進化が止まらない若き大将の鮨!「らんまる」(不動前)

貸切会で「らんまる」へ行って来た!ご一緒したのは毎度お馴染み「鮨 かの(一之江)」ご夫婦、栃木の名店「柏寿司」親子、「鮨かんてら(三軒茶屋)」社長、そして私と相方の仲間内でワッショイ!

らんまるの詳しい説明は不要ですよね?若き大将島津氏は業界では有名人、若干25才で店長を任され努力も有りあっという間に人気店へと登りつめた。

(さらに詳しく「らんまる」を知りたい方は過去記事を参考にして下さい)

早速紹介していきましょう!!

つまみのレベルがさらに上がった「らんまる」で今宵も散々飲み散らかす

「らんまる」へ行く時、大体0次会をやってから行っている。不動前のメンチカツ屋さんも良いけれど、時間に余裕があったので「かね将(五反田)」で一杯引っ掛けてから行く。

初めて行った時は大して美味しい料理が無い酒場だな〜と思っていたが通えば通う程魅力がわかって来たお店の一つ。大衆的でサラリーマン相手にやっているお店で、トマト牛スジ煮込みが美味しい。普通にもつ煮込みより断然トマト牛スジ煮込みの方が旨いので覚えておきましょう。

飲み物も安く、サクッと夜には使い勝手の良いお店だろう。

二杯二品、食べ飲みし歩いて「らんまる」まで向かった。五反田駅から歩くと20分以上は掛かるので覚えておきましょう!

18時スタートなのだが、ここで大事件!!

「鮨かの」夫婦が来ていない!いつもなら早めに到着し座っている筈なんだが連絡も無し。大丈夫ですか〜?と、一応メッセージすると電話が来て、、、

今家です!言い訳は出来ません!!急いで向かいます!!!』(笑)

スタートも20時と勘違いしていたらしい。江戸川区からタクシーすっ飛ばして一時間くらいで到着出来たので良かった。今度から幹事の際リマインドをしようと思う。

脂の乗ったのど黒からスタート!

八丈島145キロの赤身漬。

茶碗蒸し。

平貝と黒ムツ。

平貝が火入れした方が香りが豊かになり、醤油を付ける事によりグルタミン酸も加わり味に深みが出る。生の平貝を食べた事ある方はご存知かと思うが、全く美味しくない。鮨屋で普通に握りで出してくるお店あるが、え!?と驚いてしまう。

大半が同じ出し方をしているが、シンプルに醤油つけて焼き一味(もしくは七味)で辛味を足すのが一番好きな食べ方。

余市の鮟肝、蛍烏賊藁焼、皮剥肝和え。

この時点で前回のコース構成を変えている事に気がついた。一品料理のレベルが上がり、酒飲みをさらに飲ませようとさせる味付け。

島津氏に聞くと、力入れてますと一言。博多の大好きな鮨屋「鮨さかい」に似ているとも同時に感じる。

ここからペースが早くなっていくのは言うまでもない。

和歌山の稚鮎南蛮漬け。

酸味と苦味のバランスが良き!

マナガツオ酒蒸しに玉ねぎポン酢!

マナガツオから出たスープが旨い!!

そろそろ握りに入るそうなので日本酒追加。

新潟県のアラ。サラッとした皮目の脂と噛めば噛むほどに楽しめる淡白な旨味。

丁寧な飾包丁で小骨を一切感じさせず、見事にシャリとの一体感を楽しめる鰯。

細切りにしたアオリイカ。

皮目を少し炙った金目鯛握り。

日本酒飲みながら旨い鮨を食べられるなんて本当に幸せだと思う。この時は緊急事態宣言を出される前だったので皆明るくて楽しそうだったな(笑)

(5月1日から「らんまる」は通常営業しているそうです)

縞海老昆布締め。

本鮪中とろ。

そして、大トロ。

魚体が大きい割に脂ギトギトでは無く、酸味もほのかに有り食べやすい。逆に脂ノリノリの大トロが好きな方には物足りなさを感じてしまうかもしれない。

小肌。

フルーティーな香りを放つ赤貝。

茹で加減絶妙な車海老握り。

(最初に比べると本当に凄く進歩している。車海老も好みがあると思うが、半生が好きな人、茹で置きが好きな人、様々だと思うが車海老が持っている甘みを一番引き出すのは、今日の茹で加減)

高騰が止まらない雲丹。個人的には高ければ仕入れずに、他の魚で補っても良い様な気がする。仕込みは無く、仕入れて乗せるだけなのだから。

ただ、皆雲丹が出て来ないと残念がる人も多いのだと。

違う種類の雲丹もスプーンで出してくれた。少しビターな感じも、ほろ苦くて旨い。

握りのフォルモも毎回綺麗になり扇型のバランスも良くなっている。好きなお店に通う方が応援も出来るし成長も見届けられる。同年代、もしくは年下のお店や仲良い職人のお店に食べにいくのが一番だ。

細魚。

お椀が出て、

ネギトロ手巻き!

もう終わりというのに、最後日本酒を追加。

今日もたらふく飲みました(笑)

玉子焼きと飲んでいるのでべったら漬け持たして頂きました。

最後は大好きな巻物を追加してご馳走様。

食べ終えて

行く度にアップデートしているから凄いなと感心。上でも話したけれど、一品料理のクオリティが上がり握りのフォルムも綺麗になっている。毎日考えながら行動している証拠なのでしょう!思考停止せず、外部からの情報も取り入れつつ、オリジナル性を生み出す力、凄い。

板場に立っていたもう一人の方が独立してしまい、大変そうでしたが楽しそうにやっていて良かった!今後益々成長していく過程を少しでも応援しようと思う。

鮨かのご夫婦が大遅刻するハプニングもあったけど、無事終えることが出来ました!この後、どこへ行ったでしょう?(笑)

 

らんまる

関連ランキング:寿司 | 不動前駅武蔵小山駅目黒駅

寿司・海鮮料理カテゴリの最新記事