史上最高の串揚げに出会った!「串かつ次郎吉」(大阪・俊徳道)

史上最高の串揚げに出会った!「串かつ次郎吉」(大阪・俊徳道)

昼から怒涛の連食だが、意外にもお腹には余裕があったり酒にも酔ってないので素面で堪能出来ている。

寿司、食堂、酒場、初日のディープエリア食べ歩きラストは「串かつ次郎吉」さん。知らない人も多いと思うし、遠路遥々通うようなお店でも無いそうだが、一度行き食べないと気が済まないのである。

大阪でも東大阪?エリア。俊徳道駅という聞いた事がない場所にあるそうだが、とりあえずタクシーで向かうことにした。串かつ一つでも衣や油、素材と腕、全く異なる食べ物になってしまう。

果たしてどんな体感が楽しめるのか?早速紹介しよう。

遠路遥々「串かつ次郎吉」へ、初訪問

「淡路屋直売所」を出てタクシーで向かおうとしたのだが・・・走っていない(涙)。空からポツリ、ポツリ雨が降って来たので急足で大通りまで出るも、通るタクシー全て空車の文字は無い。

どうすっか、流石に歩ける距離では無い。電車も調べてみたが、結構な距離がある。

ひそひそ、てくてく、泣く泣く目的地までゆっくり歩いている時、交差点で後方に首を向けると丁度右折して来たタクシーが空車で渾身の思いで手を振り上げ乗車(笑)

東京感覚で行くとえらい目にあうので要注意。

史上最高の串揚げに出会った!「串かつ次郎吉」(大阪・俊徳道)

「串かつ次郎吉」さん。プレハブのような、スクラップ工場の雰囲気醸し出す佇まいで、お世辞にも綺麗とは言い難い。まさに、田舎の飲食店。古くから営業しています。と言った感じだ。

史上最高の串揚げに出会った!「串かつ次郎吉」(大阪・俊徳道)

行く前、電話して営業している事は確認済。

予約したいのですが、と伝えるも、空いているからどうぞ!と。わざわざ予約していくようなお店では無いのか、満席になる事はほぼ無いのかもしれない。

(食べている最中常連さんが来ては帰って、満席にはならなかったけどタイミング次第では待つ事もあるかもしれないので要注意。)

では、お邪魔します。

「串かつ次郎吉」を堪能する

史上最高の串揚げに出会った!「串かつ次郎吉」(大阪・俊徳道)

外観通りの店内と言ったら語弊があるかもしれないが、いい意味で味のある空間が酒飲みを多く魅了しているのでしょう。ソースとお酒が染み込んでカウンターテーブル、土手の味噌が充満する壁に、所々飛び散った油の痕跡。歴史を感じる。

史上最高の串揚げに出会った!「串かつ次郎吉」(大阪・俊徳道)

大将は一人で切り盛りしている。

先客の常連さんは私たちが入る頃、丁度会計を済ませてお店を後にしたので貸切状態。明るい大阪人なら相手からぺらぺら話してくるだろうと、待っていたが会話は無。飲み物くらい聞いてくるかな?と、思った。

こちらから声掛けて、いざ堪能します。

史上最高の串揚げに出会った!「串かつ次郎吉」(大阪・俊徳道)

流石にビールはキツかったのでチューハイで乾杯!

史上最高の串揚げに出会った!「串かつ次郎吉」(大阪・俊徳道)

お通しのキャベツと二度漬け禁止のソース。

串かつならではの突き出しですな。

何を頼もうか考えていると、一人客、次いで若者二人組が来店。どちらも常連さんらしく、若者の片割れが大将痩せたね!と豪語している。かなり絞って、食事制限したからね、と明るそうに発していたので人見知りなんだと悟った。

史上最高の串揚げに出会った!「串かつ次郎吉」(大阪・俊徳道)

目の前には固まった油が縁にこびり付いた土手。

史上最高の串揚げに出会った!「串かつ次郎吉」(大阪・俊徳道)

とりあえず、串かつを注文。

新鮮な肉を薄衣でサクッと仕上げ、舌触りの軽やかである。関東の某串かつチェーン店は頃にしっかり味が付き、何のネタを食べているか分からない事が多々あり好みでは無い。大阪の某串かつチェーン店はムッチリした衣でネタを上手にコーティングし、素材を閉じ込めて個人的には好き。

「串かつ次郎吉」さんのはどちらとも言えないが、素材の良さを十分楽しませてくれ、まさに職人技。

史上最高の串揚げに出会った!「串かつ次郎吉」(大阪・俊徳道)

土手も八丁味噌、赤味噌、白味噌、何を合わせているか分からないけどコクが強いが、後に残るイヤらしさは皆無。

史上最高の串揚げに出会った!「串かつ次郎吉」(大阪・俊徳道)

一味をたっぷり掛け、チューハイで流し込む。ん〜、最高だね。

(書いているだけで生唾が出て来ています(笑))

史上最高の串揚げに出会った!「串かつ次郎吉」(大阪・俊徳道)

わらじかつは、分厚い豚肩ロース。

ラードで強い香ばしさと共に、牛すじ土手煮のソースをさっと掛け、夢のような共演。

史上最高の串揚げに出会った!「串かつ次郎吉」(大阪・俊徳道)

自ずと飲み物が進み、チューハイ二杯目。

腹空かせて、串かつ屋なのに刺身も評判高いので楽しんでみたかったけど、お腹に余裕は無い。相方は既に限界らしく、思考停止(笑)

史上最高の串揚げに出会った!「串かつ次郎吉」(大阪・俊徳道)

イカゲソ揚げを頂き、ご馳走様しようかと思ったら、、、

隣の方が、メチャクチャ旨そうな生肉を注文している!

牛刺し!?串かつにする前に肉は生でも食べられるくらい鮮度が良いらしい。

史上最高の串揚げに出会った!「串かつ次郎吉」(大阪・俊徳道)

いやいや、言葉はいりません。生肉を食べさせてくれるお店が減った中、貴重過ぎてなんども通いたくなる。タレの旨味と生姜の香り、肉が持つ甘味が三位一体になって口の中で溶けて無くなる。

高級店で刺しが立派な和牛の刺身を食べさせてくれるお店はあるけど、融点より低い温度管理なので固くて醤油やタレの味しかしない。生肉好きなんだよねって言う人、味ではなく舌触り、いわゆるテクスチャーが心地いんだろうなぁ。

大阪、しかもかなり外れた閑静な住宅街でリーズナブルで最高の生肉と串かつに出会えるとは思わなかった!

ご馳走様でした。

食べ終えて

史上最高の串揚げに出会った!「串かつ次郎吉」(大阪・俊徳道)

お会計は二人で5,000円以内で余裕で収まりました。もっと食べたい、満席になった店内の雰囲気も体感してみたかった。大阪まで来て、遠路遥々電車乗り継いで行くものも良いものですね!(タクシーも使ったけど)

帰りは駅まで歩き、ホテルまで電車でのんびり帰りました。初日から飛ばして、かなり疲れてしまったので一休み。また夜遅くになったらお腹空きそうだけど、空いたらその時考えるとしますか。

大阪はB級グルメの街ですね!高級店何度か行った事あるけど、通いたいと思えたお店は未だ無い。チープで気軽に行けるお店が改めて大好きだと実感出来た食べ歩きだった。

さっ、夜にどこか行くのかはお楽しみに(笑)

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