ランチを堪能!「きざ㐂」(赤坂見附)鮨が最高過ぎた

赤坂見附駅からすぐの場所にある鮨屋「きざ㐂」へ初訪問。

最初のお伝えすると、かなりおすすめです。

というか、私史上トップ3に入るレベルの鮨屋だった。握りのバランスとネタの施し具合に加え、店主の所作やスタッフさんの気配り、欠点が見つからない。

さらに好きなのが、予約取りやすい。ランチだけど、2週間前位に電話予約で席を取ることが出来た。今のご時世、人気の鮨屋は予約1年待ちは当たり前だし、予約不可のところも多い。会員制や紹介制なんて鮨屋も出来てしまったから、何だかなっと思うよ。

主観ではあるけど、多要素が噛み合って「きざ㐂」がおすすめしたい。

今後、昼のランチコースを堪能しようと考えている方にとっても参考になれば嬉しいです。

赤坂見附で鮨なら「きざ㐂」

今まで100軒近くの鮨屋へ足を運んだけれど、初訪問のお店は毎回ワクワクする。鮨屋特有の雰囲気は、自分の五感で体感しないと語れない部分が大半なんだけど、匂いや活気、所作やサービス、シャリのこだわりにネタの施し方。お店に入ったときの緊張感も、また良い。

 

赤坂見附駅から歩いて数分、雑居ビルの5階に佇む。

2018年にオープンし、当初から鮨ファンで賑わっていたことは言うまでもない。なんせ、有名店出身というブランド看板を掲げて飛び立ったのだから、噂はあっという間に広まる。

まっ、出身店の詳しいことはYouTuberさんが紹介しているので、そちらを参考にして下さい。

(あまり、過去働いていたお店のことを根掘り葉掘り聞かれたり書かれたりするのも嫌がる方も多いと思うので。)

昼は握りだけのコースが12,000円(税抜)。

ここに消費税とサービス料が10%ずつ加算される感じの料金設定。夜はおつまみ付いて、いくらだろう。

夜は未訪問なので、気になる方はお店まで問い合わせて下さい。

ランチコースを堪能

12時ピッタシにお店が開き、順次消毒を済ませて店内へ。

細身で目付きも眉毛も鋭い店主が明るい声と笑顔でお出迎え。

席に付いてから大将が黙々とネタを切り付けている。その光景を見て、

”ここは間違いなく鮨がウマい”

と、直感で感じた。

何がそう感じさせたのかは、多要素が重なったとしか言いようがなく、多くの鮨屋を回って来たからこそ感じられた直感なんだと思う。

麦焼酎炭酸割を注文してから、コースがスタート。

鮪突先の手巻き。

鮪の脳天の付け根の部分を中落ちにし、香りの強い海苔と合わせる。

修行先と同じだ。

ランチは握りコースだったけど、一品だけ料理も出来てきた。

帆立とホワイトアスパラと新生姜を蛤出汁に合わせたもの。

旬なホワイトアスパラの甘味や新生姜の香りがたって優しくほっこり。

マコカレイ。朝締めのブリブリ系なやつなので、30回以上は咀嚼してしっかり味を楽しむ。

(シャリの旨さに感動)

イサキ。

旬はもう1ヶ月後くらいと話していたけど、十分旨味が強い。

寝かせてアミノ酸を放出されている。そして、淡白な白味魚だからこそのシャリの塩味と余韻の甘みが引き立つのか。。。

スミイカ。

サクッと歯切れの良さが持ち味のイカ。隠し包丁なしでも十分嚙み切れる柔らかさ。

春子鯛(かすごだい)。

塩で脱水し、さらに昆布をあてグルタミン酸を加える。

水分抜くことで味の輪郭が出る魚なので、手当てする人によって味が変わるから面白い。

平貝(たいらがい)。

シャリとネタの間に海苔。平貝の握り史上、ナンバーワン。

本鮪。

軽く漬けにした、塩釜の赤身。柔らかさ重視で酸味も程良く楽しめ、さっぱりした魚体。

中トロは佐渡の18キロ本鮪。

塩釜のものよりも柔らかく、小さいながらにパンチのある旨味。

大トロは戻って塩釜。

脂の筋を噛めば噛むほどに味が広がる。

小肌(こはだ)。

大阪湾だから脂がのっていると思ったら、食べると意外にあっさりタイプ。酢を強めにあてているから、酸味が勝った感じもある。

縞海老(しまえび)。

車海老が高騰中な時期でもあり、良いものがなかったときには縞海老を使うそうだ。

きざ㐂のシャリで車海老が食べてみたかった。

鯵(あじ)。

贅沢で豪快に半身で一貫分。贅沢だけど、ネタが大き過ぎてもバランスが難しいと感じたかな。

馬糞ウニ。

煮蛤(にはまぐり)。

大好きな煮蛤。終盤に出すお店が多く、これを食べてガッカリしてしまう事も少なくない。火入れが難しいのか、身が凝固してしまい、ゴムのように固くて口に残ることも多々ある。

が、流石の仕上がり。火入れは勿論、味の入りも素晴らしく、噛み締めてシャリとの一体感が味わえる。

穴子が出てきて、

この日出して頂いたネタの全てを出汁にしたお椀。

凄く濃厚な味噌汁で、これだけでお酒が進むのは言うまでもない。

そして、お代わり可能なので覚えておこう。

後は玉子で終了なので、追加注文。

出てきていないネタを大将がアテンドしてくれるの、好きなものをお願いする。

蝦蛄(シャコ)追加。

ウマい蝦蛄はホロホロ解けて甘味がある。

とり貝。

春を代表する貝類の一つ。食べ納めかな。

大好きなトロタクも追加。

最初に出てきた突先を巻いてくれるので、言うまでもない美味しさ。

さらに、店主の腕の良さが光る断面。1人で3本は余裕で食べられるね。

最後に、玉子が出てきてコースが終了。

賞味1時間半、大満足の鮨とお酒でした。

ご馳走様です。

食べ終えて

お会計、2人で43,000円くらい。

妻と2人。私は麦炭酸割をガブガブ飲み、妻はノンアルで自家製ジンジャエールを3杯くらい。個人的には2人で40,000円以内に収まる方が嬉しいなっと思う。まっ、それを望むならお酒を控えれば良いだけなのだが・・・

とにかく、鮨レベル高過ぎる。鮨いしやま島津に並んでトップ3に入る。予約の取りやすさと価格も考えると、もしかしたらNo. 1かもしれない。今後も通うし、次回の予約も取ってお店を後にしました。

ただ、食の好みは人それぞれだし、鮨の好みも分かれるからご自身で体感しに行くのがベスト。人に噂を信じず、身銭と脚を使って食べに行って下さい。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

Twitterもやっているので、フォローしていただけると嬉しいな。

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