注文。
熱々の日本酒と香ばしいひれの組み合わせが、独特で好き!一度頼めば、次からはつぎ酒で充分ひれ酒が楽しめる。
焼きふぐ
焼きふぐはお店に行ってからでも注文可能。
このボリュームで2人前、10,000円(笑)
仲居さんが丁寧に焼いてくれるサービス。
身の部位、骨がついたスペアリブ、異なった部位を絶妙な焼き加減で食べらる。
火を入れたほうがふぐは旨い。
身がふっくらし、極上の白身魚を食べてるような感覚です。
骨の周りが一番旨味が強い!と、前に誰か入ってけど間違いない。
脂もあり、ジューシーで身の旨味をさらにレベルアップさせた感じ!
会話がなくなり、皆一心不乱に食べてる(笑)
ふぐ白子
銀座 しのはらで食べた、ふぐ白子も立派だったけど、これも負けてない。
箸で割るのが勿体ないけど、パカッと割く。
トロットロで濃厚かつ、クリーミなーふぐ白子。口内が幸福でしかなく、言葉がいらない旨さ!
塩加減、焼き具合も流石としか言いようがない。
時価と記載があり、確か1人前3,000円だったかな?高いけど、満足できる美味しさです。
唐揚げ
唐揚げの中で一番好きなのが、ふぐ。
焼きふぐ同様、唐揚げにすると身がふっくらし、旨味がコーティングされる。食べた瞬間、カリッと香ばしい旨味に加え、後から美味しい脂身が口内を支配していく。
橙(だいだい)を絞ってさっぱり食べてもいいけど、黙ってそのまま食べるのが良し!1人1人前余裕で食べられるくらい、軽いくて旨い唐揚げです。
かに大根鍋
やってきました、メインのかに大根鍋!
合わせ味噌をベースに、バターのコクと旨味たっぷりのスープに、毛蟹とたっぷりの大根。毛蟹は風呂に浸かってるようなビジュアル(笑)
美味しくないわけないでしょ?
スープを一口、濃厚。
大根、こんなに旨い大根初めて。
毛蟹、言葉にならない。
毛蟹をほぐすのが若干億劫にはなるけど、美味しさのために一心不乱。
ふぐもそうだけど、鍋史上No. 1だろうな。これはわざわざ予約して食べに来る価値ある!
箸休めのお新香。
食べ終えた頃仲居さんが、「スープの量的にラーメンと雑炊、どちらも食べられそうですがどう致しますか?」
最初は雑炊のみだった予定だけど、スープを残しておくと、ラーメンも楽しめるので覚えておいたほうが良いでしょう。
じっくり育ててきたスープの旨さ、言葉にならない。
バターのコクと合わせ味噌の相性が本当に良い一杯!
最後は雑炊!
雑炊も今まで食べてきた中で一番旨い!旨すぎて失神レベル!!
時期によっては、ここにいくらを投入することができるそうです。3月はシーズンではないので残念。
この雑炊、風邪ひいた時食べられたら、一瞬で元気になりそうだな(笑)
お腹一杯で腹がはち切れそうになっていたけど、ずっと食べていたい自分が居ましたが、御馳走様でした!
最高に旨かった〜
食べ終えて
この日の会計、4人で82,000円程。
かに大根鍋を中心に全てが4番バッターだったので、主役揃い。ふぐ刺、焼きふぐ、唐揚げ、ふぐ尽くしを堪能した後、かに大根鍋という素晴らしい組み合わせ、最高過ぎる!
定期的に通いたお店の一つになった。
味も一流だけど、価格も一流なので、気軽には行けないけど、1人20,000円強払う価値はある!
明日から仕事頑張ろうと思った夜ご飯でした。
夏は1ヶ月(8月)は丸々休みらしいので注意してくださいね。
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