新型コロナウイルス後の飲食店の姿を想像!禁酒法になって考え方が変わりました

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新型コロナウイルスの影響により、多くの飲食店関係者、観光業の方々がダメージを受けています。緊急事態宣言も5度目になるでしょうか?1度目、2度目、3度目までは時短営業がメインの要請でした。しかし、4度目以降、お酒の提供もダメになるという驚く政府の要請に、世間は困惑します。

アルコールで売上が成り立っていた飲食店も多く、食事だけでは到底利益が確保されない。酒が飲めなら飲食店に来る意味(行く意味)がないと感じる人も多いでしょう。もちろん、要請に従ったお店には協力金が支給されます。1日40,000円らしいです。

本記事では、

①要請に従って1日40,000円もらっている飲食店の主観と客観
②新型コロナウイルスによって飲食店の未来はどう変わる

について、私なりに考えてみたことを書いています。

あくまでも主観ではありますので、ご了承下さい。

新型コロナウイルスによって生活が激変

政府の対策については、各々意見があると思います。なんで飲食店ばかり攻撃されないといけないのか?もっと別に規制するべき場所があるだろう!医療従事者、医療は実際は圧迫してないし、暇な病院も多いぞ!!

テレビの報道だけで情報を得てしまうと、やはり『コロナ脳』になってしまうのは仕方ないかなっと。毎日、新規感染者数の報告、感染者数が少なかった日には「曜日別で最多」、はたまた「重傷者数の最多」、なんとか感染者数を多くみせるような報道はしています。

新型コロナウイルスの全国感染者数は132万人強(8月23日時点)。ざっくり、日本国民の100人に1人が感染した(している)という数字になっています。なので、あなたの友人、知人の中にも感染した人が身近に多くなってきたのではないでしょうか。

緊急事態宣言の要請に従い協力金1日40,000円

上でも少し書きました。

新型コロナウイルス対策は、毎回飲食店や観光業が目の敵にされます。なんでなのかはよく分かりません。感染者のクラスター場所の多くは「家庭内感染」。その次は職場内感染と、飲食店クラスターは、ほとんど起きていないのです。起きていないのは、政府が飲食店を攻撃をしているから、お店側も対策を入念に行ったり、外食の回数が減っているという現実もあるかもしれません。

ただ、感染者数の数字を見たときの「家庭内感染」が最も多く、感染拡大の対策をとるのであれば、「別居しなさい」と要請するべきだと、私は考えます。「別居」という言葉がマイナス思考になりがちですが、飲食店の時短要請やアルコール類提供の有無を通達するより、別の方法があるのではないかな?と。数字だけみて合理的に判断できていない政府や専門家が多いのではと感じます。

有識者の方々が、散々SNSで声をあげています。新型コロナウイルスは若者は重症化しないし、報道が大袈裟過ぎるとか、実際の実行再生産数では、ほぼピークアウトしているなど、私もそっちよりの意見です。しかし、右の考えの人もいれば、左の意見もあります。
コロナが怖い』
『不要不急の外出はするべきではない』
『観光地に来ない欲しい』

こればっかりは、思考の問題なので否定も肯定もできません。むしろ、否定するのが間違っているのだと、最近気がつきました。生活している上で、親とも恋人とも意見が合わないことが多いのに、一つのことに対して他人と満場一致することはあり得ないのです。

 

飲食店は要請に従うと1日40,000円の協力金がもらえます。20時完全閉店、アルコールの提供無しの条件さえクリアすれば、売上関係なくもらえるのです。(新型コロナウイルス以前から昼のみの営業や20時前閉店のお店は対象外らしいです)

アルコールの提供がなくなった分、時短によって営業時間が短くなってしまった分の売上は1日40,000円の協力金で賄えるということになります。簡単に1日40,000円と書いていますが、相当な金額です。小さなお店(例えば夫婦でやっていたり、1人で営業しているお店)で毎日利益を40,000円作り出すには、相当数のお客が入らないと難しい。売上ではなく利益なので、売上100,000円くらいあると利益40,000円くらい出るでしょう。協力金に関して、小さな飲食店はバンザイして喜んでいると思われます。

しかし、大箱の店舗では40,000円では雀の涙。都心ど真ん中ですと家賃も高く、毎月支払わなければなりません。40,000円もらうより、営業した方がマシと考えている経営者も多くなってきた印象があります。現に、要請に従わず営業している飲食店もあり、友人のお店はオープン以来過去最高の売上を達成していると、話を聞きました。

主観と客観

1日40,000円もらえる個人経営の飲食店は、軒並み休業しています。政府の要請が出たから仕方ないでしょ、と言われるとそれはそーなんですけど、、、(もちろん、実直に営業しているお店もあります)
保証がなかったらどうするのかな?そして、要請範囲内でできることはないのかな?休んでお金はもらえるかもしれません。今までにないくらいの、寝てても入ってくるお金です。協力金がもらえる飲食店は生活できるかもしれませんが、その前にいる生産者や市場関係者は協力金も出なければ、軒並み休業すると出荷も仕入れもできなくなります。出荷元では食物が腐ってしまったり、行き先なく超安値でスーパーにおろしたりして凌いでいます。

商売がやりたくて始めたお店なのだから、できることは精一杯やってほしい。居酒屋だったら昼間から夕方まで通しの定食屋に変えたっていいと思うし、家庭で楽しめる一品料理をテイクアウト専門でやるとか、策はあります。もちろん、それらのことをやっている飲食店も多いし、ウーバーや出前館を駆使して売上を確保しているところも多く知っています。

生産者や市場関係者のことを考えると、休業より別の方法があるのかな?と、主観で感じます。

もう一つ。
新型コロナ騒ぎが過ぎ去った後、通常営業したとして、コロナ騒ぎ前のようにお客が入るか(戻ってくるか)どうか。やっているか、やっていないか分からないお店に行くことが減ると思っています。そして、外食すること自体も世界的に減っていくと感じています。しかも、休業で1日40,000円もらえてお店側は生ぬる湯につかっていた状態から、再度厳しい世界で勝負できるのかも疑問です。今は、政府がたくさんお金を吸って配っているからなんとかなっていると思いますが、飲食店の未来は明るいとは言えないでしょう。時代に応じた柔軟性を兼ね備えておかないと、今後生き残っていくことが難しいと考えています。

新型コロナウイルスによって飲食店の未来はどう変わる

新型コロナウイルス後の飲食店の姿を想像してみました。未来は誰にも分からないので、想像や予想でしか物事を推測することしかできません。

私の勝手ない予想。
①アルコール飲む人が減る。
②中途半端なジャンルのお店は軒並み閉店。
③休業していたお店は、再開しても当分客は戻ってこない。

アルコール飲む人が減るに関しては、言葉の通りです。アルコールをやめる人が増える、という言葉の方があっているかもしれません。某YouTuberの方が、お酒の依存性や健康被害について解説しました。薬物と同等レベルの依存性があるそうで、体の至る所で害を及ぼしてしまうという、事実を知りました。
一昔前までは、飲食店でタバコを吸えるのは当たり前。駅のホームでも新幹線車内でも吸えたことを、知っている平成生まれはほとんどいないでしょう。それが、今やすっかり禁煙ブームとなり、喫煙者は肩身狭い思いを強いられてしまっています。もちろん、禁煙に成功した人もいますし、チャレンジしている人もいるでしょう。挫折して、毎日20本(1箱)吸い続けている人も多く、ニコチン中毒を打破できない層もいます。
アルコールも同様の考え方です。むしろ、タバコよりアルコールの方が『人・他人』に迷惑かける要素があります。酔っ払って人に危害を加えたり色々。手軽にコンビニで買えてしまうので、急激にお酒をやめる人が増えるわけではありませんが、長い目で見ると徐々に減っていくと思っています。
お酒を飲む人が減っていくと、飲食店側もお酒の仕入れを限定したり減らす方向になります。例えば、日本酒やワインは口開けしたものの、全然減らずに腐敗してしまうことも多くなり、ビールは生樽にずっと残ったまま減らない。結局、捨てるか料理酒として使ったりで、本来の価値を害ってしまいます。
なので、飲食店の利益は減ってしまうかもしれませんが、お酒の持ち込みが自由になってくるんじゃないかな?と、勝手に想像しています。今でも持ち込み自由のお店が多いですが、一本につき3,000円〜5,000円くらい持ち込み料がかかります。持ち込み料もただになるのかな、と。アルコールで売上が成り立っていたお店には大ダメージですが、食事メインのお店は揃って『お酒を飲みたい人は、各自持ち込んで下さい』と、やりそう。特に客単価1万円から3万円あたりのお店は、と思っています。

中途半端なジャンルお店は軒並み閉店。
いつかは訪れる終末なのかなっと考えています。確かに、安くてそこそこ食べられる料理なので、重宝している一定層はいます。学生向けやサラリーマン層がワイワイしに来る居酒屋あたりは厳しいと。元々、リモートワークになることは有識者の間では唱えられていた未来です。必然的な結末なので、早かれ遅かれ、オフィス街にある安いだけのお店は潰れていくことでしょう。

休業していたお店は、当分客が戻ってこない。
当たり前の現実かなっと。休業中何をやっているかは知りませんが、お店側も人の動きを把握できていないと思います。いざ再開!と、なった時に、コロナ前の感覚で仕入れたはいいものの、全然客が来ない。食材は余ってしまい、廃棄するか賄いにまわす。お酒も残ってしまう羽目になり、売上どころか、毎日赤字続き。。。
要請を守って営業し続けたお店と、休業していたお店では、コロナ後に差は歴然と現れると思います。しかし、月日が経てば、何もなかったようにお客は戻ってくるお店も多くなるのかな?とも、同時に感じています。

(協力金は貯めておくことが、一番かなっと。)

 

ざっくばらんではありますが、私なりに今の現状をどう受け止めて食べるのが面白いかな?と、感じたことを書きました。今でも数は減りましたが、たまに食べ歩きをしに遠征にも行っています。先日は京都に行ったり、2ヶ月前は博多にも行ってきました。ただ、どこも活気は無く、閑散と元気にない繁華街を目にすると、げんなりしてしまいます。

博多の場合は緊急事態宣言が発令される数日前だったので、お酒は飲めました。が、しかし、20時までの営業だったのと、大好きな屋台のお店は休業中。色々なお店に電話して、「営業されていますか?お酒飲めますか??」と、聞くのも正直億劫になってきました。今は、ほとんどのお店は飲めないので、外食は週に一度するかしないかになってしまいました。しかし、都心のど真ん中は、堂々とお酒を出しているお店もあります。その方々は、協力金の申請はしていないはずです。なるべく、堂々と頑張っているお店に食べ飲みして、売上に貢献したいとも考えている次第です。

 

長々と、書きたいことを書かせていただきました。
そして、最後まで読んでいただきありがとうございました。

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