超予約困難!「鮨 なんば」(阿佐ヶ谷)の魅力はコスパと若い店主

鮨好きの舌を唸らすお店は数多くあるが、その中でも予約が困難と言われている「鮨 なんば」(阿佐ヶ谷)へ行ってきた日の事。

一度は聞いたことがある名店中の名店。大将は現在日比谷に店舗を構え、実質二番手に阿佐ヶ谷店を任せている。大将が居なくなっても人気は衰えず、一説によると大将時代以上に予約が取りにくくなったと一部の間で話題になっている。

本当なのか?逆にプレッシャーになって心押し潰されそうになりながらも現状以上のサービスでお客を魅了しているのか??

自分の力では行く事が出来ず、知人から誘って頂き行く事が出来たので紹介しようと思う。

予約困難!「鮨 なんば」(阿佐ヶ谷)の予約方法

予約困難。

昨今の飲食店ブームの一つに外せないキーワード。極一部の方々でお店の予約枠が埋まってしまい、一般の私達にはどう猛がいても予約が出来ないお店が多過ぎる。

「鮨 なんば」も同様。食べログに記載がある電話番号に電話しても一切繋がらないと思う。お店の方も言っていたが、専用の回線がありそちらからの電話しか受け付けないとの事。

何でだよ!?と、思うかもしれないけど人気店は電話が鳴り止まなく、一々電話を取っていたら仕込みや営業に支障が出てしまう。なので、どうしても行きたい方は行ったことにある知り合いを探すのが一番早いと思う。

キャンセル待ちの事も聞いてはみたが、ほぼ無いらしい。キャンセルがあったとしても常連さんに声を掛ければすぐに埋まってしまうと(笑)

新規で行くには諦めた方が良さそうだ。(2019年10月現在の状況です)

「鮨 なんば」(阿佐ヶ谷)へ、初訪問

阿佐ヶ谷駅。

中央・総武戦、。通勤時間に乗ると酷いことになる。

どう酷いって?乗車率200%くらいじゃ無い??と、思う程激混み!

朝のラッシュには出くわした事ないけど、夕方のラッシュに乗ってしまった事があり悲惨な思いをした。タクシーで行けば良いのか、時間を早めて行くべきなのか考えたけど、タクシーも環状七号線は混むし高く付く。早く行ければ良いけど、着いたは良いが0次回するしか時間潰す方法が無い。

今回は21時スタートの遅い回だったのでラッシュは避けて到着出来たので良かったが、今後悩ましいところだな。

阿佐ヶ谷も名店が多い。

火鍋専門店や焼鳥、某有名焼肉店が何店舗かある。もつ焼き屋も最近出来たらしく、私の周り界隈では噂が良い。

出入り口は一階。

お店は地下にあり階段を降り、扉を開けて入る。

ここで知らなかった事が起きた。何とお店に入ると電波が無く圏外(涙)。流石に仕事の連絡もあるので電波が無いのはキツイし面倒臭い。

賛否両論あるとは思う。鮨に集中して下さい!と、お店からの思いもあるし、数時間くらい携帯使えなくても良いでしょ!みたいな。

電波の入ってい無いお店に行くのは避けるのが私は良いと思った(笑)

お店に入ってとりあえず乾杯のビールを頂く。

プレモルとは知らずに注文してしまった(涙)

驚いたのはスタッフの方皆若い事。推定30歳前後の職人さんばかりでイケイケなムード。大将を任されている方の前に座り年齢を聞いたら31歳、私の一つ年下でここを任されていると思うと尊敬しかない。

もう1人の花板さんは28歳だったかな?軽妙な会話でお客さんを楽しませ場を盛り上げるのが得意な感じだ。

アオサの茶碗蒸し。

おっ、「鮨 かの(一之江)」と同じスタイルでスタートした。

真鯛と水蛸。

真鯛はムチっと新鮮で活きの良い食感。水蛸も同様に身の力強さがあり噛めば噛むほどに旨味が広がっていく。

鰹(カツオ)。

日本酒はお任せで頂く。

煮蛸。

桜煮とは少し違うのかな?味が染み込んでいる訳でも無く、単純に柔らかくしているだけのようにも感じる。

柔らか過ぎないかな?

もう少し食感を楽しめた方がより美味しく感じると思う。

バイ貝煮漬け。

着物苦味が酒のアテに良い!

北寄貝(ホッキガイ)。

生の北寄貝は私の理論では火入れした方が甘みがあって好き!

カマス。

皮目だけ炙ったカマスだが、ん〜もう一工夫して欲しいな。薬味を付けたりしたら面白いと思う。

日本酒お代わり。

千葉県勝浦の鮑と宮城の鮟鱇の肝。

あん肝は穴子のツメとワサビを合わせたソースを掛けている。濃厚なツメと辛味効いたワサビが脂の乗ったあん肝とマッチするのは初めて知った。

この組み合わせ、他でも応用出来そうな気がする。

鰯を酢洗いして生姜とネギで和えた一品。

酒飲みにはこのようなおつまみが大好きです。

黒ムツ塩焼き。

脂が乗っている。が、ここも一工夫して欲しい!素材と腕があるだけに、期待値の方が優ってしまう(笑)

(すんません)

ガリが出てきたので握りに突入するようだ。

その前に、

次お願いします!と、伝えたら十四代が出てきた。いくらするか分からないが、お任せなのでしかない。

墨烏賊(スミイカ)。

安定して端切れに良い烏賊。

甘鯛昆布〆。(反射して写り悪くてすみません)

甘鯛自体の甘みを更に昆布で旨味を強くさせるのは流石!ねっとりして、口内で纏わりつくような旨さが広がる。

宮城県塩釜の本鮪。

酸味はまだ薄いのか、鮪らしい旨味が少ないな。そろそろ良い時期になってくると思うけどな〜

日本酒がいつも通り止まりません!

寝過ごさないように気をつけよう。

中とろも味が薄いな〜

これなら漬けにするか、巻物にした方が鮪の良さが出ると思う。

小肌。

ん?ここで赤酢のシャリに変えた。パンチの効いたシャリの方がネタに合わせにくいらしいけど、小肌との相性は抜群。

ノドグロ。

脂が凄く口内の熱でシャリと乳化し、大袈裟に言ったらリゾットようになる!

おい、オレペース早くないか!?(笑)

まー、グラスで頂いているから量は少なめなので安心してね。

脂の乗った鯵。どんちっちかな?

 

塩漬けのいくらご飯。

やっぱ赤酢のシャリの方がインパクトあって好き!ネタに負けないくらいの味が立っていて存在感も強いし、何よりここのシャリが好みなんだと思う。

大盛りの丼で頂きたい、いくらご飯!

最後の一杯は、たかちよ。

穴子。

芝海老のすり身を入れた玉子焼きを頂きご馳走様でした。

食べ終えて

正直な意見を言うと、全て知っている料理ばかりだったので感動は無い。昔ながらまでは言わないにしても、一昔前なら凄いな〜と、言われていた鮨だと思う。

店主と話しをしていると、明らかに昔通り忠実にやっているのが分かった。他店の情報も知らなければ食べ歩きも一切していないらしい。食べ歩きや他店の情報を知ったからといって良いと言う訳では無いが、進歩していないというのは分かるはず!これに気が付かないと、数年後は予約の取りやすいお店になると思った。

ただ、皆スタッフさんが若くイケイケな雰囲気は独特で面白いと思う。お客を貶すか伸びミュなラインを突いてきて、ドMの客は笑って嬉しそうにしている(笑)

後コスパが良く、私はこれだけ飲んで25,000円。最近のお店に比べたらやすいと感じてしまうよね。

一応友人が行きたいと言ったので次の予約を取らせて頂いた。次回も同じような鮨だったらもう行かないと思うが、一度は行けなことに感謝します!

有難う御座いました!!

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