中央卸市場が豊洲に移転してから築地へ行く機会が減ってしまった。築地場内と場外は全く別の経営になるんだけど、やっぱ場内があっての場外な印象を持っていた。場内には大行列の鮨屋があったり、カレーの人気店、チャーシューエッグの名店、ニラそばがウマい店、いろいろあったな。
まだ食べ歩きを本格的にやっていなかった2014年くらいにこと。当時横浜市に住んで、会社員をやっていた。休日の日、無性に築地で食事がしたくなり、1人で行ったことがある。しとしと雨が降っていたけど活気があり、いきたいお店がありすぎて、どこで食事しようか悩んだ。行列の鮨屋を覗くと、安定の大行列。4時間待ちと書いてあったので退散。並ぶの面倒だなぁっと、空いていたお店に入り、まずうな重を頬張った。その次に渡蟹のパスタを食べにいって腹パンで帰宅。
(渡蟹のパスタが食べにくすぎて、以後注文することは無くなった)
話は全然違うんだけど、今回紹介するのは築地にお店を構える立ち食いそば屋「天花そば」である。上記の内容とは全く関係ないし、築地場外から離れている場所に「天花そば」があるので独り言と捉えてください。
生麺がウマい「天花そば」
そろそろ真夏に差しかかる平日の13時過ぎ。最近、ことあるごとに近場で立ち食いそば屋を探しては食べに行っている。お店に寄って茹で麺、生麺、乾麺の違いだったり、出汁は鰹節、そうだ節、昆布出汁、鯖節、こだわりがあって面白い。
築地「天花そば」のこだわりは生麺にある。看板には『揚げたて!茹でたて!』と謳い、注文から多少時間がかかるのも出来立てを楽しめる魅力のひとつ。
天丼セット(580円)、カレー丼セット(540円)、とろろ丼セット(540円)、炊き込みご飯セット(510円)、かき揚げ天、海老天、山菜、鴨南、ちくわ天、メニューは豊富。そして、そば単品はほとんど500円以下なのは財布にも嬉しいかぎり。
私は、カレー丼セットにかき揚天(120円)の食券を購入。
忙しない店内に入り、年配の男性店員さんに食券を渡してしばし待つ。その間、空いている席を確保しつつ呼ばれるまでボーっと過ごす。。。
かき揚そば カレー丼セット
カレー丼セットにかき揚トッピング。
かき揚、わかめ、ネギが乗ったシンプルなビジュアル。黒光して透き通ったつゆも香が鼻腔をつく抜けて食欲をそそる。
では、いただきます。(ズルルル)
ツヤツヤ、シコシコした力強いそば。食感と喉越しのバランスが良く、番人受けするタイプのそばでしょう。こだわりは、山芋を使用しているとのこと。つなぎに山芋を入れることでツヤもコシも舌触りも良くなる。
出汁は、本節、ソーダ節、サバ節を毎日お店でとっている。立ち食い蕎麦屋でも、街の蕎麦屋に負けない素材のこだわりがはっきりと分かる旨さ。
カエシも1週間寝かせてから使っている。まろやかさと深みがあり、とてもワンコイン以下のクオリティとは思えない。
かき揚も野菜たっぷり入っていて衣がサクサク。(最初だけねえ)その後は、つゆに浸ってとろとろになった物をそばと一緒にすする。
そこへ、七味をパラパラっとふりかけ風味の変化も楽しむ。
カレー丼。
福神漬けは欲しいな〜と、内心思いつつ、出汁の効いた家庭風の仕上がり。
ルーが少なめなので、物足りなさは感じるものの、ボリュームもあってお腹いっぱいになる。
あっという間に完食して、ごちそうさまでした。
食べ終えて
私のブログを見ていただいている方はご存知の通り、最近立ち食いそば屋の紹介が多かったけど、とりあえず3連ちゃん投稿終了になります。お付き合いありがとうございました。
高級店もたくさん行ったんだけど、気軽に行けて安価なお店の方が私には合っている。お財布にも優しいし、食べたいときに行けるし、期待値も高くないから楽。特に立ち食いそば屋は1,000円以下で楽しめるから、期待しようがなければ、普通でいいなって毎回感じる。
そば、汁、座って食べれば倍以上かかるお店もあるけど、これくらいでいいな〜って。新川あたりに飲める立ち食いそば屋があるそうなので、近々行ってみようと考えている。
今日も食べコン(食べ歩きコンシェルジュ)にきてくれてありがとうございます。相手に期待しすぎると、期待値以下だった時の反動が凄いから普通がいちばん。
Twitterもやっているので、フォローしてくれたらうれしいです。
コメントを書く