森下駅と清澄白河駅のちょうど間位にある「ふくべ寿し」へ行ってきた日の事。
清澄通りを車で走ると、何度見かけた『値段以上の価値がある海鮮丼!!』の文字。看板で宣伝しまくっているお店は好きじゃ無いので、多分あそこは安売りしないと人が入らないんだろうな、っと当初思っていた。
巷で見かけるようになった海鮮丼専門店の影響もあってか、消費者は一層低価格なご飯を求めるようにもなっている。東京は住むところは高いけど、住居以外は本当安いな。
「ふくべ寿し」の海鮮丼は写真で見るとお得なのかもしれないが、夜のアラカルトの方が気になってしまった。種類豊富なネタの数々に、二代目店主と女将さんが切り盛りし、地元に根付いている。
ひょんな機会で行く事になったので紹介しよう。
友人からの急なお誘い
今日は休肝日!家で軽めに食事して早めに寝るか。
たまには身体を休めようと、のんびりしていたら友人から連絡が来た。
一軒飲みに行ったけど、飲み足りないからどこか行こうよ!と。マジっすか・・・
基本誘われたら断らないので、近所だったら行けますよ!何食べますか?と聞くと、鮨がいいな。鮨屋か〜、今時間やっている店で行きたい所あるかな?
調べ、電話してやっていた「ふくべ寿し」へ行く事にした。
昔からあるであろう、何十年選手の外観は立派な建造物。外には詳しいメニュー表はなく、おまかせ握り2,500円〜と書いてあるだけ。初見には入りにくい、間口の狭い感じもまた高揚感を高めてくれる。
友人は先に到着して、一杯飲んでいる。外に書いてあったけど、二軒目使いはダメらしい(笑)。明らかに酔っている表情なのに、店主女将さん、何も言わなかったのか?流石にわかるレベルなので、追い出しても良かったんですよ。
内心、申し訳ないのでいつも以上に食べます。
ガラス張りのネタケースに木製のカウンターテーブル。2階はテーブル席があるそうだ。
メニュー見てびっくり!
夜のお好みネタの種類が多いのなんの。小肌、新子、本鮪、鰤、鰯、のど黒、などなど。仕入れも凄いし、仕込みも手間暇かけて、ランチもこなしているのだからスゴすぎる。
一品料理もお酒もたくさん!
好みだったら、次回ゆっくり食べに来たいな。
アラカルトで堪能
友人がお刺身盛り合わせを注文していた。
雲丹、鰤、鮑、帆立、平目、新子、鮪。鯖はアンちゃん(時間経ったもの)なのかな?色で大体わかりますよね(笑)
つぶ貝とホッキ貝も追加で頂く。
殻付きのままネタケースに入り、注文が入ると殻からむいてお造りにしてくれる。コリッコリのつぶ貝の食感が堪らない。
久しぶりに食べた穴子白焼き。
初めて食べた時、本物の穴子がこんな旨いのか!今まで既製品しか食べた事がなかった私は当時感動し過ぎて何度もお代わりした事が懐かしい。
握りをお好みで頂く。
熊本県産の小肌。
友人が注文した新子。
小肌と新子の食べ比べが贅沢と思っていた過去。今では小肌の方が断然好みで、新子はミーハーが集るものだと思っている。
大好きな青柳。
数年前までは春先にしか味わえなかったネタだったのに、年中見かけるようになった。鰹も初鰹(春)、戻り鰹(秋頃)で季節の風物詩の一つだったのに、迷い鰹と呼ばれ、脂が乗っている鰹が年中食べられるようにもなった。
温暖化が関係している気がするな。。。
スミイカ!
ムチっと歯に吸い付く蛸握り。
藍色美しい、松輪の鯖!
富津産の特大天然車海老!
高級店顔負けの極上ネタが近所で味わえる贅沢感。
お新香巻を頂き、
お吸い物で〆ようかと思ったけど、、、
煮蛤が気になって、最後に頂く。
若干火入れし過ぎて繊維が固くなっている印象もあるけど、甘めのシャリと合間って旨かった!
お酒も何杯か頂き、ご馳走様。
食べ終えて
お会計、一人10,000円ちょっと。
アラカルトで注文すると割高にはなるし、コースは無いので仕方ない。都心ど真ん中で食べたら倍近くの値段は取られると思う。気軽に行ける金額では無いけれど、贅沢なひと時に行くのもいい。
店主も女将さんも接客上手で居心地も良かった。一度値段以上の価値ある海鮮丼も食べに行ってみよう!
結局、もう一軒飲んでから帰りました〜