変タイ寿司!タイ料理のスパイス効かせた「鮨 すがひさ」(溝ノ口)へ行ってきた

「鮨 すがひさ」、ご存知だろうか?神奈川県川崎市高津区にお店を構える立派なお鮨屋さんである。地元向けのお店なのでひっそりと佇み、至ってSNS映えや高級食材をふんだんに使った昨今の話題店とはかけ離れている。

が、月に三日程限られたお客のみだが遠方からわざわざ「鮨 すがひさ」へやって来て、鮨を楽しみに来る人も多くいる。限られた人が楽しみにしているのは鮨とタイ料理を掛け合わせた、通称『変タイ寿司』。

鮨屋を始める前にタイ料理屋でも修行経験を持つ店主が、常連さんに言われた一言から誕生したイベントらしい。通常営業とは全く違った料理なのでほぼ一見さんの予約は無理。今回常連の知人に誘って頂き行って来たので紹介しようと思う。

是非、参考までに!

変タイ寿司を食べに溝の口へ行く

久しぶりに神奈川県内のお店を紹介する。数年前は住んでいたので、投稿が多かったけど減ってしまった。新規店舗や閉店してしまったお店もあると思うので、タイミングを見計らって整理していきたい。

常連さんから半年程前に誘って頂いた。噂は聞いていたお店なので、いつかは行ってみたいと思う一方、鮨とタイ料理?全く想像も出来なくあまり乗り気になれなかった自分もいた。

返事を保留にしてもらい、他の方優先して下さいと伝え、開催日数日前に席が空いているとの事なので参加表明。

また、遠い事もあり多少億劫になっていた。乗り換えなしで着くのは良いけれど、流石に遠い。さらに満員電車だったら着いた時点で体調悪くなりそうだが、早い時間からスタートだったのは唯一の救い。

(溝の口駅、五年ぶりに降り立ったけど、相変わらず広くてどこへ降りて良いのか分からず迷った)

仕事でよく通った懐かしい道を歩く。週末になると渋滞が激しくイライラしながら運転していたなぁ〜。都心から離れれば離れるほどショッピングモールが多く混雑する。週末しか運転しないお父さん、お母さんは当たり前と思っているのか?渋滞は何も生み出さずストレスしか堪らない!空いている平日に出かけろよ!!と、本気で思っています(笑)

そんな事を考えていると、目的地に到着。隣も飲食店らしく、奥まった場所にあるので一見さんは入りにくい。逆に素人客が来ないから良いのかもしれない。立地的に鮨=100円みたいな感覚の持ち主が多そうだし(笑)

ちなみにこの日は貸切会。ほぼ知っているメンバーなので問題なし!では、お邪魔します。

お任せコースを堪能する

皆揃い会がスタート!

タイ料理なので、ビールもシンハーが用意されています(笑)。タイ旅行以来のタイビール、タイ旅行へ来ている気分にさせてくれる。

前菜は、
パンクチート金柑のお浸し・あん肝スイートチリ、ホタルイカのエスニックなめろう・クミン納豆ぬか漬け巻き。

見た目普通の前菜。しかし口に入れた瞬間、スパイスが効き独特な味を楽しめる。パクチー、スイートチリ、クミン、口の中はタイ料理となっている。

しめ鯖生春巻き。

エスニック海老しんじょう。

和と異国の組み合わせ、実は相性が良いのか?

ブリ大根レッドカレーも違和感が全くない。魚、大根がスパイス味になっても存在感は強い。

お互いが寄り添うような旨味で自然と笑みが溢れてくる。酢飯も入れて貰い、酢飯レッドカレーも旨い。

(飲み放題なのでハイボールや焼酎ソーダ割りをガンガン飲みまくっています)

ここから握りに入る。

鯛(タイ)握りの味付けはパクチーベーゼ!

平政(ヒラマサ)は、酢味噌握り。

小肌のホラパー握り!

ホラパーはタイのスウィートバジル。

(ちなみに芋焼酎の銘柄はこちら)

(写真ブレてすみません)

鰻の肝佃煮花山椒シナモン。

鯵のライム〆。味付けはバターフライピーシャリ。

(鮨なのかタイ料理なのはよく分からなくなってきている)

トムヤム風牡蠣(かき)。

甘酸っぱい味が牡蠣の旨味に溶け込んでいる。

鮪は八角海苔!!

(鮪はバチ鮪かな)

プーパッポンカレー巻き!

タイ料理の中でも大好きなプーパッポンカレーを太巻きにアレンジ。蟹、玉子、レタス、カレー粉やナンプラーなどで綺麗に味付けしてあり、一本丸かじりしたいくらい好き!!

ドライグリーン稲荷鮨も美味過ぎて・・・

巻物と稲荷鮨のテイクアウトあったら買いたいなぁ。(あったとしても取りに来るのが大変か(笑))

〆はカレーラーメン!

鮨とタイ料理のエッセンスを加えている、いやタイ料理に鮨のエッセンスを加えているのではないか?どちらとも捉えることが出来る料理。

一つ言えることは、どちらも基礎がしっかりしている店主だからこそ為せる料理なのでしょう。どのような判断基準が正しいかはさておき、シンプルに美味しかった。

デザートが出て、ご馳走様。

食べ終えて

飲み放題付きで13,000円なので値段も安く満足度は高かった。何度も伝えるけど、鮨とタイ料理、どちらの観点で判断して良いのかは分からないけれど、今後この手のお店は増えるような気がする。鮨と中華、鮨とインド料理、話題性やオンリーワンを目指して試行錯誤していくだろうなぁ。

ちなみに「鮨 すがひさ」さん、通常の夜のコースは10,000円でやっているそうだ。変タイ寿司を楽しんだ後で、通常コースがどのように提供されているか気になるが、遠いので来ることないと思う(笑)

 

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