最高峰のイタリアン!「cenci (チェンチ)」(京都・神宮丸太町)でランチコースを堪能

久しぶりの京都食べ歩き旅行シリーズ。
男4人、むさくるしい感じはあるけれど食べることが大好きな人たちなので、胃袋が許すかぎり楽しみたいと思っています。

(最近、オートファージーやっている日があるから胃袋小さくなっているけどがんばる)

1軒目は、鳥さわ大将おすすめのイタリアン「cenci (チェンチ)」(京都・神宮丸太町)。何度も足を運ぶほど好きなお店らしく、一度は行きたいと思っていました。

最初に結論から書いてしまうと、個人的には最高峰のイタリアンだったので京都に来るたび通うことを決意しました。高級食材は扱わず、食材をシンプルに調理して食べ疲れは皆無。食べ進めているともっと、もっと食べたくなりお腹が減ってしまう現象を起こす素晴らしい料理と雰囲気でした。

食べることが好きな方には一度足を運んでいただき、体感してもらいたいので紹介します。なお、季節によって料理の内容は変わってきますので、よろしくお願いします。

予約必須!「cenci(チェンチ)」へ初訪問

東京から新幹線で京都駅着。
11時半に京都駅集合と話していたのだが、誰もついていない。いや、正確いえば2人は飛行機で伊丹空港経由で京都入りするとのこと。レンタカーを借りて向かっている最中らしいけど、遅刻は遅刻。

そして、もう1人は鳥さわ大将中澤氏。
乗り遅れたとのことで大遅刻。京都駅からタクシーで向かうから先に行ってて!とのことで、とりあえず3人でレンタカーに乗り込み出発。

3月下旬の京都は大渋滞。新型コロナ騒ぎで多少ピークに比べて人出が少ないかもしれないけど、全然道が動かない。観光バスも路線バスも多く、歩行者も多すぎてお店に到着したときには予約時間を10分以上も過ぎていた。

(すみません)

なので、中澤氏はもっと遅くなり、12時半に揃ってコースがスタートになりました。

一軒家レストラン。昼からマダム達で賑わっている。オープンキッチンスタイルになった厨房では多くのシェフがせわせわと調理こなし忙しそう。
作りが独特な店内は満員御礼。ランチはディナーもコース料理のみ。ランチのコースの方が品数は少ないけど6,000円とリーズナブルな価格設定になっているそうなので予約が必須。

夜も混んでいるそうだけど、当日入れたりもするそうなのでワンチャン狙って行ってみてはいかがでしょうか。

ランチコースを堪能

上でも書きましたが、季節によってメニューの内容は変わります。

3月下旬は季節のホタルイカや春野菜を使った料理、岩魚、黒豚もあり魚も肉もいただけるのは嬉しい。

とりあえず、シャンパンのボトルをいただきコースがスタート。

ワインリストは別にあるのでお店の方に聞いてみてください。ちなみに、シャンパンボトル10,000円でした。

運転手の人もいるので、ノンアルは自家製酵素ジュース。
名前からして体に良さそう。

じゃがいも、帆立、酒粕、アーモンド。
ジャガイモはハッシュドポテトになっていてホタテのエキスとアーモンドの食感が違和感なく口の中に溶け込んでいる。

なんだろう。
一品目から、それぞれの食材を引き算で特徴を強く持たせ、最後に足し算でそれぞれを合わせている感じ。
ホタテってこんなおいしかったっけ?
ハッシュドポテトでこんな甘かったか?

とにかく、ここの料理は好きだと確信させてくれる一品。

モッチモチの自家製パン。
お代わりしたいくらい好きなやつ。

花菜、岩魚、胡麻。
岩魚の概念が変わった。皮目が香ばしくパリッとした食感なのに、身はレアで生っぽい。刺身のような舌触りなんだけど旨味がしっかり抽出されてある。
合わせる胡麻ソースも岩魚を引き立て、春野菜はそら豆やスナップえんどうが艶ややかで美しい。

九条葱、ホタルイカ、柚子スパゲッティ。
衝撃だったのは、乾麺のパスタがここまでおいしくなるのか!?ということ。
茹で方?
オリーブオイル?
見事に乳化されていて油とパスタの繋ぎが違和感ゼロ。

九条葱も甘いし、ホタルイカに肝の旨味、柚子の風味、完璧すぎる。というか、好みすぎる。

春野菜、マジヤグリ、山椒リゾット。
マジヤグり(吉田牧場のチーズ)の濃厚なコクと山椒の刺激が重なったリゾット。

お茶碗一杯にしていただきたい。

椎茸、大豆、ととりこ黒豚、蕗の薹。
『黒豚』なので鹿児島県の豚かと思ったら、ととりこ黒豚は鳥取県大山で育てられているそうです。
脂が甘いという印象が強く、オレイン酸たっぷりな黒豚。

添えてある椎茸も主役級のウマさで大満足。

モロ。
モロってなんなのかよう分からないけど、フルーツのようなデザートです。

クレープ。
普段甘いのは食べないのですが、甘味が少ないのでおいしくいただけました。
おいしい生クリームって、フレッシュでいくらでも食べられそうですね。

デザートの合わせるエスプレッソがビターで絶妙な組み合わせ。

いやー、もっと食べたくなる素晴らしいコース料理でした。ご馳走様です。

食べ終えて

お会計、1人10,000円くらい。

今年1番ヒットしたお店かもしれません。旬の食材を使っているけど、決して高級なものは扱わず、綺麗で繊細な旨味を楽しめる一皿が楽し過ぎた。
野菜が主役になったり、ソースがまた素晴らしいし、そして締めくくりは価格との満足感。

このクオリティで6,000円は安いと感じます。
コース価格が10,000円だったとしても通っていると思いますけど、とりあえず京都へ来る際はなるべく寄りたい。鮨屋みたいに季節ごとに足を運び、旬の食材を五感で味わえたら嬉しいな。

わざわざ京都へいく価値があると、私は感じていますのでぜひ一度行ってみてください。

 

今日も食べコン(食べ歩きコンシェルジュ)に来てくれてありがとうございます。京都でイタリアン?と疑問に思うかもしれませんが一度でいいから私を信じていってみてください。
期待通りだったら、またブログに遊びに来てください。その逆だったら、心の中で恨んでください。
どうか、前者でありますように。。。

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