朝から大繁盛の立ち飲みおでん屋!「ひらた」(大阪・布施)

大阪食べ歩き最終日。天候にも恵まれ毎日晴天で傘要らず。季節も夏前というのだが、気持ち良い春風が吹いていて暑過ぎず徒歩移動も苦にならない。

毎日五食、六食もよく食べられますね!と、驚かれる事ある。二人なので結構頑張っている方だし、人より胃袋は大きい方だと思っている。胃薬の助けもあって何とか楽しんでいるけど、普段は質素な生活で一日二食しか食べていません(笑)私の友人には強者が何名かおり、一人は年間1,500食日本全国のレストランを食べ尽くしている某経営者さん。

何度かご一緒した事あるけど、まっ食べる量は少なく、大人数で色々回っている感じだったかな(笑)

まっ、そんな事はさておき、かねてより行ってみたかった「ひらた」さんを一軒目に選んだ。大阪の布施駅、かなりマイナーな駅だが下町情緒溢れる大衆的なお店が多そうな雰囲気。

サクッとおでんを楽しつもりだったが・・・紹介していきましょう。

朝から飲兵衛の溜まり場「ひらた」へ、初潜入

近鉄大阪線「布施駅」。

初日、串かつ食べた後乗った線路を同じだったことを思い出す。二日目の事なのに、遠い記憶の様な感じもする今日この頃。楽しい時間というのはあっという間に過ぎてしまし、苦痛な時間は長く感じる。新しいことにチャレンジすると記憶が鮮明に覚えているけど、毎日同じことを繰り返していると時間が経ついのは遅い。

子供の頃、何で毎日楽しかったのか考えると、常に新しい経験や景色が脳内にインプットされていたからなのだと大人になってから気が付いた。記憶の時間を遅らせたり、毎日やった事を鮮明に覚えておくには、常にチェレンジ精神を持つことが大事なのでしょう。なので、私は1日を充実させる為新店舗へ食べ歩きに出掛けています(笑)

着いた着いた。

携帯のマップを頼りに店までの向かった。駅前は、想像していたより殺風景では無い。駅前は自動車、バス、配達車など多く行き交う交差点。有名中型スーパーや大手飲食チェーン店など軒を連ねている。

ただ一般路地入ると、昔ながらの個人商店が立ち並び、細い路地びっしり飲食店!朝から営業してそうなお店は無く、殺風景だが映画のワンシーンに出てきそうな昭和ならではの味がある。

歩く事5分強、目的地「ひらた」へ到着。おでんの定評が高いお店だが、『酒処』、『(株)平田商店』、『立呑み』の看板しかないので初見の人は飲み屋なんだろうって感じると思う。

オープンは10時半。着いたのは10時45分くらいだが、店前に自転車がたくさん止まっている。まさか皆「ひらた」に来ているのか?恐る恐る暖簾を潜ると・・・

「ひらた」を堪能する

お邪魔します。

椅子は無く立呑みスペースのカウンターはほぼ満席だった。地元常連客ばかりであろう店内は関西弁があっちこっち飛び交ったり、一人でしっぽり飲んでいる定年迎えたであろうおっちゃんも居る。

少し詰めてもらって、何とか二人分の場所を確保出来無事入店。しかし朝から大繁盛している酒場は滅多にないと思っていた。(赤羽の某店くらいしか知らなかったよ)

飲み物メニューはこんな感じ。一部日本酒を除いてワンコイン以下なので、良心的というか流石大阪!大瓶は480円と「正宗屋」には勝てないが、安いのは嬉しい限り!

特等席とも言える、おでん鍋の目の前。厚揚げ、玉子、大根、筍、様々な出汁を人鍋にギュッと濃縮した旨味のパラダイス!グルタミン酸、イノシン酸、グアニル酸、想像しただけで生唾が止まらない。

おでん以外にも一品料理が席中央のショーケースにある。刺身や焼き魚、ちょっとしたおつまみ、せっかくだけど、おでん一本に集中させて頂きます。

朝から飲むビールはいつも格別!

麦芽とホップ、乾いた喉をビリビリ刺激してくれ贅沢極まりない。

厚揚げ・大根・筍からスタート。

皿の数で勘定するらしく、大皿で出てくることは無い。盛り付けた後、タラっと醤油ダレの様なものを掛けてから提供される。自家製タレが決め手なのか、塩っぱ目だけど癖になる味が確かにある。

素材にも出しが染み込み、追い打ちをかける魔法の旨味、酒飲みには堪らないなぁ。

シュウマイと牛スジ。

シュウマイにも辛子と魔法を兼ね合わせたヒュージョン!牛スジは柔らかく年配の歯抜けおじさんでも食べられる工夫(笑)

ハイリキのレモン酎ハイ。もうダメ人間間違いない。。。

軟骨につくね。

タイミングで出来たばかりのネタが次々投入され、運よくゲット!軟骨の食感も病みつきやね〜。つくねはホロっとほぐれて、そぼろを食べている感覚。

追加のハイリキとさつま揚げを頂き、大満足!

空き瓶とお皿の枚数を数えお会計。ご馳走様でした。

食べ終えて

大阪の街は奥が深いね。安いから良い!という理由も確かにあると思うけど、わざわざ通ってまで楽しめる空間や料理がある。散々高級店も行ったけど、私はチープで気軽に行ける酒場や町中華が好きなのかもしれないと改めて実感。東京にありそうで無い、大阪の大衆店は色々体感してみたい。

同時に近所に「ひらた」があると自分がダメになってしまう誘惑もさることながら、酒飲みは同じ気持ちで通ってしまうのでしょう。「布施駅」、まだ奥が深そうなので探索しもう一軒食べ呑みしに行こうと思う。

さて、どこへ行こうかな?

居酒屋・食堂カテゴリの最新記事