友人からおすすめされていた課題店の一つ、「すし宗達」さん。グルメブームの中、高級志向な鮨屋が多いなかではありますが、こちらは気軽にいけてリーズナブルな価格設定が売り。
最近、渋谷に3店舗目ができたとかで、結構勢いある飲食店。まずは、本店に行ってみようと『淳ちゃん寿司』の大将と一緒に食べに行ってきました。
なかなか、外食するのが難しい世の中ではあるけど、早い時間から開けて20時までに閉店して頑張っているお店は多い。休むのもいいのかもしれないけど、協力金あってこそのんびりできているんだろうなって感じます。お店は休業して協力金もらえるかもですが、仲買いや生産者の方々は補償もなにもありません。
近所の大衆酒場は定食を始めて頑張っていましたし、鮨屋も通し営業で頑張っているところが多い。正直、あまり繁盛していない個人の飲食店が閉めている状況で、10月1日から緊急事態宣言解除されてから閉店の挨拶に市場にくる人も多かったという噂を聞きました。
本当かどうかはわかりませんが、どんなことにも通じるところだけど、何事もコツコツ実直にやっていかなければならないね。急に売上が倍以上になったりすることも少ないから、少しずつファンを増やしてやっていくのがいいと思っている。
まっ、こればかりはそれぞれの考え方なので正解はありません。
緊急事対宣言解除後、どうなるのか街の様子を見ていきたいます。
「すし宗達」へ、初訪問
2016年にオープンした「すし宗達」。
ネットで調べる限り、店主の年齢は私と同じ。
30歳前に独立したということになるのかな?
予約はしておいた方が確実です。
当日予約だと、ほとんど入れないことのほうが多いらしく、この日も満席。(平日です)
料理はおきまりの握り、コース5,000円、8,000円。
8,000円の方は前日までの予約になっているそうなので、5,000円のコースをお願いしました。
アルコールも一通りあります。
料理もそうですが、お酒もかなりリーズナブルな価格設定。焼酎のボトルもあるから、飲み屋使いをする人も多くいるのだろうという、印象。
ウィスキーのボトルもあるし、近所にあったら通っているだろう。
アラカルトも充実しているのが、すし宗達の魅力。
種類豊富な鮮魚ネタに一品料理。
好きなものを好きなだけ楽しめる鮨屋が減っているので、好感度高い。
一貫80円からあるけれど、680円のネタもあるから素材もよく、手間暇かけた仕事もしっかり施しているのは間違いない。大好きな煮ハマグリが売り切れていたのが、とても残念だ。
次回くることがあれば、ぜひ食べてみたいネタの一つ。
おまかせコース(5,000円)
カウンターを仕切っていたかたがオーナーさん(大将)だと思っていたが、多分違う。
(ネットの写真を見る限り)
ただ、それだけ風格があり育て上げているからこそ3店舗も出店できるのでしょう。
料理は、しじみのすまし汁からスタート。
肝臓の調子を整えてくれます。
もずく酢。
シャッキシャキの本物のもずくは細くて食感も強い。
スーパーで売っているもずくは、本当にもずくなのか?と、疑いたくなる。
左から、
蛸の柔らか煮、自家製塩辛、空豆。
蛸、程よく食感が残されていて茹で加減が絶妙。
塩辛、自家製は塩味が柔らかく甘い。
空豆、季節を感じるおつなアテ。
(すみません、日本酒お任せでお願いします!)
天然ブリ、メジマグロ。
どちらも脂ののり方と旨味の感じ方が似ている。
どちらもおいしいけれど、目を瞑って食べたら区別がつかない。
ブリはこれだけ脂がのっているなら、さっと湯がいてしゃぶしゃぶ風でもウマそう。
真ダラの白子。
白子特有のクリーミーでねっとりしています。
塩、七味、レモン、どれとっても相性抜群。
フグの唐揚げ。
フグの食べ方で一番好きなのが唐揚げ。
プリッとモチっと、旨味凝縮で脂も爽やか。
一品料理が終わり、握りに入ります。
アジ。
脂がしっかりあり、身がやんわりしてシャリと相まっている。
サーモン。
久しぶりにサーモン食べたけど、酸味の効いた赤酢のシャリとサーモン特有の甘味のバランスが素晴らしい。
サーモンといっても、マスノスケみたいな脂はないですけどタンパクで味が濃い。
赤身。
中トロよりな感じもあるけど、赤身らしい酸味が楽しめます。
本鮪のおいしいさは、やっぱ赤身にあって鼻腔をくずぶる酸味にあると私は思っています。
綺麗な甘エビ。
見た目通り、美しい甘味です。
いくら。
最後は巻物と玉子でコースが終了。
巻物も鉄火巻きではなく、トロの部分を使ってくれたのも嬉しい内容。
そして、もう少しつまみたいですねっと、巻物を追加。
と、その前にお椀。
左から、
鯖ガリ巻、すじ子巻、ヤマゴボウ巻。
彩緑で鮮やかな巻物、お酒のアテに最高の3種類で〆ました。
ちなみに、アルコールはビールから日本酒一杯、芋焼酎ソーダ割たくさん、たらふく楽しんだ。
ご馳走様です。
食べ終えて
お会計、1人10,000円くらい。
コース料理5,000円にお酒も同じくらい飲んだ計算になります。
30,000円くらいの鮨屋にも良さはあるし、10,000円くらいのお鮨も楽しみ方もある。
シュチュエーションにもよるし、懐事情でも変わってくる。
「すし宗達」さんは、近所で家族とおいしい鮨を食べよう!という時や、これから鮨屋を食べ歩いてみたいというステップの段階でいっても面白いと思う。
あれよこれよと、アラカルトで好きなものバンバン注文したら余裕で20,000円は行ってしまうかもですが、それでも安いほう。(私なら、飲んで20,000円はいける自信があります)
今度は、渋谷にできた新店舗にいってみます。
今日も食べコン(食べ歩きコンシェルジュ)にきてくれてありがとう。全国的に食べ歩きや旅行がいきやすくなりましたね。人生一度きり、いろいろ学んで挑戦していくのが本来の楽しみかたなのかなっと感じます。
楽しい食事をお過ごしください。
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