イベリコ豚かつ丼最強!「千秋庵」(荒川区・町屋)

荒川区の町屋にある老舗そば屋「千秋庵」へ初めて訪れた。こちらのお店を知ったきっかけは、某SNSで某方が呟いていたのが目に入り気になる。何でも、イベリコ豚を使ったかつ丼がとんでも無く旨いとか。かつ丼ラバーの筆者としては、是非とも一度訪れたくなって、祈願の初訪問。

最初に書いておくと、お世辞抜きで ”ウマい” です。都内のかつ丼が有名なお店を結構食べいて来た。荻窪の某店、神泉にあるかつを綴じないかつ丼、神田淡路町にあるとんかつ屋のかつ丼。そば屋へ行くと、自然とかつ丼を注文するくらい好きなので、かつ丼には自信がある。ただ、有名店はどこも人気があるし行列も避けられない。「千秋庵」は待ち時間がない点も踏まえて、おすすめNo. 1だろう。

他のメニューも気になるところだし、何度か通いたいと考えている。

とりあえず、今回はイベリコ豚かつ丼が猛烈に美味しかったので紹介していこう。なお、あくまでも主観で書いているのでご了承下さい。

荒川区でかつ丼なら「千秋庵」で決まり

昔、荒川区は陸の孤島だと思っていた。東京23区内でも、都心から離れていて町名も極端に少ない。昭和7年に荒川区が成立され、その名の通り荒川が流れていた町である。しかし、現在は隅田川に名称が変わってしまったそうだ。

そんな荒川区の飲食店を紹介するのは、約1年ぶりにある。中華料理屋「一番」、元々こちらもノーマークだったお店だし、「一番」をSNSで紹介した人が、「千秋庵」を称賛していた人と同じ。その方が、荒川区在住で荒川区を中心に食べ歩いている訳ではないと思うが、僻地にあるお店を開拓しているから参考にしている。

仕事の合間、車で訪問。専用の駐車場は無く、完成な住宅街に佇む昔ながらの店構え。

近くのパーキングに車を止めて、歩いて向かう。

間口の狭い出入り口。

本当、近くを通ったとしてもスルーしてしまう外観。多分調べもしないだろうから、紹介してくれて本当に感謝だね。

週末のお昼時、先客は1名。奥に細長い店舗で20人入れるか入れないかの席数。

地元客を相手に商売している、落ち着いた雰囲気にほっこり。

メニュー。

冷たい、温かい、ご飯物、季節物。お目当てのイベリコ豚かつ丼は1,150円。通常のかつ丼もあるから、間違えないようにしましょう。

特選親子丼(秋田比内地鶏)も気になる…

白エビかき揚げ、カキ南蛮、季節のメニューにも力を入れているから通いたくなる。

ビール一杯飲みながら楽しむ人も少なくないんだろうな。

イベリコ豚かつ丼Bセット

せっかく来たので、そばも食べてみたい。

” イベリコ豚かつ丼ともりそばお願いします ”

と、女将さんに伝えると…

” イベリコ豚かつ丼のBセットにしますか? ”

別々に単品注文すると、ボリュームがあるとの事で気を遣ってくれた(多分)。

セットに出来るのでしたら、Bセットでお願いします。

待つこと10分くらい、運ばれて来た。

丼から盛り上がったかつの丸みが美しい。

白身と黄身のグラデーションに黄金色の衣、その隙間から覗くツヤツヤなご飯。中央には日の丸ならぬ黄身丸が鎮座。

見ているだけで旨そう。

やや太めで白いそば。胚乳のまわりの一番粉を使用しているのかな?

ツヤツヤで滑らかな喉越し。つゆは塩味が抑えられ、醤油の旨味と、鰹出汁が強い印象。

普通にそばもウマい。

イベリコ豚かつ丼。

2センチないくらいの厚みのかつ。衣も薄めで、割下の甘味がしっかり染み込む。豚の旨味も加わるから、結構味の主張は強め。一口目に、”ウマい”、と感じると、後半飽きてしまうことが多い。味蕾が受け止めきれなくなり、次第の食欲が低下していくやつ…

しかし、同店のイベリコ豚かつ丼は終始箸が止まらない。ご飯の固さも温度もちょうど良く、一気食い出来る温度感。

途中、七味を掛けて辛味を足して余裕で完食。

ご馳走様でした。

食べ終えて

途中、大将のような年配の男性が帰宅。

来た時には無かった配達用のバイクがあった。近隣なら出前をやっているんだろうね。時間が経ったてんや物、昔は普通に食べていたんだろうけど、出来立ての美味しさを知った今、出前を取ろうとは思わない。

話は全然違う方向だけど、ウーバーイーツや出前間の需要が高まる理由が理解出来ない。作ったり買いに行ったりする時間を省くことで、仕事や趣味への生産性が向上するのかもしれない。時と場合によったら、アリなのかもしれないが、自分は自分の脚でお店の運び身銭きって飲み食いして発信していこう。

と、いう事で荒川区町屋にある「千秋庵」のイベリコ豚かつ丼最高でした。

再訪問します。

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