浅草にある人気老舗餃子店「餃子の王さま」をご存知だろうか?数々の食通の舌を唸らすと高い評判を聞きつけ行って来た。
浅草には多くの町中華が乱雑するエリア。一本路地を入れば小汚い(いい意味で味がある)外観のお店があり、色々回ってみたいと思っている。浅草食べ歩きをしたいという方にも是非「餃子の王さま」はリストに入れて欲しい。
店名に『王さま』を付くだけあり、餃子に特化した町中華。種類豊富なメニューに目移りしてしまいそうになるが、とりあえず餃子を食べておけば間違いなし。
果たしてどんな餃子を楽しませてくれるのか?早速紹介しよう。
絶対王者「餃子の王さま」へ、初訪問
観光客で溢れかえっていた浅草が懐かしい気がする。歩道は外国人観光客で溢れかえり、片手にパンフレット持ちながらあっちこっち指差しながら多くの人達が楽しんでいた。
最近は日本人観光客で人は多くなって来たものの、前年同月比で6〜7割程度の人らしい。路面店は閉まっているところや閉店して工事にしている物件を最近よく見る。
観光地(特にインバウンド向けのお店)は正直先が見えない道中を歩まなければならないので苦しいと思う。国際線を当面飛ばないだろうから、ここで踏ん張るよりは諦めて閉めるという選択肢もありだと思っている。まっ、インバウンド向けの商売は今まで散々儲けてきたのだからある程度淘汰されても問題無いのかな?とも思っている。
(賛否両論あると思うが、私自身も先の事が全く分からないので食べ歩ける時には行こうと常々思っている)
昭和29年創業の「餃子の王さま」。今から約60年以上も前にこの地でお店を開いたそうだ。
外観からも歴史を感じ食品サンプルも懐かしい。
店内入ると一階席では日中からおっちゃん達がビール片手にラーメンをすすったり餃子をパクパクほうばっていた。二階席へ案内され急角度の昔ながらの階段を上がって席へ着く。
メニュー。至って普通の町中華にある料理がズラッと並んでいる。
餃子は四種類もあり、昼飯でなかったら全種類とビールで楽しみたかった。麺類にするかご飯物、餃子は一人前注文するのであともう一品、迷う。。。
お店の方に聞くと、『うま煮そば』も人気との事なので決めた。『うま煮そば』、『王さまの餃子』を注文し、しばし待つ。
余談だけど、「餃子の王さま」はランチ時や週末は大行列らしい。友人が週末店前を通ると20人も並んでいたと話してた。時間や曜日によっては待ち時間を覚悟した方がいいと思う。
「餃子の王さま」を堪能
注文から5分も掛からず餃子が運ばれて来た!
(まさか作り置き?と思ったけど、ちゃんと作り立てです)
サイズが均等でキツネ色に焼かれた餃子は見た目で美しい。
食べると、見た目とは裏腹に軽いと感じた。餡は細かく刻んだ野菜の割合が多いのか、肉肉しいという食感は無。キャベツ、ニラ、ニンニクも多少入っているかな?そして肉が少し。
皮はパリッと、中はフワッと、食感のコントラストがここまで激しいのは初めてだった。
そのままでも十分に美味しいが、せっかくなので調味料にも付けて頂いた。
亀戸餃子に似た餃子なのでおやつ感覚で食べられる。他の肉餃子や揚餃子も気になるので、再訪問しようと決めた。
うま煮そば。
片栗粉でとろみをつけた野菜と海鮮たっぷり餡を醤油ベースのラーメンにどさっと!
昔ながらの中華麺と素朴で懐かしいスープ。
化学調味料を使ったラーメンも好きだけど、シンプルで出汁をしっかりと感じさせてくれる一杯も旨い。
胡椒を途中で投入し、最後は相性良く無いであろう辣油を垂らして完食(笑)
初めて食感の餃子と優しい旨さのうま煮そば、ご馳走様でした!
食べ終えて
何だろう、ここの餃子。上でも話した「亀戸餃子」とはまた少し違って面白い食感と美味しさなんだよね。
揚餃子みたいにパリパリになった手延べの皮と餡には均一に熱が入り、それも熱し過ぎていない火入れの絶妙加減。焼鳥で言うところの、炭の香りはしっかり付いて焦げているように見えても中はしっとりと柔らかい。
餃子も奥が深くて面白いなぁ。
肉汁たっぷり派の焼餃子が好きな人には物足りなさを感じると思うけど、あっさりした方が好きな方は絶対おすすめ。浅草食べ歩きをする際でも良いし、わざわざ行く価値あるお店だと思うので一度脚を運んで感想をお聞きしたい!
また、私も再訪問して餃子全種類堪能してみたいと思います!!
関連ランキング:餃子 | 浅草駅(東武・都営・メトロ)、浅草駅(つくばEXP)、田原町駅