秋葉原・神田・浅草橋エリアは立ち食いそば激戦区といわれているそうです。会社員をやっている方には馴染みのあるお店が多いかもしれませんが、わたしは立ち食いそば屋を食べ歩こうと決めてから知ることができた。
以前紹介した『二葉』も人気、早朝3時から営業している『そば千 東神田店』も早朝から大盛況。今回紹介するのは「川一」である。秋葉原駅から昭和通りを少し北上し、高層マンションの脇道を入り、すぐの場所にある。
昭和51年創業というから、この辺りでも古参店の一つ。一番人気のかき揚げそばにキクラゲをトッピングした一杯を堪能してきました。L字型の店内は終始落ち着いた雰囲気で、ゆっくりと楽しむことができたので、ぜひ訪れて欲しい立ち食いそば屋の一つ。
紹介していきます。
隠れた名店!「川一」でそばを楽しみに行く
月曜日から金曜日、7時から16時までの営業。
朝は出勤前の会社員をメインに各々そばをすすり、その後また仕込みをして昼の準備に取り掛かる。
昼のピークが終わると、そこからは昼飯難民の人やタクシードライバー、はたまた毎日同じ時間に訪れては同じメニューを注文する常連さん。
立ち食いそば屋の1日は忙しない。
L字型のカウンターは11席のみ。
11時半ごろ到着するも、先客は誰もいない。
12時に近づくにつれて、ひとり、またひとりと財布片手にスーツ姿のサラリーマンや年配者のおじいちゃんがいそいそとやってきていました。
一番人気かき揚げそば550円。キクラゲ100円の追加トッピング。
カレー、山かけ、あじ、いか、納豆、などなど、メニューは多種に渡りますが、わたしはほとんと(かき揚げ)一択と決めている。理由としては、他店との食べ比べをする際、同じメニューのほうが好みがしっかりと判断できるという理由だけである。しかも、温かいやつ・・・
正直、真夏は冷やしがいいと考えていましたが、とりあえずいきたいお店を制覇するまでは一種類で貫きます。
(ミニカレーもある時は、いつもセットで注文しています)
そばとうどんを取り揃えており、昔から馴染みのある太めの茹で麺が特徴とのこと。この麺のファンが多いらしい。
お金は前払い制。
卓上に「置いておいてください。」と。
両替が大変なのに、小銭がなくてすみません。
ありがたい料金設定なので、みなさんはお釣りのないようにお願いします。
ゲソかき揚げ+キクラゲ
注文から麺を茹で(ちゃっちゃ)、丼に盛り、スープをシャット、天ぷらを盛り付け、刻みネギサッと。
一切無駄のない熟練のテキパキした動作もみていて楽しめる。
先代の頃から女将さんが天ぷらを担当しているそうです。
綺麗な円形に厚みのあるかき揚げ、天ぷらや顔負けの秀逸さ。
カリウム豊富で高血圧に効く、といわれているキクラゲ。
くにゅっと歯の隙間に入り込む独特な食感と噛み応えのあるコントラスト。
一杯のそばにボリュームもまして、腹ペコさんにはオススメしたい。
奥深い関東風の漆黒なつゆもウマい。茹で麺との相性も抜群によく、そして天ぷらのレベルの高さに改めて驚愕する。
ちょっと高級な天ぷら屋のコース料理の〆、かき揚げ丼に使われていても疑いの余地がない。
特製の丼タレでオリジナル天丼でもメニューにあったら、需要が高くなりそうな気がする。
ただ、値段相応にやり、仕込み量が増えるとお店の方々が苦労してしまうから下手なことは言えません。
唐辛子をたすと、新たに唐辛子の辛味が汁、麺、天ぷらにピタリと引き寄せ独自の世界観が生まれる。
あまり入れすぎると腹痛を起こしてしまう体質なのでほどほどしておきます。
汁までちゃんと完飲して、ご馳走様。
ラーメンは完飲しませんが、そばはしてしまう。。。
食べ終えて
滞在時間、10分弱。
昔のわたしだったら、5分弱では食べ終えていたと思いますが、最近は噛むこととゆっくり食べることを覚えたので味わいながらいただいています。
「川一」の一杯、とてもバランスがよくて人気があるのが理解できました。
スープの塩味、天ぷらのコク、慣れ親しんだ感じのある茹で麺、それぞれがしっかりと主張はしているけど、ガツガツ前面に出てくることもなくお互い譲り合っている感じ。
キクラゲもトッピングして正解だった。
また食べにきたいと思います。
ですが、とりあえず周辺の立ち食いそば屋をスタンプラリーに放ってしまいますが開拓していきます。
秋葉原で隠れた立ち食いそば屋「川一」のご紹介でした。
今日も食べコン(食べ歩きコンシェルジュ)にきてくれてありがとうございます。
日本の伝統文化、立ち食いそば屋を応援していきたいと思います。ラーメンよりヘルシーだし懐にも優しいですよ。
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