時には高級な寿司屋に行きたくなることもあります。
たまたまSNSで当日キャンセル案内がでて、この際行ってしまえー!!との事で今回行ってきたのが「鮨 心白」。
予約が半年間は取れないことで有名で、又もないチャンスに一人で行ってきたので紹介したいと思います!
『鮨 心白』へ、いざ潜入!
都内にはお寿司屋さんが多く、接待向けの一人二万円以上するようなお店から大衆的なお店など幅広くあります。
「鮨 心白」は前者の方で、私の中で行きたいお店リストの中に入っていたので祈願の訪問です!
最寄駅は広尾・恵比寿・白金高輪の中間あたりにあり、徒歩10分強はかかります。
私は恵比寿駅から歩いて行きお店まで!
(寿司屋に行く時のワクワク感が堪らなく好きですw)
暖簾が無い看板のみのお店。
何度か車でこの辺りを通っていましたが、ここにあったのか〜・・・
店内はL字型カウンター8席のみ!
私はキャンセルが出てから行ったので行った頃には皆さん出来上がっていて楽しそうに飲んでいました。
基本、お任せコースのみで苦手なものがあれば最初に伝えること。
私がお店に着いたのが21時頃だったので店主が終電のことなど気にしてくれましたが、3時間は大丈夫だったので店主のリズムでお願いしました!
それでは私が堪能した料理やお酒を紹介していきます。
三時間半に渡る店主のお任せ料理の数々!日本酒へのこだわりも素晴らしい!
先ずはコエドビール
駅から10分以上歩いたことによりビールが格別に美味い。
コエドの黒ビールは初めてですが飲みやすいな〜
釜揚げしらすと豆・花もずく
先付け的な一品!ここまで肉厚なしらすは初めてかも?
天然のもずくは細くてとても繊細です!自家製の酢がちょうどいい酸味。
そして醤油・粗岩塩・自家製ポン酢がセット!
ここから海鮮料理の絶品おつまみが続きます!!
岩牡蠣・ナメタガレイ
お洒落な岩牡蠣は殻から外され少し火が通され絶妙な食感です。
寿司屋の嬉しいところは少しずつ色々な魚が食べられるといこと!
ナメタガレイはエンガワも付いて脂たっぷりです。
そして、刺身ならやはり日本酒!
ということで店主のお任せでいただくことに。好みを言えばチョイスしてくれます!
日本酒を売りにしているお店なだけに店主の日本酒愛も半端ない!遠方の蔵元まで足を運び自分で納得したものを仕入れてくるそうです。
青つぶ貝・ホタテの心臓・青つぶ肝
青つぶ貝と初めて聞いたので店主に聞いてみると、正式名「ヒメエゾボラ」と言うそうです。
北海道が産地とか?
味は、コリコリした食感は堪りません!!
そしてホタテの心臓!
多分貝柱と呼ばれている部分かな?
貝柱がここまで大きいと実物のホタテの大きさが気になります。
青つぶ貝の肝!
日本酒との相性が素晴らしい!!
早速日本酒チェンジ!
ゆきの美人、旨し!!
イナダ・平貝・アオリイカ
イナダは寝かせて三日目とのこと。
寝かせることで甘みが強くねっとりとしています!
こちらは平貝!
平貝は醤油に付け焼いて海苔巻きに!
パリパリの海苔の香りと貝の味が絶妙にマッチしています。
アオリイカも焼きで!
炭で焼いているので香りもいいな〜
刺身でも食べられるものを焼いて食べるとは贅沢です!!
絶妙なおつまみすぎて日本酒が進みすぎます!
三杯目は京都のまつもと。
ホタテの肝・天然うなぎ・モスソガイ
貝類は全て肝まで付いてきます!
ホタテって肝があるのか〜
青つぶ貝の肝より癖がありますが、私はかなり好きな味です。
この日一番感動した四万十川の天然うなぎ!
有名ブランドですが食べるのは初めてです。
皮目がパリパリに焼かれとても香ばしい!
天然は脂がさっぱりしていて養殖と違った美味しさです。
食べるのが勿体ないくらい美味しく、少しずつ食べ日本酒をチビチビ・・・w
続いてモスソガイ!
つぶ貝とはまた違ったものらしい。なんだか珍しい名前の貝が多く面白く勉強になります!
とにかく日本酒が進む進む!
次なる日本酒をいただきました。一合単位でなく毎回グラスで貰えるからいろいろ飲めて嬉しい。
タコとクリームチーズ和え・メジマグロ(腹)・メジマグロ(背)塩納豆和え
タコの頭の部分をクリームチーズで和えた一品。
寿司屋で食べるというよりは、フレンチみたいな作りです!
遊び心がありますね!
メジマグロの腹と背!
腹は皮目を炭で焼き目を付け旨味と香ばしさが相まって素晴らしいです。
背は納豆と一緒に・・・
「納豆嫌いですか?」と聞かれ、苦手なものはほぼないので大丈夫ですと。
寿司屋で納豆が出てくるとは驚きです!
納豆に自家製の塩昆布が入っていてマグロとよく合うな〜
チャリが少し欲しくなるなw
鱧とナス・アサリスープ・天婦羅
鱧も使っているのか〜
関西では有名ですが東京の寿司屋で扱っているところは少ないのでは?
寿司屋の一品というよりは日本料理で出てくるような一品ですね!
アサリのスープは世界一大きいハマグリの貝が添えられ、スープに使われているアサリは世界一小さいとのこと。
大きなハマグリは食べてみたいな〜
ここで天婦羅!
カウンターで店主が一つ一つ揚げてくれます。
この日は無農薬ズッキーニ・ゼブラナス・鮎の三種類!
鮎の天婦羅とはまた贅沢です!
追加の日本酒!有名な新政です。
隣の方が飲んでいたので同じものをいただきました。
これはワイングラスの方が美味しく感じますね!
トマトと大葉のパッション・スッポンの煮こごり
ごめんなさい!
初めて食べるもので名前も曖昧で味の表現ができませんw
冷たかったことは確か!
スッポンの煮こごりは自家製トウモロコシジュレがかかっています!
芽ネギも一緒に食べると最高です!
飲むペースがさらに早くなり、またまた日本酒で!
ここまできたら記憶が曖昧ですw
〆は握りの数々
おつまみの種類が半端なく多かったので、いつ握りが食べられるのかな?
20種類前後のおつまみ後の握りですが、量も少量なのでまだまだ食べられます!
ここから圧巻の握りの数々!
一貫目はカスゴ鯛!
皮目の柔らかさと酢の締め具合が絶妙です。
鯛だったと思います!
(間違えていたらすみません)
基本的、仕事をした魚ばかり熟成しているので食べた瞬間シャリと一体化されます。
大好きな鯖!
身厚なのが嬉しい!ほぼ生の鯖かな?酢の味は無く塩だけで〆ているのかな?
脂がのっていて美味いな〜
マグロの赤身!
ネタが扇型になっているのが綺麗な握り方(?)
こちらはイシガケガイ!
初めて聞くかもしれませんが、聞き慣れている名前が石垣貝です。
初めて本物を食べるのか、肉厚で美味過ぎ!
店主オススメの一貫!
ナメタガレイエンガワ!
切り付けの段階から見ていましたが、とにかく脂がたっぷりで身が厚い。
エンガワがこのサイズならナメタガレイは一体何キロ?
隠し包丁がしっかり入っていて食べやすいです!
続いて鯖の棒寿司!
シャリに大葉とゴマが入っていて、海苔で包み込む!
仕上げに鯖の皮目を七輪の炭でジュっと焦げ目を付けます。
これまた美味すぎ!
こんなのエンドレスで食べれてしまう!!
まだまだ続く握りに、ここでまたまた日本酒を!
ここまできたらとことん飲み、とことん食べます!
少し休憩を挟み、
続いてマグロの中とろ!
本マグロでもインドマグロでもないので脂がさっぱりしています。
握りの中でこの日一番はシマアジ!
長崎の五島列島で上がった大物で、ここ十年で一番とのことです。
神経〆してから4日目ですが弾力と旨味が本当に凄い!
金目鯛!
湯引きしてあります。三日間寝かせています!
ボタン海老!
濃厚な甘み口いっぱいに!
こちらは蟹ご飯!
なんとも珍しいく、お米から違うとのこと。
蟹の風味と旨味が相まって素晴らしい!
イワシ!
こちらも一仕事していて、皮目を適温で熱を入れ寝かせているそう。
皮目と身の間に脂があり、そこの旨味を閉じ込めるらしいです!
これも極上の一貫!
ウニとホタテの軍艦!
組み合わせがずるいです!
甘鯛!
松風焼という技法を使っていて皮目がパリパリとした食感が素晴らしいアクセント。
甘鯛は寝かせて三日目!
最後に卵焼き!
カステラのような甘さがなんとも高級なお寿司屋さんに来たんだなっと実感しますね。
さらに、〆のお椀!
先ほどのボタン海老の頭入り。自家製の七味を入れて食べご馳走様でした!
40種類前後の料理の数々、これだけの料理と日本酒を飲み23,000円。
値段だけ見たら高いと思うかもしれませんが、行ってみたら納得!
このコスパは予約困難になるのもわかります。
『鮨 心白』の魅力とは
正直、初めての一人高級鮨。
行くまでの緊張感は多少ありましたが、楽みのワクワク感の方が強かったです!
途中から、私以外のお客さんは帰ってしまい店主と色々お話できました。
店主は若干30歳で鮨心白をオープン。日本料理と寿司屋で9年間修行したそう。
おつまみの料理を見ていてわかると思いますが、寿司屋だけで修行した人ではないかなっていうのはわかっていました。
3年後の現在は半年間予約が取れないほどの人気店へと躍進しました!
遊び心ある料理はまさに店主のセンスそのもの!これは一度行けば通いたくなります!
また、魚へのこだわりは扱っている魚全て神経〆しているそうで血抜きを徹底しているとのこと。活きたままお店に運ばれてくることもあり、店主が神経〆の道具も見せてくれました!
気さくな店主をパシャリ!
チャーミングな大将が放す料理に、こだり抜いた日本酒の数々は間違いなく行けば虜!
これからもますます予約困難いなること間違いなし!
行きたい方はFacebookページでキャンセル案内が出ていますのでチェックしておくといいでしょう。
私もタイミング合えばまた行きたいと思います。
大変満足!ご馳走様でした!!