某平日の夜ご飯の話。
仕事が早く終われば飲みにでも行こうと思っていたけど、一件だけ仕事の時間が遅くて長い時間待機。基本車移動なので待機時間は読書するか、携帯でSNSチェックしたりして過ごしている。
真夏の車内はエンジン切って待機はもちろん出来なく、日陰でエンジン切り窓開けるもんなら次から次へ蚊が侵入してきて鬱陶しい(笑)。なので、近くで車を止められて、食事メインのお店に食べに行く事も多々ある。
この日は東銀座にある老舗中華料理店「中華三原」さんへ。知る人ぞ知る町中華の名店らしく、銀座界隈で働く人々の胃袋を満たしているそうだ。
現在は夜しか営業していなく、なかなか行くタイミングが無かった。ガッツリ夜ご飯を食べるのは罪悪感というか何というか・・・(ボリューム多いらしい)
開き直って堪能してきたので紹介しようと思う!
ランチ営業無し!「中華三原」へ、初訪問
ナビ通り向かうと銀座とは思えないディープな雰囲気を醸し出すエリアに「中華三原」があった。
銀座というより、東銀座が最寄駅なのかな?再開発に引っ掛かってもおかしく無い一等地に、昔の闇市な佇まいは珍しい。
(某人気の焼肉屋も隣にあって、一度は行ってみたいお店です)
以前はランチも営業していたそうだが、夜営業のみに変更したらしい。
人手不足か店主の体調なのかは不明だが、店主一人で切り盛りしていたので大変そうだった。調理、配膳、お会計、仕込み等も考えるとワンオペはキツイだろうな。
昔からあるメニュー看板は映画「オールウェイズ三丁目の夕陽」を思い出させてくれる。東京オリンピックあたりにオープンしたのかな?
テーブル席ではサラリーマン風な方々がビール片手に〆のラーメンやチャーハンを頬張っている。せっかくなら私もビールを注文して、チャーハンとラーメンを食べて楽しみたいところだが、ビールは我慢。
今の時代、ラーメンが550円で楽しめるお店はほぼ無いのでは?半炒飯・半ラーメンのセットは無いのか聞いてみるも、無いらしいので今回は炒飯だけにしておく。炒飯が美味かったら、次回はラーメンを食べに来ようと心に決め、店主が中華鍋を降り始めた姿をおかずに、お冷をチビチビ飲んでじっくり待つ。
チャーハンを堪能する
注文から10分も掛からず完成!
見た目では分かりにくい?かもしれないけど、ご飯茶碗三杯分くらいあると思う。
具はチャーシューのみ。卵としっかり絡め、さらにもったりしていそうな油にコーテングされ、所々メイラード反応による焦げも付いている。
では、頂きます。
ほう、想像通り舌を油が覆い被さる。米粒の食感も残しつつ、味わうというよりは掻き込みたくなる!
腹ペコの学生さんが、ここの炒飯に出会ったらハマってしまうだろう。
また、言葉だけ聞いていると油っぽくて途中飽きてしまったり、胃袋がキツそう、と思われがちだが不思議とスイスイ胃袋に吸い込まれていく。むしろ、レンゲを持つ手が止まらない・・・
醤油ベースの中華スープの塩味も絶妙。
味変のアイテムとしてはラー油くらいし無かったので少し垂らす。
味が引き締まるというか、辛さで口内のメリハリが出来た。嫌いじゃ無い(笑)
チャーシューの味付けも甘めなので、炒飯の塩胡椒とのバランスを考えられているのだと思う。
食感の変化を楽しむ沢庵、辛さを楽しむラー油。
実にシンプルで旨い炒飯だった!!
あっという間に完食し、ご馳走様。
食べ終えて
前回食べて、銀座亭の炒飯も好きだったけど、個人的には「中華三原」に軍配が上がった。パラパラ系、しっとり(もったり)系、好み分かれると思うけど私は後者の方が好きなのだと改めて認識出来た。
単純に『炒飯』という料理かもしれないけど、単純だからこそ奥が深く難しい。シンプル・イズ・ベストという言葉がある通り、シンプルこそ難しく、極めた方は本当に職人さんなのだと思った。
前から分かっては居たけど、お酒飲まない方が料理の味がハッキリ分かっていいですね(笑)。鮨屋も最近は握りだけを純粋に楽しみたくて、ランチメインでいくかを考えている。
そんな感じで、仕事に戻りました〜