老舗焼鳥店!「吾妻家 (あずまや)」(新日本橋)のおまかせコースを楽しむ

何軒も何軒もお店に振られ続けた日の事。

必ず予約もしくは電話して営業している事を確認してから食べに行く。この日も一軒行きたいお店があり、1人だったけど入れるか心配だったので電話すると、

「1人だったら大丈夫だよ!そのまま来ちゃって。」と。流石に名前くらい伝えておこうと思ったけど、大丈夫だからそのまま来ていいよ。

まーそれだけ空いているのでしょう。家から歩いて20分位の場所にある某焼鳥屋に入ってみると、、、

「ごめんなさい!今満席で入らないんだよね。」

は?はぁぁぁぁあー!?

先程電話したんですけど、無理ですか?強目の口調で聞くも満席なので申し訳ないと。

ここで怒っても仕方ない。年配で切り盛りしているので想像していた以上に混んでしまったんでしょう。

さて、どこ行こう。

(カチカチ、カチカチカチ、、、)

一軒近くに気になっていたタイ料理のお店があったので覗いてみる。

が、外観からして美味しそうな料理を出す雰囲気では無かったので自分の直感を信じ退散!

てな感じで店選び難民になった私は「吾妻家」(新日本橋)の焼鳥を堪能して来たので紹介しよう。

老舗焼鳥屋「吾妻家」へ行って来た

上でも話した通り歩き回ってようやく入れるお店を見つけた。

営業時間は17時半〜20時半。電話予約は受け付けていないが行く前に電話してみると、

「ネタが少なくなっているけど1人様だったら大丈夫ですよ!」と、優しい店主。二度目の満席は流石に無いと思うが、一応名前だけ伝え15分後に着きますと向かう。

新日本橋駅と神田駅の中間にお店が位置する。

路地裏になるので分かりにくいが携帯頼りに到着。

昔ながらの風情ある焼鳥屋は今では貴重になっている。高級指向のお店が増えている中、予約不可の当日食べたくなった時突撃訪問して楽しめる「吾妻家」、お邪魔します。

(ガラガラガラ)

 

店内入ると店主と女将さんの二人三脚で切り盛りしている。どちらも物腰が低く温かい接客がなんとも心地良い。

料理メニューは、半コースとフルコースの二つのみ。アラカルト注文は出来るか不明だが基本おまかせ。

ちなみに半コースは、ささみ・すなぎも・レバー・たまご・ねぎまき・だんご・かわ。

フルコースは半コースのネタプラス、はつ・ももにく・ぼっち・あいがも・てば・なんこつ・うわもも。

私はあるネタを楽しもうと思う!

とりあえず瓶ビール。

何だか歩き回って疲れたのとお店が決まっての安堵感でいつもより美味しく感じる。

お通しのお新香。

キャベツの塩加減と青紫蘇の酸味が絶妙で何度もお代わりを頂いた。

(料金が発生しているかは不明(笑))

最初はねっく、首のお肉。

(あれ?メニューには無かったような気がする・・・)

大ぶりでジューシーな旨味、見た目シンプルだが王道の焼鳥を食べている感がある。

ねぎまき。

ムネ肉の間にねぎを包み込むようなスタイル。何度か見た事のあるスタイルは発祥はアッコなのかな?

だんごはつくね!

軟骨が入っている好みのだんごは塩で食べるこだわり。二本以上は食べたくなる旨さ!

このタイミングで大根おろし、鶏スープ、きゅうり。

一度リセットされる。

なんこつは串から外して出すスタイル。

せっかく串打ちしたのに!?と、感じたけどこだわりなのでしょう。

ゴリゴリ噛み砕くなんこつの食感が最高。

芋焼酎ソーダ割りを注文。

ウィルキンソンのボトルがまた良い!安い炭酸水でガスが抜けているお店は多々あるけど、シンプルにボトルを置いてくれるのが好き。

ぼんじりはネギが合間に挟んであるのは珍しい。

ぼんじり独特の脂が中和するのでしつこさが全く無い。

ささみ。

店主が女将さんにささみ一本分ある?と聞いて、残っていたので切り串打ちして焼く。昔ながらな感じも何だか良いな〜

たまご。

あいがも。

〆のご飯が残っているそうなので二切れ残しておいて下さいとの指示。

串最後はてば!

こちらも等分に外されていて食べやすいくなっている。全体的に近火で焼いているので焦げがついているが、決して嫌な味はしない。近火の中でも遠火との使い分けが素晴らしい店主の焼鳥はほっこりする物ばかり。

ご飯が義ので技ので残っていたのでご飯は二パターン!

甘めに味付けされたそぼろご飯と、

そぼろご飯のご飯だけ残しておき、先程のあいがもを入れお茶漬け風。

シンプルなんだけど出汁が効いていて他では味わえない一品!

お新香は三回もお代わりしてしまった(笑)

ありそうで無い昔ながらの焼鳥屋「吾妻家」は下町情緒溢れる落ち着いて楽しめるお店だった。

ご馳走様。

食べ終えて

お会計、7,000円強。

飲み物は瓶ビール一本、芋焼酎ソーダ割り3杯。全ての値段が分からないのでなんとも言えないが個人的には満足。

希少部位は使わず王道の鶏肉を使いポーションが大きく胃袋も満たしてくれる。地元にあったらつい通ってしまいそうな焼鳥屋だった。

高級指向になりつつある焼鳥屋も、原点に戻る時が来るのかな?鮨屋もバブルが弾けて町寿司ブームが再来しそうな気がするな〜

(二軒目は行かずに真っ直ぐ帰りました)

吾妻家

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