今宵も「鳥さわ22」(西麻布)へ中澤氏の空気感に酔いに行く

今年1番通っている鮨屋が「らんまる(不動前)」ならば、1番通っている焼鳥屋は「鳥さわ22」だろう。

予約困難店が多い焼鳥屋、さらにハードルが高い完全紹介制のスタイルを貫いている当店だが、行って納得の美味しさと居心地の良い空間が楽しめる。

最初は完全紹介制や一限お断りのフレーズが先行し、ステータスで行っているだけだと思っていたが全く違った。

確かな技術と繊細な焼鳥、さらには落ち着いて楽しめる空間と中澤氏がかもし出す独特な雰囲気。

全てが洗礼されまた来たい、と思わせてくれる。

それでは今宵も中澤劇場を堪能してこよう。

(詳しくは「鳥さわ22(過去の記事)」を参考にして下さい)

3ヶ月に一度の楽しみ!「鳥さわ22」を堪能して来た

初めて行った日から、次回の予約を取ってから帰るのが定番になった。

「次の予約をしたいのですが?」と、大将の中澤氏に伝えると大体2〜3ヶ月後になる。

早い時間(17時スタート)なら2ヶ月待ち位で、遅い時間(20時半以降くらい)だと3ヶ月待ちくらい。いつも早い時間で楽しませて頂いているが、次回は(10月)遅い時間の予約を確保した。

今日も六本木駅下車し、歩いて行く。

流石に暑くなってきたので、真夏はタクシーがベストかな。しかし、タクシーで行っても道が渋滞するから嫌なんだよね。

料金もそこそこ掛かるから勿体無い精神が働いてしまう(笑)

 

今回ご一緒するのは毎度お馴染み「鮨かの(一之江)」ご夫婦、栃木県の変態鮨職人(良い意味での変態ね)「柏寿司」の大将、もう1人は江戸川区のくず餅屋の社長さん。

皆飲食関係で楽しませて頂きましょう!

通常通りの流れで料理がスタートする。

ただ、この日は少し提供スピードが遅い。中澤氏が炭と格闘している様子で聞いてみると、

お弟子さんに炭の準備させたんですが、凄くやりにくく今格闘しています(笑)と。炭の火入具合や位置によって焼鳥の完成度が雲泥の差らしい。

格闘しながらも中澤氏は坦々と事をこなしていく。

いつも通り、新鮮な鶏のレバ刺しを頂く。

毎回思うのは、これがメチャクチャ旨い!という事。

大根おろし。

ハツモトからスタート。

小ぶりではあるが味が濃く、1番好きな部位が最初に食べられるのは嬉しい限り!

うずら串。

黄身がとろっとろで最高なんだよね。うずらは基本半熟でないとダメだよね?

たまに黄身が固まってパサパサしたお店あるけど、あれは個人的に無しだと思っている。

銀杏串。

ホックホク!

レバー。

レバ刺しがあの旨さなら、焼いてももちろん旨し!

レバー苦手な方も食べられるくらい新鮮だ。

肩肉。

モモ肉とは違い脂身が少なく淡白な部位。

つくね。

大葉、軟骨の二つが入ったつくねは珍しいと思う。さらに、玉ねぎも入れているので口内で食感のコントラストが楽しめる。

食感が楽しければ香りも素晴らしい。

ささみ。

いつも最初に出てきていたような気がするが、炭の状態で変えたのかな?

「鳥さわ22」のささみは、ほぼ生。新鮮だから成せる事であって、ささみ苦手な私でもこれは美味しいと思える。

魚の刺身を食べているような濃い旨味もあって、擦りたてのワサビの香りも素晴らしい。

お腹弱い人はやめた方が良いかも(笑)

ビールから始まり、赤ワイングラスを頂き、日本酒にチェンジ。

中澤氏の日本酒チョイスも好みなんだよね。絶対酒飲みであろう銘柄と料理の味付け。

聞いてみると、かなり大酒飲みらしい(笑)大酒飲みな上に、時間も長く耐久レースみたいになるそうだ。

飲みにいく約束はしたんだが、「寝かせないですよ!」と一言(笑)。ヤバイヤバイ。

皮。

皮でも腰の皮だったかな?

タレの味が甘さ控えめで日本酒とよく合う。

せせり。

ポーション大きめでジューシーな食感。

辛口の日本酒も、ワイングラスに入れて飲むとフルーティーに感じる。

香りが引き立つからなのか、不思議だ。

玉蜀黍(トウモロコシ)

焼けた醤油の香りと玉蜀黍の甘さが良い。

(ただ、玉蜀黍が歯に詰まるからあまり食べたいと思わない(笑))

ちょうちん。

卵管と殻に入る前の希少な卵。

一口でパクリと頬張れば、口内至福のひと時。

金針菜。

野菜串はあまり好みではないが、金針菜は好き。百合のつぼみになり、甘みが強く美味しい。

まつもと。

最近人気の銘柄だが、物凄く洗礼された日本酒だと思う。料理全般相性が良く、本当に飲みやすい。

提供リズムが良くなってきた。

中澤氏は淡々と仕事をこなして行き、程よい距離感で接してくれる。短い短パンに少しチャラそうな雰囲気ではあるが、個人的に居心地が良い。

焼鳥は今風なお腹一杯になる手前でストップするシステムだし金額も明朗ではないが、通いたくなる。

手羽先。

手羽元。

手羽元はチューリップと言われている部位。

(唐揚げにしたら旨そうだな)

賀茂金秀〜

日本酒が止まりません!

鶏の食道炙りポン酢。

コリコリした食感と香ばしい炭の香りが良い。

つまみなので、最初に食べたかった。

椎茸。

焼き方に特徴があるのか、椎茸が持つ水分がしっかり残りみずみずしい。

普通に焼いたら水分抜けてパサパサした感じになるような気がする。

丸ハツ。

敢えて血を残しているそうで、残した方が好みらしい。

確かにお酒と合う(笑)

伯楽星。

最後の一杯!

外はカリッと、中はしっとりした自家製厚揚げ。

薬味もまた良いよね。刻み葱にポン酢か醤油かけるだけでお酒が進む。

ぼんじりで焼物は終了。

〆のご飯は、もちろん煮麺を注文しようとしたが今日は無いらしい。

正確には、仕込みで延び延びなってしまったそうで、それでも良ければ出します!と言われたがやめた(笑)

そぼろ丼に卵乗せ。

煮麺ほど感動はないが、甘めの味付けされたそぼろ丼も美味しい。

鶏スープも頂き、ご馳走様でした。

ふぅ〜、今日も良く食べ飲みし楽しかった。次回の予約は10月の後半、楽しみにしてまーす!

あっ、お土産もあるのでもし次の日も「鳥さわ22」を楽しみたい方は最初に注文しておこう。

差し入れに持って行ったら絶対喜ばれるだろうな〜

鶏そぼろがメインだが、冷めても十分美味しく贅沢なブランチをした。

おすすめだよ〜

食べ終えて

(「鮨かの(一之江)」店主(笑))

皆相当飲んでいたので価格はかなりしたけど、大満足。行きたくても行けない人、多くいると思うが何とか行っている方と繋がって行って欲しいな。

上でも話したけど、今風な感じの焼鳥屋なので価格も高いが、独特な空気感と酒飲みのツボを押えた味付けの料理が個人的にはドンピシャ!

麻布十番にも3店舗目が出来たそうなので、タイミング合えば行ってみたいと思う。

さて、皆さんで六本木の街へ繰り出しますか〜

(皆初めてだというシーシャ屋に行って、シーシャ吸いながら食の話を楽しみ帰りました〜)

鳥さわ22

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