毎回誘ってくれる友人が出来たのは本当にありがたい。
元々は1人(もしくは2人)で食べ歩きをしていた私だが、年々回に参加する事も増えたので誘って頂ける事が多くなった。
初めましてや二度目まして、人見知りなので苦手なのだが仲良くなれる人も中には居る。さらに自分では予約が取れないお店の予約枠を持っている人とも出会え、声を掛けて頂ければ一石二鳥!
今回紹介する「すし岩瀬」。予約は比較的取りやすいとは思うが誘って頂き行く事にした。ここの売りは「すし匠」から独立した方のお店なので品数が多く酒呑みのツボを刺激してくれる料理の数々とコスパ!
どんな料理が楽しめるのか?
早速紹介しよう。
「すし岩瀬」へ、初訪問!
新宿。
新宿駅周辺は美味しいお店があるイメージが少ない。チェーン店が乱雑するエリアなのと、若者が多くグルメの街と思った事がない。
人が多過ぎてあまり行きたくないエリアでもある。
「すし岩瀬」は新宿にあるそうだが、正確には都庁前駅が最寄り駅。
何線だ?と調べると、大江戸線だった。個人的には不便な線路だ。新宿駅からも徒歩圏内らしいので、地下道を通って歩いて向かう。
誘っていただいた友人曰く、貸切にしたらしい。毎回メンバーを聞かないので誰がくるか分からないが、多分人見知り発揮するだろうな〜
嫌なんだよな。初めましてして、決まり文句みたいな仕事何してんですか?みたいな会話。聞いてどうすんだよ!と、毎回思うし私は聞かない。
(相手に興味がある人なら別だけどね)
まっ、鮨をとことん楽しめれば良いか。
地下道を歩く事10分強、地上に出て数分到着。新宿みたいな喧騒した場所にはなく、路地裏の閑静な場所にポツンっと佇んでいる。
お店の前には数人溜まっていて幹事さんに挨拶する。他のメンバーは知っている人もいるが、ほぼ話した事ない。(逆に気まずいやつね)
ほぼ知らない人ばかりだが、仕方ないね。
・・・
お店に着いてから10分強待っているが一向にお店に入れる雰囲気は無い。どうやら二回転(18時・20時半)らしく、前のお客が帰らない。
この時間嫌だよなー。お店側が気を使うのが良いのか、お客が察知して帰るようにするのか、どちらが良いのかね。
時間通りに行って待たされるのが一番嫌なんだよね(笑)。
(上記に対しての議論は無し?仕方ないで終わらせる??)
予約時間から15分過ぎ、やっと入店。お邪魔します(ガラガラ)
「すし岩瀬」を堪能する
乾杯は生ビール。アサヒの特製?らしく、重厚な旨味が口内に広がる。
わかめと海ぶどう。
この組み合わせは、すし匠と同じ。箸休めにちょうど良い塩気。
佐島のたこ
ものすごく柔らかい。炭塩で頂く。
煮烏賊
火入れが絶妙で甘味も程良い。
塩水ウニを昆布出汁に漬けている。磯の香りと昆布の風味が混じり合う。
雲丹ご飯。
雲丹のリゾットとでも言えば良いかな?
崩れやすい雲丹を敢えてこのようにシャリと混ぜ込む。味は同じの雲丹も、握りでは出せないので一工夫している。
しじみのお出汁
胃袋がリセットされる。
春小鯛。
黄身おぼろを付けているのは良いが、身の厚みとシャリのバランスがイマイチに思えた。
天草の小肌は肉厚脂強い。が、好みな小肌だな〜
墨烏賊(スミイカ)は桜塩でさっぱりと頂く。
日本酒はお任せで注文し、飲む人はガンガン飲んでいる。(負けてられない)
これ何かわかるかな?
墨烏賊のゲソとナマコの、このこ。お酒のつまみで珍味になる。
日本酒が止まらない(笑)
北海道ムカワの生シシャモ焼き。生シシャモ食べたことある人には分かると思うけど、無茶苦茶旨い!これ食べたら、冷凍のシシャモ食べられなくなるからね、本当に。
ニシンイゾへ巻き
大葉、ガリ、キュウリ。ニシンで巻くお店は初めてだな。
鰯(白板昆布)乗せ。昆布があると脂が爽やかになる。
北寄貝(ほっきがい)炙りと貝柱。火入れした方が美味しくなると言い続けている北寄貝、流石です!
鯵(アジ)
日本酒頂き、
鯖(サバ)の叩き。脂が乗りすぎているので少し火入れして余分な脂を落とした。脂ノリノリの鯖も大好きなんだよね(笑)
鯖の腹骨カリカリに焼いた 酒のつまみも良い。
舞鶴の〆鯖握り。
青魚好きな私にとっては鰊、鯵、鰯、小肌などのオンパレードは嬉しい。店主も青魚好きなんだろうな〜(原価安いしね)
穴子白焼き。自家製の玉ねぎおろしポン酢とよく合う!
車海老も黄身おぼろに漬けてから出すのか。黄身おぼろの旨さがイマイチわかっていない私。すみません(笑)
鱈の白子すりながし。
水蛸の白子を醤油焼きにした物。初めて食べるが、調理技術が難しいそうで手間が掛かり大変なんだとか。
これまた酒飲みのツボを刺激してくれる一品。
生ホッケ。上には昆布醤油を固めたもの。
ノドグロの蒸し寿司。蒸し方が上手なのかノドグロの良さが口内で楽しめる。素材の良さもあるとは思うが、技術が素晴らしい。
続いてクエの酒蒸し。ノドグロとは逆でクエの旨味は少ないが、出汁が美味しくクエを引き立てている。
いくら。卵かけご飯みたいな感覚で食べて下さいとの事だが、皮が固くて口に残る。敢えてなのかな?
鰤の漬け焼。
牡蠣の酢〆。小さい牡蠣なのかな?と思い込んでいたら、周りの黒い部分は全部外すこだわり。無い方がよりクリーミーになるらしく、食べてみると・・・
本当や!厚岸の天然真牡蠣がここまで濃厚な旨みとは初めて知った。
水茄子。
ザーサイの漬物と山牛蒡。ちょっとした箸休めも嬉しいな。
いつも通り日本酒が止まらないっす!
大間産本鮪の中とろ。酸味が強くなってくる時期かな?余韻が長い。
ちなみに、醤油3つ使い分けているそうです三段階の旨味を楽しめるのも魅力の一つ!じっくり味わえば分かるはず!(私は言われて分かったような、分からないようなだけどね)
牡丹海老(ボタンエビ)。身を炙って牡丹海老の味噌と卵黄で作った特製ソースで頂く。牡丹海老三昧!
毛蟹と雲丹和え。さらに唐墨すりおろしを投入し贅沢な一皿!美味しく無いわけがないよね。
母体は同じ本鮪の赤身を1時間漬けにした物。
こだわりが強い穴子。穴子だけはどのお店よりも良いのを入れてもらうようにしているそうだ。今日のは対馬産の物だが、口に入れた瞬間溶けて無くなるほどの柔らかさ。小骨も一切感じない程の煮方は素晴らしい。
干瓢巻、お椀、カステラの様な出汁巻玉子が2つ出てきて、最後に抹茶のアイスを頂きご馳走様。
(最後に、明日の仕込みをしていた大将が鮪の切れ端をくれた。母体の違いを分かりやすく説明してくれるのも嬉しかった)
食べ終えて
いやいや、品数も多ければこだわりも強く良かった。
お会計は1人24000円。ザックバランの計算になってしまうが、酒飲んだ人と飲まない人で均等に割ったらしい。酒飲みの私にとったら優位なお会計だったな(笑)
(飲まなかった方は1人17,000円くらいだったかな)
散々飲んでも30000円は行かないと思うな。そう考えるとコスパ抜群だよ。わざわざ行く価値ありのお店を発見したので、また近々行ってみようと思う!
鮨屋は行けば行く程ハマってしまい、リピートしたいのに出来ていないお店が増え過ぎている。一旦落ち着いて、好きな店だけ行こうとも考えたけど、まだまだ新規開拓はしていきたい!
とりあえず、「すし岩瀬」は一度行った方が良いでしょう!オススメでーす。
今回の会も人見知り全開で行ったが、鮨は楽しめたので大満足(笑)