田舎寿司のレジェント!「弥助鮨」(埼玉県・本庄)へ大人の修学旅行気分で楽しむ

埼玉県の本庄市にある「弥助鮨」をご存知だろうか?

本庄市と言えば群馬県寄りのに位置するので、決して栄えているとは言えない場所。東京から電車で行ったら何時間も掛かるし、車でも道のりは長い。

不便な場所にあるが立地は関係ない!美味しければ遠方からでも脚を運ぶお客は沢山いる!

それを証明してくれたのが「弥助鮨」である。大将とは以前食事会でご一緒させて頂き顔見知りだ。当初お会いした時、この方は本当に鮨屋の大将なのか?と疑問に思った。

ワイルドでチョイ悪的なファッションに腕にジャラジャラ付けている数珠。どこかのチンピラと間違えても可笑しくない(笑)

(ちょっと大袈裟かな)

ご挨拶させて頂き、いつかお店にも行きます!と約束。

あれから半年、ようやく食べ歩き仲間数人でカウンターを貸し切って楽しんで来た。東京からの長い道のりも含め紹介していこう。

大人の日帰り旅行!「弥助鮨」までの道のり

本庄駅まで何線で行けば良いのか分からない。正確には分かるのだが、新幹線で行くのか在来線でのんびり向かうのか。

新幹線で行くと最寄駅には付かず、駅からタクシーで移動する距離。本庄駅なら歩いで10分の場所なので、本庄駅から行く事にする。

JRなのでグリーン車がある。赤羽駅でグリーン券を購入し駅構内にあるNewDaysで缶ビールも買った。

飲みながら行こうと、「鮨かの」夫婦と一緒に向かう。赤羽駅で待てなくてホームでプシュッとやってしまう。

ゴクッ、

ゴクッゴク、、

電車来る前に一本空けてしまった(笑)

暑いし日中ジムで運動したので致し方ない。大人の遠足なのでガンガン飲む。500ml缶二本買っておいて良かった。

電車が来て合流して、さらにプシュッと乾杯!

赤羽駅から1時間10分で着くらしいので、しばし車内で宴を楽しむ。ただ、想像以上に混んでいたのでコソコソ話でプシュッと(笑)

グリーン車乗って1時間前後で行けるなら苦痛にならない。ゆったり座れるしお酒も飲める。

(地方に可能性は秘めている)

本庄駅から歩いて10分程らしい。田舎道ではあるが住宅も多く思った程田舎感は無い。

住宅の数の割に歩いている人が少なく殺風景だが、静かで落ち着く。平坦な道をひたすら歩き、あった。

大きな一軒家レストランスタイルの「弥助鮨」。店前には駐車場スペースが設けられており、宴会は冠婚葬祭などもやっていたであろう昔ながらの大箱の鮨屋。今ではおまかせコースのみのスタイルでやっているそうだが、聞いてみると12年前から営業スタイルを変えたらしい。

最近では多くなった街鮨のおまかせコースだが、当初では珍しい。東京の田舎ならまだ分かるが埼玉県の本庄市。しかも群馬県寄りの超ど田舎!思い切った事をするな〜

田舎鮨の高価格帯に移行したレジェントと言っても過言では無いでしょう。

それではお邪魔します。

「弥助鮨」のおまかせコースを堪能する

カウンターを貸し切っての会。仲間内だけなので気軽に楽しめそうだな(笑)

ビールは2本も飲み干してしまったので日本酒スタート。

お通しのもずく。

能登もずくだったかな?細くて力強い食感が特徴的。

大トロが一発目で出て来た。

終盤で脂が多い魚が出てくるのは苦手なので嬉しい。ただ、少々筋が多く口内に残る。飾り包丁でも入れたら筋を感じずに味わえる様な気もする。

天然のカンパチ。

養殖臭さが全くなく綺麗な脂に鮮やかな香り。ムッチリした食感も良く素材が良いのが良く分かる。

カマス炙り。

炙る事によって脂がにじみ出て旨味が増す。シンプルながら素材を最大限に美味しくさせる、このくらいが丁度良い。

ホヤの塩漬け。

日本酒がグビグビ進んでしまうヤツ!酒飲みの親方ならでは一品だな。

日本酒を追加。

有名どころの日本酒が多いイメージ。飛露喜に続き鍋島、今宵もベロベロコース確定だな(笑)

先程まで生きていた牡丹海老の剥きたて。

ピッチピチでプリップリ感が半端無い!一日寝かせればもう少し甘みは出るかもしれないが、新鮮な食感を楽しめるのも珍しい。

浜名湖産の鰻の蒲焼。

関東風に蒸して焼いているのでトロトロフワフワ!おつまみで食べるなら関西風でも好きだけど、関東風の旨さも改めて実感。

見た事の無いラベルの田酒。

実に飲みやすい、、、

鰹の三杯酢。

刻み玉ねぎと三杯酢の相性が良すぎて鰹無しでも十分楽しめる美味しさ。鰹も脂が乗り極上!

のどぐろご飯。

最近多いのどぐろご飯にカラスミパウダーをかけて塩気を足している。混ぜながら食べ口内で乳化させ楽しむ。

これは本当に旨い!!

ペース早いけど大丈夫か、オレ?

写真のピントが合ってないけどもう酔っ払っている??

噴火湾の特大毛蟹。

1・5キロの特大毛蟹を直前で蒸して出してくれる。美味しく無いわけがないよね?

江戸前の太刀魚塩焼き。

上品な脂とふっくらとした身が楽しめる。

新イクラと雲丹丼。

出汁の効いたイクラは上品な味わい。塩気が強いわけでもなく、卵かけご飯を食べている様な感覚。

雲丹の濃厚な甘さがまた絶妙でお茶漬けみたい!

唐墨の塩漬け。

ヤバイって親方、私をガンガン飲ませようたってそうはいかないよ。何度も飲み過ぎて失敗しているのだからセーブしながら飲むぞ!

チーン。

口だけの私なのでお許しください。

越前蟹の茶碗蒸し。

越前蟹が今の時期にあるのが珍しいらしい、、、密漁とかでは無いよね!?(笑)

食べ進める程に蟹味噌の旨味と味わいが広がっていく。

小肌握り。

シャリは赤酢と白酢を合わせたもの。小肌の酸味と相まっている。

活伊勢海老焼き。

四番バッターのオンパレードだな。隣の鮨屋は原価率が気になってしょうがないとずっと言っていた(笑)

ガリ。

ここから本格的に握りが始める。

北寄貝(ホッキガイ)。

火入れをしていないのでフルーツみたいな甘みが楽しめる。新鮮だからこそ生で食べられるのも凄いな。(仕入れ力が)

赤貝(アカガイ)。

香りも良く歯ごたえも楽しめる。

松茸の土瓶蒸し。

お椀代わり!?

上品な味わいは天然の真鯛で取ったお出汁。シャキシャキの松茸も噛めば噛むほどに香りが強くなっていく。

(松茸の旨さは、出汁で楽しむのが一番好きかもしれない)

天然本鮪の大トロ。

先程の同じ母体だと思うが筋が少なくきめ細かく上品な脂が楽しめる。

(けど、終盤にはキツイな(笑))

特大帆立は超肉厚!

真鯵の握り。

脂が乗り過ぎず旨味が強い。これは鹿児島の味なのかな?

金目鯛炙り。

最後はふわふわの穴子が出て来て一通り終了。

後はデザートだけとの事だが、巻物を食べていない。親方にワガママ言って特別に巻いてもらった。

弥助巻き。

おまかせで何か巻いてください、と伝えたら極上の太巻きが出て来た。

鮪だけなら嫌だが、カンパチやイカの塩辛、雲丹やネギなど色々入っていてとにかく極上。

一本1人で食べたいくらい好きだな〜

デザートのシャーベットを頂きご馳走様。

よく食べ、よく飲んだ。日本酒に飽きてしまった私は途中からハイボールに変えた。最後に皆で写真撮影を電車の時間もあるので急いで電車に駆け込みました。

食べ終えて

お会計、2人で45,000円程。

コースが1人12,000〜15,000円くらいなのかな?これだけ食べ飲みしての金額なら安いと思う。が、しかし電車賃と移動時間を考えるとどうなんだろう?

食事だけの為と思うと高く感じるかもしれないが、遠足気分で行きからお酒をガンガン飲み、帰りもグリーン車で飲みながら帰る。ありかもね!

滅多に行く機会は無いと思うが、誘ってもらえたらまた行こうと思う。田舎鮨、益々興味が湧いて来たーー!!

弥助鮨

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