浅草界隈には老舗蕎麦屋が多くある。
中でも「並木藪蕎麦」は名作、”美味しんぼ”、にも登場した有名店。
多くの著名人の舌を唸らせているそうで、いつか食べに行きたいとチェックしていた。
特に、狩猟期間が解禁する時期にしか食べられない鴨南蛮が凄く評判高い。年中鴨南蛮を出しているお店は、鴨ではなく合鴨(もしくは、アヒル)を使用している事が多い。
”鴨南蛮”
を、
”合鴨南蛮”(アヒル南蛮)
と、メニュー表記すると多くの消費者は懸念してしまいそう。
産地偽装ならぬ表記偽装になっている気がするんだけど、そこは暗黙の了解なのか、多くの蕎麦屋さんで統一されている。
まっ、今回は鴨南蛮シーズンでは無く、通年メニューのもりそばを啜ってきた。
個人的に感じた事を書いていくので、最後まで読んでいただけると嬉しいです。
鴨南蛮が名物の「並木藪蕎麦」へ行く
1軒目は「金楽 浅草店」。
2軒目は「馬賊」。
結構酔いが回ってきているけれど、記憶はある。
馬賊を出た後、〆にそばでも行きますか!友人の不動産会社社長F氏と歩いて向かった。
11時から19時半まで通し営業。
昼呑みとしても使い勝手が良さそうな同店。
(ガラガラガラ)
間口の狭い扉を開け店内へ。
入って右手はテーブル席。左手は小上がりの座敷になっていて、意外に広い。総席数36もある。
筆者達は小上がりの席に案内して頂き、メニューを拝見する…
ざるそば 800円
のりかけ 1,000円
山かけ 1,100円
天ざる 1,900円
かけそば 800円
花まき 1,000円
おかめ 1,000円
玉子とじ 1,000円
天ぷら 1,900円
ビール 750円
酒 800円
わさび菜 800円
板わさ 800円
焼きのり 800円
天ぷら 1,600円
”すみません、焼酎炭酸割ありますか?”
”アルコール類はビールはお酒のみなんですよ。”
残念。
焼酎炭酸割を呑みたくて、蕎麦屋に来たのに。
ここで帰るわけにもいかないので、ビールとそばを楽しみます。
「並木藪蕎麦」の汁は塩っぱい
瓶ビールで乾杯してから、もりそばを2人前注文。
平日17時前の店内の客入りは5割程度。年配のご夫婦が多く、昔から通っているのかな〜と、勝手に想像する。
”お酒と天ざる”
筆者より後に入ってきた人は上記の組み合わせが多い。
そばを食べる前にお酒を楽しみ、最後にそばで〆る。いや、そばで〆るとかでは無く、単純にお酒と食事がセットなのでしょう。
瓶ビールがからになった頃、もりそばが運ばれてくる。
色艶美しいそば。
やや太めな印象。
汁に付けて、ズルルルル。
グァっ!!
汁、塩っぱい。
カエシと出汁の分量間違えていない?と、疑いたくなるくらい塩味が強い。
程良く酔っていて、味覚が正常ではなかったとしても、この塩味が脳天を直撃した。
予想外の味に、少しテンパってしまったけれど、口コミをみると、これが普通らしい。
濃いめの汁が売りなので、そばをそば汁に潜らせる時はほどほどにしましょう。
ご馳走様でした。
食べ終えて
鴨南蛮も食べてみたいので、冬季シーズンを狙って食べに来る。
その時期は行列が出来るらしいから、時間帯を外していくのは必須だね。焼酎がないのが分かったから、食事メインの時にします。
浅草界隈には老舗蕎麦屋が多くあるけれど、ある意味尖った汁だからとても印象深く残りました。
酒を散々呑んだ後なのに、あの塩っぱさを感じるということは、相当だからね。
一度食べに行ってみて下さい。
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