福岡へ来る度に必ず寄っているお店は数件ある。
ここでしか味わえない雰囲気や料理、そして料理人の方々と東京では楽しめない何かが福岡には確実にある。「鮨 さかい」さんも一つではあり、鮨バブルと言われている昨今多くのお客さんを虜にしている人気店でもある。
いつ行っても旨い鮨とチームワークの連携を見ると感銘を受け、毎回大満足でお店を後にする。今回も7人で予約を取り、一同楽しみにしていたのだが数日前SNSで「鮨 さかい」さんを投稿している友人の写真を見て愕然としてしまった、、、
新型コロナウイルス対策なのか、カウンターにはアクリル板を設置。従業員一同はマスクをして徹底ガード（？）。会話出来ないし鮨出す時もアクリル板の下から出すとか、正直意味が分からない。
行く前から冷めてしまったが、直前でキャンセルするのは悪いので訪問しました。
会話のキャッチボールが出来ないアクリル板は必要なのか
ワインバーを出た私達はタクシーで「鮨 さかい」さんへ向かった。
気分は乗り切れず、なるようにしかならないので鮨だけでも楽しみたいと思っている。後、なぜアクリル板設置に至ったのかも聞く予定だが、同調圧力というものだろう。
店内入ると皆揃っていた。
ご一緒するのはお馴染み「鮨 かの」ご夫婦、大宮で密かに人気の頭角を現し始めている「いしまる」の店主と従業員の女性、食べ歩き仲間の二人と私と相方。
このようにアクリル板が真っ先に目に入る。
どこのお店が最初に始めたのか分からない意味のない対策とでも言いたくなる。本当に感染したくなかったら先ず出歩かないでしょ？そして、本当に怖いウイルスなら、私なら防護服来て外出するけどね。マスク一枚、アクリル板で徹底対策したつもりなのか知らないけど、安心して食事出来るね！ってなるのかな？？
都内でも設置しているお店が多くなって来たらしいけど、行きたいと思うの？
大将に聞いたら、『色々な意見はありますけど当店としては最善の策を考えて設置しました。期間は大体3年間くらいの対策を考えています。』だと。
大将がコロナ脳なのか、世間体を気にしての事なのか不明だけど私はこれを最後に行くのをやめようと決めた。アクリル板を外したら行こうかな？とも、考えたけど一度冷めてしまうとダメなんだよな。終始ろくに会話も出来ず、飲み物を注文すると聞き返す事の繰り返し。。。
残念過ぎました。
おまかせコース
まっ、気持ちは乗り切れなかったけど料理は安定していた。
大間産紫雲丹とじゅん菜。
蛸の柔らか煮。
舞鶴のとり貝とクエの刺身。
時期的にとり貝が最高のコンディションだった！
唐津の鮑。
ムッチリ食感が歯と舌に寄り添って幸福感しかない。
増毛の牡丹海老と赤雲丹。
シンプルな足し算だけど、飽きない旨味の連鎖が絶妙。
ヤイトガツオ。
脂が強いので辛味大根を使ったおろしポン酢。旨味と辛味、そして苦味が口の中で寄り添っている。
毎回出てくるあん肝と奈良漬け。
お酒が進んでしまいます。
濃厚かつクリーミーな海ウナギ。
丼にして掻き込みたい（笑）
ナスに漬物で口内リセットし、ここから握り。
唐津のアオリイカはねっとりとした美味しさ。
対馬ののどぐろは漬けにして余分は脂を落とし、グルタミン酸を足してうま味アップ！
脂が少ない小肌は酸味を楽しむ。
ブランド化されているどんちっちの鯵。
理想的なサイズらしく、片身で一貫。舌触りも良ければ、手触りも最高っと店主が発していた。
塩釜の鮪三兄弟が、残念だった。
やま幸にお任せしているのが難点というか、地方なので仕方ないと捉えるか・・・
食感が固くてシャリと馴染んでなかった。赤身は多少ヤケの味がして、酸味も無い。時期的に本鮪が難しいと言われているけど、残念過ぎた。
無理に生を使うのではなく、冷凍もしくはジャンボの状態が良ければそちらを使った方が安定しているような気がする。
車海老は2分茹で。
毎回同じ火入具合で素晴らしいと感じるが、個人的にはもう少し柔らかい方が好みなのです（笑）
蛤（ハマグリ）。
お椀が出て、
雲丹握り。
穴子も丁寧な仕事が垣間見える味に大満足。
トロ鉄火手巻き。
干瓢巻きと玉子で終了。
（玉子、写真ブレてすみません）
食べ終えて
上でも書いた通り、料理は安定して素晴らしかった。アクリル板あっても全然気にしない人は是非行って欲しいし、福岡でも人気な鮨屋なのは変わりない。
店に来るまでマスクして来てください！、みたいな事を発している飲食店あるけど意味不明だから私は外食する事が減っているこの頃です。元々サラリーマンみたいな事は出来ないしやっていないので同調圧力や満員電車、コロナ脳、マスク警察とは無縁な方なのは有難かった。
自分達で自らの首を絞めるような事はとっととやめた方がいい。炎天下の中、マスクして行列に並んだりとか意味が分からない。食べる時だけ外して、意味ある？物事を合理的に考えて行動した方がいいですよ。
では、また！！
（この後、大好きな屋台でベロベロになるまで皆食べ飲みして帰宅しました）