何度か食事誘っていただいている知人から豪徳寺にある「ひとのき」へ行かないですか?と、メッセージが来た。
団体で予約取って鮨屋に行く方なので、恐る恐る何人ですか?と聞くと、二人との事。店を調べ予定の確認をし、即答で行くと返事した。
豪徳寺駅、学生の頃よく通っていた駅。十年ぶり位に降り立つかもしれない。
(当時の記憶もほぼ無いけど、ごちゃごちゃしていたイメージ)
「ひとのき」は全くノーマークだったが、どんな感じのお店なのか?
早速紹介しよう。
当日予約可能!「ひとのき」へ行って来た
学生の街、豪徳寺駅。
予約の時間は20時。仕事の関係もあり、私都合で遅くしてもらった。
だが思ったより仕事が早く終わり、一人0次会でもしようかと駅周辺に良さげなお店はないかと検索。
『豪徳寺 もつ焼き』
『豪徳寺 立ち飲み』
・・・好きそうなお店がヒットしない。ビックキーワード『豪徳寺 グルメ』と調べてみると、何軒か気になったが気軽に行くような雰囲気ではなさそうなので時間通りに向かった。
駅から歩いて数分、到着。
2018年4月5日創業、一年半経った今では地元の方を中心に人気を集めているそうだ。
予約は二週間前、一緒に行った知人が取った。予約困難店では無く、当日でも行ける日が多く、飛び込みで来るお客さんも多いと大将は話していた。
土地柄地元の方が多く、週末が満席になる事は多いけど平日は大概入れるとの事。昔ながらの感じが良いと思った。
5800円、7500円、10000円の三つのコースがあり、せっかくなので一番高いコースをお願いする。
大将は体格の良い方で笑顔がチャーミング。口数は少ないけど、個人的にはちょうど良い距離感と空気感。
一杯目はいつも通り生ビールを頂き、スタート!
(薄ハリグラスときめ細かい泡、こだわるを感じる)
セイコ蟹からスタート。(訪問したのは11月です)丁寧に仕事しているのが見て分かる楽しさ。
鰹(カツオ)。タタキにし1日寝かせた物。辛子と浅葱の薬味で、ねっとりとした旨味が広がった。もう1日長く寝かせると、向こう側へ行ってしまうギリギリのラインだと思う。
カワハギ刺身。肝をペーストにし濃厚なんだけど口当たりはあっさりして軽い。肝醤油、美味しく無いわけが無いよ。
サメの心臓。初めて食べるかも・・・。馬刺しとはまた違った食感で、かなり淡白。鯨より旨味が少ないけど、ずっと食べていられる味。可もなく不可もない?(笑)
あん肝の赤ワイン煮。味付けとあん肝の脂具合がちょうど良くお酒が進む。
太刀魚の焼魚。皮目をパリッと油がジューシー!
唐墨餅。薄い餅に唐墨の量が丁度良い。
銀座の某有名店で食べた時美味しさが分からなかったが、今なら納得出来るのか。自分の味覚には和食の様な繊細な美味しさを分かる日が来るのか・・・
キノコと白子の茶碗蒸しで胃袋を温め、次のステージへ。
握り。
墨烏賊はスミ塩!歯切れの良いサクッとした食感。酢は赤酢と塩だけかな?酢のパンチはそこそこなので安定型のシャリ。
赤貝。シャリと身の間にヒモも忍ばせている。
最近身もヒモも一緒に握るお店が増えたようにも思える。個人的にはヒモの方が好き。
鯵(アジ)。
気仙沼であがった220キロ本鮪の大トロ!想像絶する位大きいからと言って良い鮪では無いらしい。ただ、今日のトロは綺麗な脂で爽やかだった。
雲丹。
車海老。最近は養殖の方が物が良いと話す鮨屋が多い。
天然は色のグラデーションで分かる様になった。茹でたての方が嬉しいな〜
いくら。小丼のスタイルが好き。
べったら漬。
酒飲みは塩っぱい漬物やアテが大好き!
鯖(さば)。
玉子。
穴子はワサビとツメ!
小骨が気になった。もう少し丁寧に処理したり、長く煮れば骨も気にならなくなる。
追加のトロタク巻きは先程の大トロと沢庵では無く、奈良漬を入れている。
食感はお新香なのでトロタクに偽りは無い(笑)。奈良漬けの方が沢庵より塩気が強い分、食べた時の違和感はあるが、酒のアテとしては良いと思う。
終盤は熱いお茶でほっこりしている口内にこれが運ばれると、やっぱ違和感があった。
干瓢巻きの方がしっくり来る。
お椀も頂きご馳走様。
終盤は大将と色々な話が出来て良かった。近所にあったらまた来たくなるような肩肘張らず楽しめる鮨屋だった。
食べ終えて
お会計、17,160円。
ビールと日本酒三合位頂いたかな?雰囲気は街鮨な感じだけど、個人的にはコスパがいいと思った。ネタのこだわりもあり、仕事の仕方や握りのバランス(穴子は残念だったけど)、満足度が高い。
あまり知られていないし、店主もそこまで混ませたくない感じだった。わざわざ遠方から行くような感じでもないが、豪徳寺を通り掛かった時にでも寄ってみたくなる。
小田急沿線に住んでいる方は是非行ってみて下さい!
ご予算に合わせて楽しむことが出来ますよ〜
さっ、私は帰るのかな・・・