両国駅から錦糸町駅へ向かう大通り、京葉道路沿いに「やぶそば」がある。この辺りは古いビルや戸建てが立退になったと思ったら、すぐ新しいマンションが建つ。右も左も前後も、どこ見ても12・3階のマンションだらけなのだ。「やぶそば」も数年前に工事をしている時、目の前を通りかかり、またマンションかーと、いざ完成すると、住居兼お蕎麦屋さん。季節の変わりメニューも度々目に入ったので、一度行こうと妻と初訪問。
最初に感想を書くと、至って普通のお蕎麦屋さん。近所にあって、そばでも食べに行こうか〜という具合に、張り切っていくようなお店ではありません。
筆者は近所なので、忙しいランチ時に食べてきたので紹介します。
両国は蕎麦屋激戦区!?
両国周辺に住んで約3年くらい。子供が生まれてから済み始めたから、外食は少なくなった。一応行きたいお店は調べているんだけど、夜出ることが難しくなったので、行きたい店リストが溜まっていく一方。
そして、その大半がお蕎麦屋さん。同店も含め、近くにある「蕎肆 穂乃香」、「ほそ川」、どちらも有名店らしい。他にも森下駅方面に行くと何軒かあって、蕎麦屋が多いと下町だなっと勝手に感じてしまう。
「蕎肆 穂乃香」と「ほそ川」は子供NGなので、お昼行ってみようと考えています。
平日12時過ぎ、オフィス街でもないから、そんな混んでないでしょ、と入ってみる。忙しなく動き回る女将さんと会計を済ませるサラリーマン風の男性、8割程席が埋まっている状況。
2人です、と伝え奥のカウンター席に案内され、すぐにメニューをチェック。
昼から飲みたいなっと、思わせる1ページ目。
2ページ目も誘惑が強い。
(後ろからページをめくっていることに後々気が付きました)
一品料理、そば・うどん、御飯物。
もり680円はかなり安いのでは?立ち食い蕎麦屋でもあるまいし、この値段で食べさせてくれるだけでもありがたい事かもしれない。
そば・うどん、もご飯も楽しみたい方は、合わせ丼の組み合わせが良いでしょう。かつ丼、親子丼、玉子丼、カレー丼、かき揚げ丼、焼肉丼、がっちり食べたい人にもおすすめです。
季節限定メニューもチェックしておこう。これは夏メニューなので、今は参考のなりません。が、旬の食材を組み込んだ創造性豊かな料理が魅力的。初めてだったので、通常メニューを楽しみましたが、隣のおじさんがバジルつけ汁そば、を食べていてじーっと見惚れてしまった。
ざるそば・鴨せいろ・小かつ丼
時間をずらしてくれば良いものの、お腹が空いてしまい、ドピークの時間にきて申し訳ない。とりあえず注文を済ませて、10分弱で完成。
シンプルにざるそば(大盛)。蕎麦屋でざるそばを食べるの何年振りだろう。記憶の限り無い、学生の頃、両親と食べに行った蕎麦屋が最後かもしれない。
祖父母の家に行けば、お昼ご飯は大体ざるそばだった。写真と同じ器に盛られたビジュアルがとても懐かしく感じる。
鴨せいろ。
狩猟期間を外して『鴨』のそばを提供しているお店は、どこも合鴨だったりアヒルが多い。だったら、合鴨南蛮・合鴨せいろ、アヒル南蛮・アヒルせいろ、の方が本来は正しい。ただ、聞きなれない言葉の語尾に人は拒否反応を起こしてしまいそうだ。メニュー表にアヒル南蛮なんてあったら、注文率0%になってしまう。だから、鴨という言葉を通年使っているのでしょう。
パサついた鴨肉が勿体無い出来。鴨出汁も感じられず、通常の出汁に鴨を入れてネギなどを入れただけなのだろう。
ざるそばの方が100倍シンプルで好きだった。
かつ丼、蕎麦屋さんらしい出汁の効いた味付け。提供したての写真ですが、ご覧の通りネマネギが乱れている。やはり忙しない時間帯に来た筆者達が悪かった。もう少し我慢するか、ジムを早めに切り上げて食べにくれば良かったと、後悔。
世間と反対の動きをして生きていかなければダメですね。
ご馳走様でした。
食べ終えて
最初に書いた通り、至って普通のお蕎麦屋さんです。おいしい、おいしくない、好き、嫌い、それぞれ嗜好の好みはある事を理解しています。地元にあったら、昼飲みでもしようよーと、足を運んでみたいかな。焼酎ボトルもあったし一品料理も気になった。
都内だと飲食店の数が多すぎて、消費者は選びたい放題。リピートしたい、リピートさせる、難しいなーっと改めて思いました。これからどうなっていくのか分かりませんが、自分が好きなお店や気になったところに足を運んで楽しみます。
次は、「蕎肆 穂乃香」の方へ行ってみます。
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