大阪で人気ステーキハウスのカレーが立川に!『シギリヤ』

立川駅から徒歩12分の場所にあり、多摩モノレールの高松駅から5分強のところにありセイロン風カレーが味わえるお店『シギリヤ』。セイロン風カレーとはシャバシャバ系のスパイシーが特徴で、ブイヨンを用いた独特のカレーでさらに様々な薬味を混ぜるというほとんど馴染みのないカレーだ。

そんな変わったカレーは日本では数店舗しか食べられないだろう。2年前に立川にお店を開いたマスターは実家のステーキハウスの〆でこのセイロン風カレーが人気で東京にやってきたとのことだ。

今回はそんな変わったカレーを食し一人でも多くの人に『シギリヤ』の雰囲気や魅力が伝わり、「行ってみたい」と思ってくれたら幸いだ。

外観の雰囲気


立川駅北口からほぼ真っ直ぐの道を進み、立川税務署の信号を右に曲がると『シギリヤ』と書かれた黄色い看板が見えてくる。

今回お店まで車で行ったのだがお店を知っている人や地元の人でない限り通り過ぎてしまうようなところにあり目立たない印象だ。また車で行く人は近くにコインパーキングがあるので安心しよう。

周りに何店舗か飲食店などはあるが閑静なところにあり「なんでこんな不便なところにあるのだろう?」と少し思ってしまった。

少し暗めな外観はメニューや雑誌に取り上げられた詳細が貼ってあり人気店なのが伺える。

内観の雰囲気


店内に入るとお洒落なカフェバーみたいな雰囲気でとてもカレー屋さんには見えない。カウンター5席にテーブルが3卓ありゆったりと座れる店内。壁には映画のポスターが一面に貼られ、出入り口には漫画本にプラモデルの電車が置いてある。

このプラモデルを見ていたらマスターが「スイッチがあるので押せば動きますよ」と教えてくれたのでとりあえず動こしてみた。マスターの趣味なのかな〜と思い聞いてみると毎週火曜日は『インドネシアカレー』を出しているらしく火曜日限定のマスターが普段はプラモデルを作る仕事をしているとの事で置いてあるそうだ。

なので行こうと思っている日が火曜日だったらセイロン風カレーが食べられないので注意していこう。

カウンター席からの厨房の眺めだ。カレー屋さんらしくカレー粉が多く鍋も多かった。オープンキッチンになっているので調理している姿も見やすいがマスターとの距離も近く色々話せるのが嬉しい限りだ。

メニュー


カレーは全5種類ありグランドメニュー4種類と月替わり1種類となっている。

  • 野菜カレー   980円 (小)780円
  • チキンカレー 1180円 (小)980円
  • ラムカレー  1180円 (小)980円
  • 月替わりカレー1180円 (小)980円
  • ホワイトチキンカレー1250円 (小)1050円

サイドメニューにはカリー風味の唐揚げやポテトフライ、8種の野菜サラダやカリー風味のツナポテトサラダなどもありお酒のおつまみとしても美味しそうだ。

またセイロン風カレー名物の薬味の7種類セットも忘れてはならないだろう。薬味3種類セットもあるが初めて行く方は7種類セットを頼むのがオススメだ。

今回は「ラムカレー」「薬味7種セット」を注文した。

先ずは薬味7種セット


運ばれてきてビックリ100円でこんなに薬味が付いてくるとは(食べ放題ではないのである程度は弁えたほうが良いだろう)。

薬味7種写真手前の左から時計回りにシソの実漬け、アチャ、ザーサイ、イカの塩辛、紅生姜、福神漬け、らっきょうが盛られている。なお薬味3種は、イカの塩辛、福神漬け、らっきょうだがマスターに言えばお好みで変えてくれるので自分の好きなものだけで良かったら3種で十分だろう。

ラムカレー


米は新潟産のコシヒカリ(だったような気がする)を使用し少し小粒のお米を硬めに炊いてありカレーとの相性が良かった。

ラム肉は癖があり匂いがきついというイメージが強い人も多いとは思うが実際食べてみると全く癖がなく美味しい牛肉を食べているような感覚だった。

ルウは小麦粉を使わずに玉ねぎ、にんにく、生姜、りんごを煮込み、ブイヨンとスパイスで仕上げ、マスターが丁寧に下処理した肉と人参、じゃがいも、インゲンが入っている。

またシャバシャバ系のカレーは見た目よりもコクと辛味がありとても食べやすいカレーになっている。

薬味を投入


最初はシンプルに食べてお店の味を堪能してから薬味を入れて味の変化を楽しんだ方が良いだろう。7種類もあるので少しずつ入れ最後にお気に入りをたくさん入れて食べてみるのもありだと思う。

半分くらい食べてから私はライスにカレーをぶっかけ薬味を7種類添えて少しずつ食べてみた。

マスター曰く最初にライスの周りに薬味を備え付けたほうが絵面が良いですよ。と教えてくれ、もっと早く言ってくださいよーというやりとりを少ししていた。

7種類の薬味とカレーを食べていくと驚いたのがイカの塩辛とカレーの相性の良さだ。塩っ気が強くしょっぱい塩辛が加わると、カレーの甘みやコクが際立ちまろやかな味わいになるのでとても不思議だ。

セイロン風カレーは元々ワンプレートで提供されるカレーだがこちらでは別盛りにしお好みで味を変えられるから嬉しい限りだ。ライスもお代わりできるので全体の割合を考えて食べていくと自分なりの発見があるかもしれない。

食べ終えて最後に


時は昭和30年代。大阪、北新地に『オリムピック』という店があり元々はステーキハウスだったこのお店にある時訪れたスリランカ人に「スパイスをあげるからカレーを作ってくれ」言われたのをきっかけにランチで出したところ大好評だったのこと。

全てのきっかけはスリランカ人が作ってくれ「セイロン風カレー」と名付けられ今でも当時のスタイルで提供されている。

トロトロ系のカレーの方が好きなのだがシャバシャバ系のセイロン風カレーも癖になる味わいだ。辛味の中に旨味があり口当たりも良くとても食べやすいだろう。

少し不便な場所にあるがこちらのカレーを食べに遠方からのお客も多いとのことでファンが付いているのだろう。また近くを通った時には必ず行きたいと思う。とても満足だった。ご馳走様でした。


シギリヤ

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