「AKAI(アカイ)」(広島宮島口)おまかせコースを堪能する

「AKAI(アカイ)」(広島宮島口)おまかせコースを堪能する

今回の広島食べ歩き旅行が決まるや否や、年間2000軒食べ歩いている友人の第一声が、

”AKAI(アカイ)に行ってみたい!”

だった。

広島市内から世界遺産がある宮島口まで移動して、そこからさらに10分くらい歩いた場所にある。いわゆる、超僻地。わざわざ飛行機や新幹線で食べに来るフーディーも多いとかで話題になっている(らしい)。オープン3年強であっという間に予約困難店の仲間入り。

ジャンルはイノベーティブ系。イノベーティブって、ぶっちゃけよく分からないんだけど、フレンチやイタリアンや日本料理を駆使した料理が多かった印象。

今後、「AKAI(アカイ)」へ足を運ぶ人は是非参考にして頂きたい。予約方法や料理内容と感想、価格設定で感じたことを紹介していく。なお、あくまでも主観で書いているのでご了承下さい。

予約困難!遥々「AKAI(アカイ)」へ

朝からジムでみっちりトレーニングをした。

泊まったホテルにはサウナとお風呂はついているけど、トレーニングジムは無い。運良く、目の前のホテルに某24時間ジムがあったから使うことができた。

中澤氏も一緒にトレーニングして、その後タクシーで西広島駅まで向かい、電車乗り継ぎ宮島口に向かった。

 

「AKAI(アカイ)」(広島宮島口)おまかせコースを堪能する

宮島口駅を降りると、ちらほら観光客が見受けられる。キャリーバックをガラガラ引きずっているのは、ほぼ日本人。入国制限時期だったこともあるからなのか、人が少ない。

駅から歩いて10分くらい。閑静な住宅地を通り過ぎ、ちょっとした坂道を上がった先に「AKAI(アカイ)」が佇む。

”こんな場所でお店をやる勇気も凄いな”

予約はポケットコンシェルジュから取ってもらった。かなり有名だから予約は先まで埋まっているそうだが、決して取れないということは無い。皆平等に予約受付をしているので安心しよう。

(↑2022年9月時点の話だが)

価格は16,500円(税込)コース一本。近隣県の食材をふんだんに扱っている。東京では食べることの出来ない料理にも出会えることもある。

さっ、この日のコース内容を紹介していこう。

おまかせコース

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乾杯はシャンパンボトル。

価格は12,000円だから強気。

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焼き茄子とサザエとオクラ。

見た目ではわかりにくかもだけど、一皿の量が多め。サザエこんな沢山いらないよ!ってくらいあって、中澤氏から暗黙の了解でお皿が回ってきた。

いつものこと。

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山口県天然鮎。

刺身を酢〆にして一手間加えている。

に、しても鮎を生で頂けるのは地方ならではの魅力。多少小骨が気になるが、物珍しさに経験値アップ。

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瀬戸貝のリゾット。

瀬戸貝とは、その名の通り瀬戸内海で獲れる希少な書いである。別名”イガイ”とも言うらしい。出汁が強く押し出し、アルデンテ気味の米が一層食欲そそる。

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山口県スッポンのフリット。

焼きスッポンを過去に「銀座しのはら」で頂いた。焼きでも旨いと感じたけど、唐揚げにした方がジャンク感も増して、めちゃくちゃ好み。

もう1人前食べたい。

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地鶏とキノコのお椀仕立て。

強烈とも言えない鶏出汁とキノコの組み合わせは祖母の家で出てきた懐かしい味を思わせてくれる。

ワインとの相性は良く無いけど、いかにも日本料理のテイストを組む混んできて、シェフのこだわりが楽しめる。

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唐津産のクエ。

素材の脂を程よく抜いて大根おろしでさっぱり。

あー、麦焼酎炭酸割り飲みたい。

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シャンパンもあっという間に飲みきり、白ワイングラス(2,000円)を頂く。

その後、オレンジワイン(1,600円)の流れで嗜んだ。

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北海道の蝦夷鹿ロース肉。

狩猟期間は基本11月から2月の、約3ヶ月間の地域が多い。しかし、例外として年中狩猟解禁している地域も存在するらしい。農作物の被害が多いエリアは市区町村が猟友会に報奨金を支払う形で通達している。

蝦夷鹿はある意味、年中食べられるようになった食材の一つかもしれない。

肝心の料理は、それは見事な火入れと素材の良さ。しっとり舌に寄り添う滑らかさときめ細かい旨み。飲み込むのが勿体無くなる。

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天然鮎とピーマンの土鍋ご飯。

異色の組み合わせ。ピーマンの苦味と食感、鮎の微妙な淡水感。鮎が入っていると言われなければ分からないし、素朴すぎて花がない。家庭的な土鍋ご飯。

うん、まっ最後に高級食材をふんだんに使った土鍋ご飯が出てきても困るか。

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ピスタチオのアイスクリーム。

まろやかで濃厚な甘味。

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自家製プリンもしっとり系。

絶対妻が好きなやつだろうな…

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コーヒーも一緒に出てきて、コースが終了。

ご馳走様でした。

食べ終えて

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お会計、27,000円くらい。

アルコール飲んだ組と飲まなかった組みで割り勘。シャンパン12,000円、グラスワイン2,000円、1,800円、強気な価格設定は東京でも滅多に無い。調子のって飲み過ぎたら、結構な額になるので要注意して下さい。

あと、個人的に感じたこと。
開放感あるカウンター席に調理場があるのに、店主は大半裏の見えないところで作業している。女性スタッフが出来上がった料理や飲み物のサーブはするものの、ライブ感は皆無。個室で食べているような感覚で、とても残念でした。

以上。

色々と勉強になりました。

タクシーを呼んでもらい、皆で広島市内まで帰りました。6,340円だったので、4人で割るとそんなに高く無く安心しました。

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