今回一番楽しみにしていたお店がこちら!
焼鳥激戦区、新福島にお店を構える「鳥匠 いし井」。日本で一番焼鳥屋が多いエリアとしても有名だけど、その中でもオープンからわずか1年ほどでミシュラン一つ星を獲得するなど、今最も勢いのあるお店。
東京で人気の焼鳥屋は散々行ったけど、大阪の焼鳥屋はどのようなスタイルなのか?
鳥しき(目黒)みたいな焼鳥メインのお腹一杯になる手前でストップする感じとは違い、どちらかというと一品料理を交えた南青山 七鳥目寄りな感じ。
(そろそろ「南青山 七鳥目」に行かないと)
とりあえず、「鳥匠 いし井」を堪能してきたので紹介しよう。
予約必須!オープンわずか1年でミシュラン一つ星獲得した「鳥匠 いし井」へ行ってきた
弟の結婚式が決まってから、大阪に前乗りする事は決まっていた。
行きたいお店リストから、厳選した結果、「鳥匠 いし井」は外せなかった。大将は千葉の焼鳥屋で3年程、東京と神戸の和食屋、新福島にある「あやむ屋」で修行した後、独立なさった。
元は東京でお店をやろうかと思ったそうだが、様々なきっかけで激戦区新福島にお店を構えたのが2016年2月の事。オープンして1年ほどでミシュラン一つ星を獲得した事で一気に話題になったお店だ。
昨年の大阪食べ歩き旅行で訪れた際、予約するのが遅く、行く事が出来なかった。
予約は1ヶ月前電話で取った。
二日間大阪に滞在していたので、空いている日を聞いてみると、2日目の20時半(2回転目)だったら空いていたので予約を取った。
出来れば1回転目で食べ飲みしてから、もう一軒どこか行きたかった。お腹空いている状態で、「鳥匠 いし井」さんの料理を楽しみたい気持ちが強かった。
20時半まで我慢すればいいだろ。と、内心思っている人も少なく無いだろう。一軒目の餃子を我慢すれば、お腹空いている状態で楽しめたろ(笑)
時間が空いてしまい、やる事が無いと、ついね。
マルジー餃子を出て、歩く事10分弱、どうやらここのようだ。
いかにも高級な店構え。
一見、寿司屋や和食屋の雰囲気がある。
早速入店し、楽しんで来ようじゃないか!
「鳥匠 いし井」のお任せコースを堪能する
カウンター席がメインの、今風な店構え。
檜の一枚板があり、焼き台がカウンターからすぐの場所にあって、焼き上がった料理をすぐに出せる距離感にある。
店主の顔は度々SNSで見ているので知っていたが、この日は不在なのか?
一向に現れる気配がなく、準備は弟子に任せて、少し休憩でもしているのかな??
聞いていると、最近和食屋を近くにオープンしたそうで、手伝いに行っているとの事。すぐに戻ってくると思うので、それまでよろしくお願いします、とお弟子さんから。
基本的には、おまかせ鶏コース(6,500円)を楽しんだ後、足りなかったら追加注文するシステム。
先付、一品三種、口直し、串焼七本、スープ。品数だけ見たら、強気の価格設定の様にも思えた。
刺身などの一品料理は最初に注文する人も居た。
私はどんな感じの料理が出てくるか分からなかったので、コースが終わってお腹に余裕があれば追加注文しよう。
飲み物も一通りある。
全く関係ない話だが、隣に座って居た年配の夫婦は、多分VIPなお客さんなんだろう。ロマネ・コンティという高級ワインをボトルで入れ、従業員の方と一緒に飲んでいた。
年代によって価格はピンキリかもしれないし、私は飲んだ事も無いけれど、価格を聞かずに注文出来るお隣の方は凄いと思えた。
いつか私もこの方の様に、お店の売上に貢献できたら良いな、っと密かに思った瞬間だった(笑)
仕切り直しで、瓶ビールを頂く事にする。
サッポロラガー、通称赤星。センスが良い!
先付
大根と水菜のサラダ。
クルミの食感と昆布の塩気で味が整っている。
一品三種
花ズッキーニ、ローストチキン、蒸し鶏(胸肉)。
何と言っても、ローストチキンが柔らかく甘めの味付けだが抜群に好みだ!
ローストチキン、何年振りに食べただろうか?
10年前は言い過ぎかもしれないが、ケンタッキーで食べた覚えしかない。
それはチェーン店に比べたら味は全然違うが、お代わりしたくなるくらい好きだ。
口直し
おぼろ豆腐。
冷たいおぼろ豆腐に枝豆のピューレがかかっている。
口内さっぱり!
串焼七本
ここから、串焼が出てくる。
抱き身。
胸肉の部位になり、皮目はパリっと香ばしく身はしっとりして脂身はほぼ無い。
すりたてのわさびの香りが引き立ち、さっぱりしている。
せせり。
まわりはしっかり焼かれているが、弾力が強く口内で弾けた。
しかし、真の方は火が入りすぎて居て固い。お弟子さんが焼いているからなのか、焼きの技術が劣って思える。
ネギマ。
もも肉を使っているので、脂がスゲージューシー。ネギのサイズ感も丁度良い。
ハツモト。
繊維の噛み応えがあり、噛めば噛むほど旨味が出てくる抜群の旨さだ。
手羽先。
塩胡椒の味が強く、焼き加減が絶妙。骨が付いていない手羽先を食べるのは久しぶりだ。
ちなみに、大将はまだ来ていない。
はらみ。
横隔膜の部位は、旨味が強く、脂もしっかりある。
普通に美味い!
つくね。
ふわふわした手ごねつくねは、つなぎは一切無く、軟骨の食感や大葉の香りも無い。
純粋につくねを楽しめる最高の一串だ。
マッシュポテトとスモークチキン、パルメザンチーズが半熟玉子に乗った一品。
コースメニューには無かったが、サービスなのかな。出来れば串が終わる頃で無く、最初に食べたかった。
ポテサラ風でメチャ好み!
追加料理
ここで店主が戻ってきた。
お店に入ってからコース料理がほぼ終わりかけで、小1時間。淡々と進んで行く空気の中、店主が戻ってくると一気にお店の空気が変わった。
お客さん全員に挨拶し、焼き手が店主に変わった所で追加注文をする。
うずら。
外は熱々だけど、中はトロトロ。絶妙な焼き加減。
団扇で扇ぎ、炭の位置なども変えながら焼いている。流石店主!!
ちょうちん。
背肝みたいな部位が付いていて、一口で幸福と言うよりは、徐々に旨味が広がっていく。
もう少し串食べたかったけど、そろそろ限界なので〆の親子丼。
炭火で焼いた鶏肉に固まる寸前の玉子、刻み海苔に三つ葉の香り、良い感じだ。
チキンラーメンやチキンカレー、色々食べてみたい。さらには、バーガーみたいなもの出しているそうで、いつか食べてみたいな。
スープ
最後にコースの〆の鶏スープが出てきてご馳走様でした。
色々と思い残す点は多いが、十分満足出来た。ご馳走様でした。
食べ終えて
お会計、11000円。
おまかせコースに乾杯の瓶ビール、ハイボール2杯、追加の料理を楽しんだ。
もっと会話が弾めば飲みたかったんだけど、お弟子さんは忙しそうで、店主は戻ってきたら隣のビップ(ロマネコンティ入れてた方)に付きっきりだったので仕方ない。
大阪の焼鳥店も、もっと食べ歩きたい!