和食で有名なお店「日本料理 晴山(せいざん)」へ祈願叶って行けた日の事。
某有名店出身の店主が三田にお店を構えて10年弱。今では予約困難店として有名であり、私自身も一度は訪れたかったお店の一つである。
私がSNS(特にFacebook)で繋がっているグルメと言われる人や有名な方々がこぞって訪れては絶賛していたので、さぞかし『美味しい』と思い込んでいた。あの人が言っているから旨い、あの方が褒めているから人気店、そんな風に思う事有りますよね?
自分で確かめないと気が済まなかったので、友人通じて予約してもらい訪問。正直な意見と感想を述べていきたいと思う。
尚、あくまでも私自身の主観で書いていくのでよろしくお願いします。
「日本料理 晴山(せいざん)」へ、初訪問
皆さんにとって一番好きな料理は何でしょうか?
料理と言われても自炊する人も多くいれば、外食ばかりする人も沢山います。家庭的で優しい味付けも好きな人、鮨や焼鳥が好きな私も居るし、ラーメンばかり食べている人多く知っている。
2013年和食はユネスコ無形文化遺産に登録されてから世界中から今まで以上に日本の料理に注目が集まった。外国では鮨(SUSHI)といえばサーモンやカルフォルニアロールが当たり前だった時代、日本に来日した外国人は本物の鮨を食べて涙した方も多かったそうだ。
それから日本の飲食店バブルが始まり、SNSも盛んになり、皆写真を撮りたいが為にいく層も徐々に増えてきた。
そして「日本料理 晴山(せいざん)」も飲食店バブルに乗っかるような形で多くのお客を虜にしてきたお店の一つ。オープン当初はリーズナブルでお手頃価格で手に入る食材を足し算引き算で調理し優しい味が売りだったそうだ、と一緒に言った友人は話す。
『最近は予約取れなくなったし、値段もどんどん上げちゃったから行けなくなったんだよね〜。久しぶりだからめっちゃ楽しみ!』
はい。勿論私も楽しみにしてますよ!
皆さん、絶賛するくらいですから美味しく無いわけないですよね?
20時半の予約で時間通り入店。
店内入って正面は料理人が数名おり、ライブキッチン形式になっている。左手がカウンター席、右手はテーブル席になり、店主と会話出来るカウンター席の方が圧倒的人気。
私達もカウンター席を予約して頂いたので感謝!
(この時までは感謝していました(笑))
お任せコース
飲み物メニュー。高級な和食屋にしてはリーズナブルなワインが置いてあるのは嬉しい。
5,000円の白ワインボトルを注文。
コース料金は18,000円〜になっているので当日の仕入れ価格で若干変動するのでしょう。
一品目から高級食材で攻めてくる、鱧とキャビア。
鱧はタタキになっているけど、圧倒的見た目も味もキャビアの方が存在感強い。
鰻と冬瓜のお椀。
出汁の優しさでほっこりする。鰻は正直、鰻だけで食べたいけど(笑)
お造りは車海老と平目。
車海老の芯は生で火入れが素晴らしい!殻付きで素揚げしているそうで、時間と温度のタイミングが難しいと店主が話していた。
色のグラデーションは綺麗だけど、正直鮨屋で食べるくらい茹でてくれた方が香りもあって旨いと思う。
ここまでは味蕾が味を受け止めてくれていました。最初からキャビアはキツかったけど、その後出汁や刺身で淡白な味だったので整えられた・・・
鮑と雲丹のうどんで味覚が撃沈しました!
鮑の肝と、うどんを合わせ、蒸した鮑にたっぷりの雲丹、そして芽ネギをちら付けせた名物?らしい一品。一口食べただけで旨味が強過ぎて味蕾が受け止めきれない。味蕾が受け止められるうま味の限界を遥かに超えて、気持ち悪い(笑)
うどんもラーメンの麺より塩分強いし、肝ソースも味付けされている。
皆、旨い旨いって食べているけど、本気で言ってんの?味覚音痴か、今流行りの同調圧力で発しているだけ??
もうね、ここから食べても味がしなくなってくるし、高級食材で疲れてしまいました。
トキシラズと牛蒡餅。牛蒡餅みたいな野菜を楽しませてくれる料理がいいなぁ。。。
毛蟹と茶豆の春巻き。
ビールが合うというので頂きましたが、私は食べるペースが遅くなっている。
いや、むしろ初めて残す料理も出て来てしまいました。
(絶対不機嫌な顔になっていて、店主も嫌な思いしただろうな)
一品目に出てきた鱧を調理法変えて出す。
食材がはけないのは分かるけど・・・
脂たっぷりの佐賀牛で私の舌と胃袋はノックアウト!
もう、気持ち悪くてダメ。一緒に行った友人も、昔はこんな感じではなかったよって言いながら食べきれていない。
蟹の出汁を取ったリゾット。
ご飯は鰻とトウモロコシの土鍋ご飯。
一杯食べるのに限界で、後は持ち帰り。
デザートにはアイスクリームに・・・、サマートリュフかけている(涙)
勘弁して欲しい。デザートにまで三大珍味使うんですか。
食べ終えて
正直なにが美味しいのか不明でした。高級食材をふんだんに使い、しかも足し算ばかりで食べ疲れどころか、食べられなかった。
某店店主は自慢した感じで、最高の和食!的な感じで投稿しているけど、味覚音痴だね。「日本料理 晴山(せいざん)」の店主も、一度料理を見直した方が絶対お店のためになると思う。一度行ったら飽きる人ばかりだし、多分店主がやりたい料理と方向性も違うように感じた。(直感だけどね)
人気店=美味しい
間違っている。私みたいな弱者でも、論破していこうと思う。お店の方を否定している事もあるけど、「日本料理 晴山」に関しては一度原点に戻るべきではないでしょうか?
ここまで食べ疲れ、完食出来なかったお店は初めてでした。
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