金沢食べ歩き最終日。 前日、「竹千代」さんを後にして友人の同級生が経営している焼鳥屋で散々呑みまくって1日が終了した。
昼から飲みまくった挙句、記憶は多少あったが所々憶えていない。 案の定、翌日二日酔いになる。ホテルのサウナと熱々のお風呂に浸かり酔いを頑張って冷ます!チェックアウトギリギリまで粘り、有名観光地近江市場で待ち合わせし最終日がスタート!
近江市場、想像より活気があり盛り上がっていた。人気の回転鮨や海鮮丼で有名なお店は平日にも関わらず30人近く並んでいた。
豊洲へ移転する前の築地場内外を思い出させてくれる光景。つい食べたくなり、活きの良い鮮魚も買いたくなってしまいそうだ!イートインスペースも確保してあり、ビール片手に食事を楽しんでいる人も多い。
が、実際は観光客向けなので雰囲気だけ味わい昼予約しているお店へ行く事にした。 ランチは「天ぷら 小泉」さん。紹介しよう。
予約必須!「天ぷら 小泉」へ、行ってきた
金沢で天ぷらを食べるとは想像もしていなかった。と、言うのも行きたいお店リストには「天ぷら 小泉」さんは入ってなくノーマーク。
今年は天ぷら屋を多く食べ歩きたいと思っていたので好都合ではあった。 金沢=鮨。いやいや、和食に粉物、天ぷらも人気なお店があるんですよ。 地元の方曰く、「天ぷら 小泉」明日行くんです!と伝えたら、よく予約取れたね〜と驚かれた。一緒に行った友人(先輩だけど)が二週間前に電話予約してくれたので詳細は知らないが、予約困難店。
野町の繁華街から住宅街を歩いた場所にあった。閑静と言えばその通りかもしれないが、金沢市民からしたら十分栄えていると捉える方も居るかもしれない。
大分アルコールも体内から抜け、戦闘態勢万全!美味しい食べ物続きで贅沢しているが、私なりの自己投資。美味しいだけで無く、お店の魅了や食材の勉強、さらには調理法など新しい発見があるので面白い。 勿論好みや大将との相性、お客さんの民度等もあるので難しい。
古民家を改装したような高級感溢れる建物。以前は別の場所でお店をやり、移転したそうだ。こだわりが強そうな「天ぷら 小泉」さん、早速お邪魔してみましょう。 (ガラガラガラ)
ランチコース(6,000円)を堪能する
店主とお弟子さん、さらに裏方一人(多分)で切り盛りしている。
っと、とりあえず瓶ビール(笑) お酒が抜けても抜けてなくとも、昼から飲むビールは格別だね。
先付けは、鯖とうるいをカブラ酢で味付けした一品。サッパリと酸味が効いている。
雲丹天ぷら。 温かい雲丹は苦手だが、冷たい物は大好物!
続いて、日本酒を頂きます。地酒で珍しい物をお任せでお願いする。
福井県のらっきょうとお漬物。塩気が少なく、これまたサッパリして箸休めやお酒のアテにうってつけだ。
自家製だと思うが、通信販売したら売れると思う。
同じく福井県産の白魚天ぷら。
岐阜県の銀杏天ぷら。小ぶりではあるが、味がハッキリした銀杏。
富山県滑川(なめりがわ)の蛍烏賊天ぷら。今年は1月から取れるそうで、早い時期から流通していると話していた。
禁漁など規制があるので一時しか食べられなのでとても貴重。肝はまだスカスカだが、十分旨味を感じられる。
綺麗に三層になったホタテの天ぷら。
ツボミの新芽。 水々しく、ほのかにニンニクの香りが鼻から抜けていく。
ゲンゲ天ぷら。 ゲンゲとは北半球に生息する深海魚の一種。近江市場で初めてみて、気になっていた魚の一つで食べらるとは思ってもみなかった。
深海魚なので脂が多く、ほぼコラーゲンと言えば間違い無いかな?旨味成分は無く、下味を付けて揚げたり工夫が必要なのかもしれない。焼魚にしたら、もっと美味しいのか? 何れにしても、石川県民には慣れしたんだ魚らしい。
懐かしい、幻の瀧。
車海老天ぷら。 頭は味噌付き。紅花油100%、味噌付きは油を悪くしてしまうが一切の妥協はない。 車海老の身の甘み、頭の香ばしさと味噌の旨味、どちらも最高!
玉取茸。 薄くても味が濃いの特徴的!
また昼間からガンガンいってます! ちなみにチェイサーは昨日同様、ハイボール(笑)
ここから追加注文。 大好きな墨烏賊!鮨で食べても柔らかいし、熱を加えると更に柔らかく甘みも増す!!
通常コースに鱚は入れて欲しいな。 フワフワの身が堪らない!
加賀蓮根は水分量が多く、ジューシー!
アスパラは根元は生で出してくれた。サクッと歯切れが良く、噛んだ瞬間ジュワッと水々しく甘い。
先の方は天ぷらにして揚げて頂きました。
そして穴子もあるとの事で注文したら、カウンターで活けを捌いてくれた。田舎ならではのカウンターパフォーマンスで、面白い!
〆はコース内で、私はかき揚げ丼を注文。 (天茶より、タレでご飯食べた方が美味しいと思っている)
デザートが出てきてご馳走様。
食べ終えて
お会計、一人12,000円くらい。 価格的には全く問題ないが、個人的に店主と相性が良くなかった。あまり話しかけて欲しくないのか、聞いても返事が薄く会話が弾まない。話のが好きでは無いんだろうな〜と思っていたら、常連らしき方とは楽しそうに話している。
ん〜、どうなんだろうと疑問に感じた。料理や雰囲気もこだわりがあるので、もっと新規のお客さんを獲得するには十分武器は揃っているのに・・・ 私は一度行けばいいと思いました!
人それぞれ相性や好みがあるので仕方ないね(笑)
天ぷら小泉へは2度と行きたくない。ぶってるだけで
ランチ一人税込みで7500円。これだけのお金を出すなら、居酒屋の方がずっと旨いし満足感がある。グルメ亡者の一言です。高度成長期で東京新橋・赤坂・銀座等々の食べ歩きを嫌と云うほど通った83歳の爺様です。
おっしゃる通りです。何でこんな店が北陸でナンバーワンの天ぷら屋とは、評価する人の舌の感覚が、可笑しいのではと思います。昔の山の上ホテルとか銀座の天一の凄さが懐かしい!!
コメント有難う御座います。
色々食べ歩いてくると、好みが別れたりしますよね。私もこれから沢山経験していきたいと思います。