行列覚悟!「吉田カレー」(荻窪)のルールは厳しかった

お店のよって独自のルールを設けている事がある。一見さんお断り、会員制、二軒目NG、酔っ払いの入店禁止、単純に出禁、などなど。付加価値がありステータスを求め、アッパーミドル層をターゲットに営業しているお店が増えていく中、気難しい店主ならではの、初見にはハードルが高いのが「吉田カレー」さん。

カレー通なら知らない人は少ないであろう、名店。一度は食べに行ってみたい!そんな思いから、随分前になってしまうけど訪問。昼は行列が出来るらしいので、夜のオープン前に覗いてみると・・・

早速紹介しよう。

待ち時間覚悟!店主のルールに従わなかったら食べられない!?

とある平日の16時半頃、私は仕事で荻窪周辺に居た。次の予定まで多少時間があり、昼ご飯もかるめだったので少し早い夕食でも食べに行こうかな。

荻窪と言えば何が有名?ラーメン二郎?丸長のつけ麺?老舗中華そば?それとも炒飯や中華料理?

懐に優しい、どちらかと言うと学生メインのお店が軒を連ねているイメージが強い。

カレーファンには叱られるかもしれないが、某グルメサイトNo. 1の『トマト』と言うお店もある。独自の欧風カレーを求め、早い時間から老若男女問わず列を作り、あっという間に売り切れてしまう。一度挑戦しようと、気合い入れて店まで足を運んだけど30人くらい並んでいて断念。以来、挑戦していない。

荻窪のカレー界を支える二大巨塔「吉田カレー」も忘れてはならない。(らしい)有名レビュアーさん大絶賛の個性的なカレーは、日本人好みの味とスパイスに仕上げる。

夜営業17時半前。せっかくなので一度は食べてみよう。

「CURRY YOSHIDA」の看板を発見。飲食店というより、雑貨屋、美容室を連想させカレーやっぽくは無い(笑)

しかも看板は小さく、出入り口は分かりづらい。縦長に細いシャッターが出入り口らしいので覚えておきましょう!

先客は3人。吉田カレー愛好家さん達なのか私と同じ初訪問でワクワク高揚感高まっている人なのか、何れにしてもカレーが好きな事は確かでしょう。

17時半丁度にシャッターが開かれ、階段を登る足も自然と早足になっている。

伝えるの忘れていました。というか、私自身もあまり把握してなかったのですが、ルールが厳しい。

先ずはこんな張り紙が(笑)

当店はお客さんを選びます。気に入らない方には売りません』(子供お断り)
『写真撮影禁止』(無断でと小さな文字

横柄な態度取らない限り大丈夫だと思うけど、出鼻くじかれボディーブロー喰らいうろたえる。怖い店主なのか?写真撮影も気を使ってやらなければ!背筋もピンと伸びた。

また吉田カレー鋼鉄のおきて4条というのがあり、(紙貼ってある)

勝手に席に着かないでください(特にテーブル)
注文はこちらから伺います
テーブル席は手が空いた時のみ案内します
そしてセルフサービスです
カウンターでくっついて座らないで下さい

少しでも早く安く提供するためです。ご協力お願いします。守っていただけない場合は放置プレーの刑です。

どう捉えるか人それぞれ。気に入らなければ行かなければ良いし、従える人は普通にルールを守り食べに行けば良いと思う。機械相手では無いので感情と言うものが付き物。相性があると思うので、ご自身の判断でお願いします(笑)

無事注文を終えカレーを頂く

私はカウンター席へ案内され、席に着きメニューを開く。

カレーはキーマカレーとビーフ(?)カレーがあり、ビーフの方は辛口・甘口・ミックス(辛口と甘口)から選べる。ご飯も大・中・小の三段階。400g・300g・200g残したら罰金制度があるので自分の胃袋と相談する事!

追加トッピングは豚、中華アチャール、チーズ、納豆。

300g、ミックスに中華アチャールにチーズトッピング、無事注文を済ませた。トッピングの変更はNGなので、ここも要注意(笑)

(最初に写真撮影の許可得たのだが、店主がギロッと鋭い目つきで『何を撮るの?料理だけにして』と。私はあまり相性良く無いです)

これが噂の人気カレー。

SNSで度々見かけると思うけど、ビジュアル美しい。二種類のカレーが楽しめるお店が増えているけど、吉田カレーさんが走りなのかな?

全部トッピングする人もいるそうだが、友人からはやめた方がいいとアドバイスを頂いた。ボリュームも凄いし、味がヒッチャカメッチャカになってカレーの味が損なわれるって。

甘みの強いキーマカレー、ご飯がどんどん進む系。シンプルなんだけど繊維というか、簡単に言えば家庭で作るキーマの極上版。ネギとチーズの香ばしさも、グッと美味しさを引き立てる。

マグマのように流れ行く卵黄と絡め、キーマ、ビーフ交互に口に頬張る。ミックスが良かったのか分からないが、個人的にはもっと辛口が好みなので、最初から辛口チョイスしておけば良かった・・・

ガツンっ、脳も胃袋も刺激してくれるカレーでは無い。丁寧に作った愛情こもったご馳走が毎日食べても飽きそうにないだろうなぁ。

賛否両論あるお店なので、ご自身で一度足を運んで楽しんでみて欲しい。ご馳走様。

食べ終えて

夜は比較的空いているのかな?食べ終えた頃も空席は目立ち、狙い目なのかもしれない。店主の雰囲気、カレーのオリジナル性、独自のルール、窮屈な感じはあるので私は一度で満足。こんな事書くと、店主も来なくていいよ!ってなると思うけどね。

ドMの方には堪らないと思うけど、大半はイラっとする(笑)人見知り店主ならではの空間を楽しみたい人には是非!

さて、仕事戻りますか〜

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