超予約困難!コスパ抜群の隠れ家焼鳥店「鳥田中」(鐘ヶ淵)でコース料理を堪能する

焼鳥好きの間で話題になっているお店「鳥田中」ご存知だろうか?

墨田区の中でもマイナーな鐘ヶ淵駅にあり、駅近ならまだ良しとしたいが、駅から10分程歩いた住宅街の中にひっそりと佇んでいる。

昨今の予約困難店ブームに乗っかるような形にはなったが、とにかく予約が取れないと有名になってしまった。

予約日に電話掛けまくってでも行きたい理由は、コスパの良さ!都心から離れている分固定費が削減出来、食材に力を入れられる。

東京にあるが地方の魅力を存分に活かしているお店の一つだと思う。

予約方法やメニュー、堪能した料理など詳しく紹介していこうと思う。

「鳥田中」の予約方法

皆さんが気になるのは予約方法。

調べれば記載されていると思うが、月初めの最初の月曜日10時から電話予約を受け付けている。

翌々月分の予約が出来るので、4月に電話して予約を取れたら6月分という事。

電話すれば予約出来るのかー、っと思っている方甘過ぎます。何十回、何百回掛けても一向に繋がらない!「鳥しき」並に繋がらないんじゃないかな?

繋がれ、繋がれ、気合と思いを込めて掛けるもダメ。

時間経ってから掛けなおそうと思い昼頃電話してみると、

予約の受付は終了しました」のアナウンスが流れる。(チーン)

そんなやり取りを2回程やったので、諦めたのは言うまでもない。

誰かに頑張ってもらい予約取ってもらおうと色々な方にアウトプットし待っていた。すると、タイ旅行へ行く当日1名キャンセルが出た!との投稿を発見し、すかさず連絡するとOKとの事。

運が良かった。

ただ、皆さん予約は平等なので行ったから次の予約が取れるわけではない。毎月行っているような方でも携帯3台で電話している強者もいるそうだ。自分で予約を取りたい方は運にかけるしかないでしょう!

予約が取れなかった方、必見!!

お店の方に聞いてみると、当日でもタイミング次第では入れる事があるとの事。私が行った日も空席が4席あり、「こういう日は当日でも電話頂ければ入れますよ。」と。

なので今日焼鳥食べたいな〜と思ったあなた、「鳥田中」当日予約で入れちゃうかもしれないよ。電話するだけしてみよう!

「鳥田中」を堪能する

「丸好酒場本店」で食べ飲みして歩いて「鳥田中」へ向かった。グーグルマップを頼りに行くのだが、住宅街をひたすら歩く。

住宅街の中にある飲食店というのは「鳥田中」の事言うのでしょう。古民家を改装した外観は一見普通の一軒家にも見える。

着いた。

一見何の変哲も無い古民家風の飲食店だが、ここが話題の「鳥田中」。実家を改装してお店を始めたんは2年前。兄弟とお母さんで切り盛りしていて、お兄さんは京味出身で一品料理を担当し、弟さんが焼きを中心に提供してくれる。

丹波地鶏を丸で直送してもらってお店で捌くこだわりもあり、楽しみだ。

それではお邪魔してみよう。(ガラガラ)

 

L字型のカウンター10席。小部屋のテーブル席もあると書いてあるが、見当たらなかった。

(奥にあるのかな?)

料理メニュー。

基本はコース料理になっているが、コースの後に皆追加する事が多いらしい。

一品料理が充実し焼鳥の種類も豊富。焼鳥屋というよりは、鳥割烹料理屋と名乗った方が良さそうだな。

飲み放題は無いが、幹事さん曰く食べ飲みして8〜9千円くらいだと思う、と言っていた。コース料理が4千円、私でも予算内に収まるのかな?(笑)

幹事さんが遅れるという事で先に始めていよう。

乾杯はハイボール!

そぼろと湯葉のコンソメジュレ添え。

しっとりと滑らかな湯葉にちょど良い塩気のそぼろが絡みつき、コンソメの香りで包まれている。すりおろした本ワサビの風味も豊かで素晴らしい。

魚も出てくるのか(笑)

ニシンと茄子を煮ている一品料理。茄子は山科ナスという京野菜の一種で高級らしい。

物凄く水々しくてジューシーで甘い!茄子自体の甘みだけでも十分楽しめるが、程良い出汁の味も加わる事により、一層食材が良さが引き立つ。

枝豆と落花生。

季節を感じられる一品。

鱧(ハモ)の唐揚げ。

焼鳥屋で鱧が出てくるとは驚いた。お店で捌いて骨切りもしていて身がフワッフワで衣が香ばしく食感のコントラストが面白い!

銀杏もホクホクで最高だな。

(私はこの時点で焼鳥屋だと思い込んでいたので、いつになったら焼鳥が出てくるのか?と待っていた。シンプルに焼鳥だけをとことん食べられるお店だと思い込んでいた私がいけないのだが、そろそろ焼鳥プリーズ!!まだまだ一品料理は続く(笑))

刺身は天然真鯛とカワハギの身と肝。

鮨屋顔負けの鮮度と技術!

お椀仕立てで出してくれた丹波地鶏のすき焼き。

一口で食べられる贅沢なすき焼き、好きだな。

鶏スープで取った出汁を使った煮こごり。渡蟹も入っていて高級感溢れる一品。

湯引きしたハツとレバーの盛り合わせ。

ハツは脂が付いていてジューシー過ぎる!最近よく見かけるあわ醤油に付けて食べるんだけど、またこれが合うんだよね〜

湯引きしているからより旨味が閉じこもっている印象。臭みは一切無く新鮮なのが食べていて分かる。

胸肉の昆布〆!

低音で火入れしているので、胸肉独特のパサついた食感が無く、ハムのように柔らかい。目を瞑って食べたら白身魚の昆布〆と勘違いしてしまうかもしれない。

ささみの卵黄醤油和え。

日本酒が進むね〜

ちなみに日本酒ガンガン飲んでいます。

0次会のハイボールも何杯か飲み、ここでは日本酒に後半は芋焼酎ソーダ割りをガンガン飲んだ。案の定、帰りの記憶が曖昧になっていたが無事に帰宅してした(笑)

焼き担当の弟さんが焼き始める!

やっと焼鳥が食べられる。一品料理本当に多いので、焼鳥ガンガン食べる気持ちで行ってはダメだからね(笑)

焼と・・・りでは無く、タタキだったか(笑)

自家製の柚子胡椒が辛味が強く、丹波地鶏のタタキの身をギュッと引き締めてくれるスパイス!柚子胡椒だけでも日本酒が進むな。

フワッフワのつくねからスタート!

箸休めのお新香。

またまた日本酒!

酒飲みが集まっているので日本酒の空くペースが早い。

高坂和鶏の手羽先。

丹波地鶏の養鶏者と某店のお店がタッグを組んで作っている熟成鶏らしい。様々な焼鳥屋で鶏肉を食べる事が多いが、手羽先皮の香ばしさと身の弾力、感じた事のない楽しさが口内にあった。

一つの部位で鶏の食べ比べを楽しめるイベントやって欲しいな。勉強もしたいので、やってくれませんか?(笑)

とろとろレバー。

長芋。

焼鳥屋のおまかせで長芋が出てきたの初めてかな?

もも肉の付け根の部分、そり!

せぎも!

レバーとはまた違った香りや味が酒飲みのツボを刺激してくれる。

大好きなハツモトを追加で頂き、後は締めに突入!

〆は親子丼を始めそばが充実している。ご一緒した隣の方がそばを何品か食べたいというので皆でシェアするが、正直私は腹が苦しい。0次会してしまったのもあるが、一品料理が多かったので・・・。

アゴ出汁そば!(そばと言うか、ラーメンだね)

鶏ベースの出汁にアゴを追加しているのか?

そこらへんのラーメン屋より全然美味しい。むしろラーメン屋出しても成功するんではないのか?と、思わせてくれる程レベルが高い一杯だ!

もう一種類何のそばだったか忘れたけど、どちらもハイレベル!

一品料理より、焼鳥より、一番印象に残っているのはラーメンかもしれない。

ここまで旨いラーメン、焼鳥屋で食べられるとは思ってもいなかった。むしろ期待していなかったからなのか、物凄く旨過ぎて驚く。お腹に余裕を持って食べ進めるのが吉と出るでしょう!

ラーメン程のインパクトは残せないけど、親子丼も良い。炭火で焼いた地鶏を使っていて玉子と鶏肉のバランスが食べやすくご飯に染み込んだ割下も堪らない。

最後に塩プリンを頂きご馳走様。

ふぅ〜、お腹一杯で大満足〜。

食べ終えて

お会計、1人9,000円くらい。

これは安いな。コスパが良いと言われているのも分かるし予約困難になるのも納得出来た。

個人的には一品料理もう少し減らしても良い様な気もするが、ここは焼鳥屋ではないから良しとしよう!焼鳥割烹なので覚えておいてね。

数日後、ご一緒した知人がSNSに投稿していた。『今日当日予約で鳥田中行ってきましたー!』と。おー、本当に当日予約でも空いていれば行けるのか!いつかチャレンジしようと思う。

またタイミング合えば行ってみるが、予約は頑張らないと思うので誰か誘ってね〜

鳥田中

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