たこ焼きといえば本場大阪を代表する品の一つ。フワフワ・トロトロ、柔らかくて熱々の餡に蛸がゴロッと、ソースとマヨネーズの旨味が加わり想像しているだけで生唾が止まらなくなる。
関東出身(神奈川県・横浜市)の私にはたこ焼を食べる習慣は全く無かった。近所で食べられるお店もなければ、家にたこ焼器があった覚えも無い。食卓にあった、たこ焼はスーパーで売っている冷凍のもの。関東の人はそんな感じですよね?
物心ついた青春時代、某たこ焼チェーン店が店舗数多くなったのか見かける事があり、一度友人と食べたらカリカリで香ばしく、これが本物のたこ焼なのね!と、納得。ソース以外にもトッピングが豊富に揃い、気分で味を変えて楽しめるのも面白いなぁ。
若かれし私とたこ焼の付き合い方は本当に浅い。そして、ほぼ付き合いも無かった・・・
月日は流れ、大阪出身お友人も数えると両手くらいは居るのでたこ焼について話を聞く機会が増えた。東京で旨いたこ焼はほぼ無い!あんなのたこ焼とは呼べない!!商人の町、食の台所大阪人はとにかく厳しい印象だが、「わなか」のたこ焼を食べたら、その言葉に納得してしまった。
大阪でオススメのたこ焼屋知らない?と、聞かれたら真っ先に「わなか」と応えたいくらい好みだったので紹介しようと思う。
大阪で気軽にたこ焼を味わえる「わなか」
おでん、寿司を楽しみ大阪随一の繁華街難波へ戻ってきた。初日に繁華街の様子を伝えたけど、さらに人は少なく閑散としている。
観光名所の撮影スポット、グリコの前はガラガラ。かに道楽があるメイン通りも閑散。吉村知事の大胆言動が話題になって活気が出てきそうな気がするけど、先は長い。本当コロナ脳とは会話は成り立たず、経済を回していかないと失業率に応じて自殺者数も増加する一方。年配の方や基礎疾患がある人は自粛する方が良いけど、健康で元気な方は外に出て経済を少しでも回して欲しいと刹那に思う。
(一時は食べ歩き控えていたけれど、最近徐々に活動しています)
「たこ焼道楽わなか」さん。数あるたこ焼屋の中で地元の方は勿論、観光客にも多く支持を受けている人気店。ただ、この時は観光客が少なく静かな雰囲気で活気は無かった。
イートインスペースが広く確保されているので、店内でのんびり食事しよう。さてさて、何を注文しようかな?
たこ焼8個500円
12個700円
15個800円
たこポン、ねぎ塩ポン酢、おおいり、たこせん、わんこだこ。シンプルなソースとマヨネーズ組み合わせの味だけかと思いきや、レパートリーが多い。
色々味わってみたい私は『おおいり』を選んだ。『おおいり』、アルバイトをしている時『おおいり袋』をいただいた事があった。売上がいくら以上越えると会社から支給され、時給以外にもお金をもらえる喜びを噛み締めた事がある。
『おおいり袋』にちなんだネーミングなのかは不明だけど、お得感ありそうなのでオススメです。
「たこ焼道楽 わなか」のたこ焼
お酒も飲もうかと考えたが、二軒飛ばし過ぎたので控えておく。
たこ焼を受け取り、セルフサービスの水を入れ席に座る。一階、二階、合わせて80席もあるので人が少ないと、のんびりゆっくり楽しめる。
『おおいり』がこちら!
ソースマヨ、醤油かつお、塩ねぎのせ、辛口ソース(だったかな?)。一口食べて分かる、納得の美味しさ。生地は柔らかく中は熱々トロっトロ!口を縦にホフホフ、横にスーハー、火傷一歩手間の熱さが病みつきになってしまう。蛸の存在感、紅生姜の酸味とほろ苦さ、ソースの旨味、旨いの一言に限る!
外観はモロ、素人向け観光客向きの趣だが味はホンマもんなので是非大阪立ち寄る際は寄って食べてみて欲しい。ご馳走様でした!!
食べ終えて
大阪人が「わなか」のようなたこ焼で育って来たのであれば、関東にある某店の物は偽物や!って豪語するのも納得出来るな。串かつ、お好み焼もそうだけど、大阪独自の文化が根付いているし、関西人独特の譲らないプライドがある。好きな物は好き、嫌いな物は嫌い、普通はないという事ですね(笑)
東京で絶品たこ焼が味わえるとしたら、渋谷にある「天風(てんぷう)」くらいだろうな。ここは本当大将の雰囲気も楽しくお店が一体になって団結力がある。たこ焼も旨いし、おでんも魅力的。たこ焼にうるさい関西人も納得するのでは!?
さっ、ぼちぼち帰る準備しますかなぁ〜・・・
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