5月から9月(11時〜15時)は親子丼専門店。
10月から4月(17時〜22時)は水だき専門店。
二毛作的で不思議なお店が京都の祇園四条にある「水だき 萬治郎(まんじろう)」である。
京都食べ歩き旅行をする際、各々いきたかったり、気になっていたり、再訪問してみたかったりするお店をリストアップして、こちらを予約していくことにした。
1軒目の最高峰のイタリアンを堪能して余韻に浸りながら2軒目のそば屋へ行ったのだが、期待外れだったので紹介はやめておきます。その後、ホテルで一休みしてから近くのサウナ付き銭湯でゆっくり楽しんでからの夜ご飯。
正直、あまり空腹ではなかったのですが予約時間が来てしまったので一同訪問。シンプルな水だきを頂いてきたので紹介します。
水だきを堪能
祇園四条へ来たのは凄く昔のように感じる。中学3年生の頃、修学旅行で初めて京都を訪れた。クラスメイトとグループをつくってバスで金閣寺・銀閣寺を回って記憶がある。
そのとき、この辺りも歩いたような記憶があるのだが、記憶は曖昧。ただ、懐かしい雰囲気と風情ある建物が一列に並んだ通りを歩いていると、京都に来たんだなぁっと実感が湧く。
せっかくなら水だきを頂いたあとに、親子丼も食べたかったのだが、季節限定なので提供はないとのこと。お店の決まりなので仕方ないけど、水だきがメインの料理をいただきましょう。
焼鳥の肝の部位をテリテリのタレで味付けした料理。
メインの水だき。
白濁としてスープには鳥の手羽がたくさん入っている。ここまでの色にするには何羽分使ったのか気になるところでもあるけど、黙っていただくことにしましょう。
スープを一口。
(ずるるるる)
見た目とは打って変わりあっさりしてスゥーって胃袋に入ってくる。この系統のスープには、ほとんどのお店が化学調味料を使用していることがあるんだけど、多分入っていない。
別に化学調味料が良い悪いの話ではなく、鳥の出汁だけでここまでの旨味が出るということは素晴らしい。
体がほっこり温まるやさしい鳥だしに一同驚愕。
お肉も柔らかく、骨からの身離れも秀逸でホロホロ。野菜も甘味がありあっという間に鍋ネタが完売。
一番の楽しみは雑炊。
卵も黄身の味が強くお漬物も最高。
味がコッテリし過ぎていない分、食べていて体が喜ぶ料理だったなって感じます。おいしい、おいしくないの判断も大事だけど、食材のそのままの楽しみ方を教えてくれた水だきでした。
デザートのいちごも楽しんで、ご馳走様。
食べ終えて
お偉いさん達がくるような空間に作務衣きた女性が配膳してくれたりと、空間が立派でした。アルコールも一通りあるし持ち込みも有料だけどご自由にどうぞって。
口コミみると、親子丼の評判が上々だからシーズン中来れたらよってみたいな。このあたりに来ることあるかは分からないけど、頭の片隅にしまっておきたいと思います。
なかなか、水だき専門店というくくりのお店にはいかないから判断基準が難しい。「水だき 萬治郎」が良かったいえば良かったし、普通だったといえば普通かなっていうのもある。ただ、スープの味や雑炊のおいしさはしっかりと記憶残っているということだけは事実でした。
今日も食べコン(食べ歩きコンシェルジュ)に来てくれてありがとうございます。ちょっとした接待使いで知っていると便利なお店だと思いますので、あなたも頭の片隅にしまっておいてください。
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