水天宮前・人形町周辺に越してきて一番通っているお店が「来々軒(らいらいけん)」かもしれない。気軽に行けるのは勿論だが、何食べても好みな味付けでつい食べ過ぎてしまう。
創業50年以上の超老舗町中華として、この地で周辺のサラリーマン相手に長年商売してきた。昼は食事がメインだが、夜は二階の宴会席も賑わっている。何度も伝えているが、この時期は新型コロナウイルスが流行し不要不急の外出は自粛しなければならない時期。コロナ脳は飲食店へは行かないのに満員電車に乗り通勤していたり、マスクを求め朝から薬局に並んで買いに行ったりと訳わからん行動をとっていた。
こいつら頭悪いのか?と、本気で思った程思考停止していたなぁ。テレビばかり見ていると馬鹿になると言われているけど、本当だったね!数年前にテレビ捨てたから本当に変な情報が入ってこなくて楽(笑)
「来々軒」の店主も昼はそこそこ入るんだけど夜が全然ダメだね、と話していた。と言う訳で近所の友人誘って行ってきたので紹介します!
町中華の名店「来々軒」
ニューウェーブの中華屋より町中華回りの方が面白いと思った最近の事。町中華は常に地元のニーズに応えたスタイルで料理を提供し、その方々に信頼を得て、さらに地元の方にも支持され古いお店でも潰れる事なくやっていけている。お店には歴史があり、培ってきた『何か』が確かにある。
決して高級食材に頼らず、自分の腕と中華鍋だけを信じやってきた。最近の中華料理はお洒落で繊細な料理といった感じも時には良いが、一度食べると飽きてしまう事が多い。濃い味付け、高級食材、不要なパフォーマンスなど、個人的には合わない。
来々軒は本当に地味だ。色あせたメニュー看板にボロボロな扉、知らない人は入ろうとも思わないし、誰もがスルーしてしまうでしょう!
お店に入ると赤い丸いすが並ぶカウンター席に布が破れてしまっているテーブル席、出入り口に飲み物が入った冷蔵公があり、セルフサービスになっている。
ただいま〜と言いたくなる。私はお店に入って直ぐ、冷蔵庫を開け瓶ビールを取って席に座る。そしてメニューも見ずに、とりあえず餃子下さい!と注文する。
瓶ビールは「アサヒ」「キリン」「キリンラガー」の3種類。アサヒかキリンラガーで毎回迷うが、大体キリンラガーの瓶を手に取っている事が多い。
以前テイクアウトをした事があったが、印がついている物しか持ち帰り出来ない。なぜ焼餃子が出来ないのか疑問に思ったが、お店のシステムなので仕方ない。
その時は肉入りチャーハンとニラ肉炒めを持ち帰り家でお酒と共に楽しんだ。あらかじめ電話予約したのでスムーズにテイクアウト出来たけど、せっかくならお店で出来たてを食べた方が100倍旨い。
さて、今日は何食べようかな?
来々軒を堪能する
上でも書いた通り、瓶ビール持って席に着く。大瓶700円。
焼餃子が来て、今日何をメインで食べようか考える。麺類にするか、チャーハンを頂くか、はたまた炒め物を攻めるのか、、、
だが、いつも通り五目焼きそばのしょうゆ味を注文してしまう。食事としてよりはおつまみ感覚で楽しめる素朴な焼きそばだが、これが一度食べると病みつきになってしまう。ソース味もいいけれど、アルコールのお供としてはしょうゆ味の方を私はオススメしたい。
一つ懸念があるとしたら、アルコール類が瓶と缶しかない。焼酎も写真のものか氷結レモン、後は瓶のビールとワインしかない。
飲み過ぎると翌日頭痛に悩まされてしまうので、ここでガッツリは飲めないし飲めない。せめてハイボールでも置けば売上アップに繋がりそうだが、昔からのスタイルを貫き通すのでしょう。
最後は玉子チャーハン!ネギと卵だけと素朴だが、腕次第で最高のチャーハンへと進化する。数年前「兆徳(本駒込)」の玉子チャーハン食べて感動し、それからあの感動を上回るお店は無かった。が、ここのチャーハンも同じくらい旨いので食べて欲しい!!
多少塩気が強い時(ブレ)もあるが、しっとりとパラパラどちらとも言えない絶妙な炒め具合が食欲そそる。
焼酎ハイボール缶を二本でやめてご馳走様。今宵も大満足!!
食べ終えて
いつもだったらガッツリ飲んでいるはずだが、ここでは控えめにね(笑)町中華の名店と言われているお店なん店舗か行ったけど「来々軒」レベル高いですよね?飲み物のクオリティは別として、料理は素晴らしいと思う。昔からのスタイルではあるが、時代と思うに少しずつ味も調整して良い意味で進化を遂げているのでしょう。
お客さんは常連が多く、私は何度も通っているけど顔を覚えてもらえない(多分)。そのくらいが丁度良いかもね(笑)
また近々お邪魔しまーす!!