カレーセットを堪能!「花丸そば」(西大島)

カレーセットを堪能!「花丸そば」(西大島)

約2年前立ち食いそば屋にハマった。お店によってお出汁やそばの違いがはっきりと分かるようになり、『こんなに安く提供していただき申し訳ない』気持ちになった。お財布に優しく腹も満たせる、老若男女愛される日本のソウルフードのひとつだろう。

新大橋通り沿い、都営新宿線西大島駅より約5分くらいの場所にある「花丸そば」。1度訪れたことがあり(当時の記事)再訪問となった。タクシードライバーはもちろん、大型トラックが店前に止まっている光景も多々見かける。運送業に方々にとって立ち食いそば屋は切っても切り離せない存在なのかもしれない。

坂崎仁紀氏「ちょっとそばでも 大衆そば・立ち食いそばの系譜」
平松洋子氏「そばですよ(立ちそばの世界)」

2冊をきっかけに筆者も立ち食いそば巡りを始め虜になった次第。ただ、最近は足が向かず(というか外食する機会が減った)ご無沙汰。ランチ難民になった日に「花丸そば」でカレーセットを堪能してきたので紹介しよう。

前回と同じ料理を注文したので、何年経っても食の思考を変わらないなっと、実感。

西大島で立ち食いそばなら「花丸そば」

昔の立ち食いそばのイメージがあまりよろしくない。横浜駅西口にある某店(有名らしい)、高校生の頃通学路として毎日のように通っていた場所、スーツ姿の人たちでいつも大混雑。外で丼を片手にズルズルズル、夏だろうと関係なしに300円のそばを啜っていた。

当時の思考だと、

『こんな狭いスペースで立って食べておいしいのかな』と、疑問だった。物は試し、人生初(小さい頃食べたかもしれないけど)の立ち食いそばに挑戦した高校2年生の冬。黒の学ラン姿男3人、部活帰りに寄っていざ啜る。

立ち食いそば初心者であり、そばの味なんかほぼ知らない若造は思った。

『全然おいしくない』

汁にのびたそばがのってコシは皆無。七味を大量にかけるも物足りなさもあるけど、しっかり完食。金がなくて、とにかくお腹を満たしたい層にもいいのかもしれないね、と約15年以上前の感想。

それから、その某店には行ってないけど、今なら魅力が理解できるかもしれない。よし、近々行ってみよう。

 

カレーセットを堪能!「花丸そば」(西大島)

過去の話はその辺にして、「花丸そば」の営業時間は午前8時半〜15時半まで。不定休なので気をつけよう。

2度目の訪問になる。前回同様、空いていてゆっくり食事ができそうだ。

お店入って右手に小さな券売機がある。食券を購入してから空いている席に座る。

(なるべき小銭を用意して行くようにしましょう)

食券の写真は撮り忘れましたので、こちらを参考にして下さい。

カレーセットを堪能!「花丸そば」(西大島)

前回はかき揚げそばのカレーセット。今回は冷たいそばだったから、かき揚げ抜きのそばとカレーセット。

カレーセットを堪能!「花丸そば」(西大島)

温かいそばでないと、汁に浸ったかき揚げが花開かず旨味が半減。冷たいそばの場合は、天かすやネギで十分楽しめる。

カレーセットを堪能!「花丸そば」(西大島)

もそもそ太めの自家製そば。茹で上げ後氷水でキュッと〆ているからこそ多少力強さを楽しめる。濃いめの汁も冷たくするする胃袋に流れ込んでいく。

特別感動はない。けれど、価格を考慮すると凄くありがたみが芽生える。価格以上に価値があるということだ。

カレーセットを堪能!「花丸そば」(西大島)

野菜たっぷりの自家製カレー。

カレーセットを堪能!「花丸そば」(西大島)

お出汁の中に辛さの刺激も兼ね備える。甘味から辛味、最後は旨味。毎日出汁を大量に摂るからこその完成度。

個人的にはらっきょうもあると嬉しいのだが…

カレーセットを堪能!「花丸そば」(西大島)

長居は無用。入店から退店まで約10分弱、タンパク質は取れないけど糖質を補充には十分。お財布にも優しくお腹も満たしてくれる立ち食いそば屋には感謝しかない。

物価高で騒がれている中、これからどうなるか分からないけど、後世に残って欲しい食文化の一つだと筆者は思う。ありがとう。

食べ終えて

再開しようかな、立ち食いそば屋巡り。

なんだかんだ、有名店は回ったけど隠れ名店もあるだろうし地元にひっそり佇む古参店も多いはず。ネット情報を頼りにしないで、口コミ重視。足を運んで体感しないとですね。

おすすめの立ち食いそば屋ありますか?

『ここかなりいいよ!』
『名物の〇〇おいしいよ!!』

皆さんの一押し店あったら、是非コメント下さい。よろしくお願いします。

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